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<巻貝と海のお友達> 6月の活動 - No.2(6/27号)

 梅雨まっただ中でいい筈なのに、なんて爽やかな空気・・・夜の涼しさには
「秋か?!」と思ってしまうくらい・・・。
アジサイは長もちだからいい。夏までをつなぐ彩りの花。道端のフヨウも華やかで愛らしい。このフヨウの花が一番上まで咲くと梅雨明けってことらしい・・・。

 さて今回はカタツムリならぬ海の巻貝を描きます。幼児には造形的な面白さの貝をクレヨンと自分の絵の具で作っていく活動です。前に富津で拾ってきた<ツメタガイ>という直径 6cm くらいの巻貝を机の上に置いておくと、子どもはめざとく見つけ耳に当てます。ゴォォォォ〜『波の音がする!』やった事のない子も、恐る恐る当ててみると『ほんとだ!』って。それからみんなにはもっと小さい<ナガラミ>という(以前私が食べた)巻貝を渡して「海の中にいる このグルグル巻貝を大きく描いていきましょう!」ということで中心からグルグル描いていきます。小さかったらもっとグルグルの線を延ばして大きくします。
         ここまで!と決まったら、すてきに色で塗ってあげましょう!
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 下左の男の子はサザエが頭に残っているのか、両手使いで勢いよく模様が貝から飛び出します。今回は自分の絵の具の道具を使います。「海の色1色と白をパレットの大きなお部屋に一つずつ出しましょう!」「今度は筆に水を付けて、お父さん指とお母さん指でギュッとしぼって絵の具の上にたらすのを3回ずつやりましょう!」初めて使う子もいるので、ここは丁寧に! それぞれ1本の筆で水とよく混ぜたら、2色の絵の具を混ぜてみます。「さあ、貝の周りを塗って海の中にしてあげよう!」
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「今度は貝の中を塗るので、3色の色を選んで、また1色ずつ大きなお部屋に出しましょう!」今度は3本の筆で同じようにやります。塗り方は好きにやらせます。色を混ぜるも良し、手で塗るも良し・・・。海の中らしく泡を指先でペタペタ・・・!
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 鮮やかな貝が出来たところで、別紙にクレヨンで貝のお友達を作ります。切り取って輪っか状の土台に付けて、少し浮かせて画面の好きなところに貼付けて完成です。             色に加えて、カニの表情が雰囲気を作ります。
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 下左の泡は海の底から沸き上がってくる様・・・。右の子は沖縄の海だそうで、グリーンを使っています。サメとエイが泳いでいます。
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 自分の選んだ絵の具を塗ったり混ぜたり・・・
        これからは濁った色になる経験も沢山させてあげたいと思います。
 
 小学生は、海の中を立体的に作ります。まずは底になる材料切りから。大まかに線を引いておいたシナベニアを1人ずつジグゾーで切っていきますが、みんなで押さえ合ってとても協力的! 1年生も頑張りました!
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 つづく・・・
(私事ですが、6/27 夜中までかけて書いたこの後のブログの続き、最後の最後に東電の株主総会のニュースを見てからコメントを書こうと画面を替えたら、二度と戻れなくなってしまい・・・無念の日を2日過ごし、やっと再起致しました!(泣・笑) )
 
全員が切り終わったら、紙ヤスリでバリを削ります。次に後で針金を立ち上げるための穴を板の端の方に8個くらい開けておきます。ボール盤でこのくらいの穴あけは、もうみんなお手の物!穴が開いたら、海の中や底をイメージした絵を絵の具で描いていきます。
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 ツメタ貝の殻をそれぞれ2つずつあげ、ヤドカリのお話。みんなにはその貝を宿として、自分で考えた生き物を粘土で作ります。貝の図鑑を見たり、カタツムリや人魚などそれぞれ考えます。今回使う粘土は<カラーふわふわ粘土>なるものです。残った粘土で、海中に泳がせる生き物も作ります。
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 ねんどの生き物が出来たら、一辺をくるっと丸めた針金の先を板の穴に通し、板裏からガムテープで固定します。穴の数だけ針金を立てたら、先端を少し曲げてからバランスを考えて、粘土の生き物を差し込みます。粘土が足りなくなった分は、和紙に絵を描き、中に少しティッシュを詰め<どら焼き>状にしてホチキスでとめた生き物を追加します。下右の作品を見ると紙で作ったカメの方が目立っていますが、実際は粘土の立体の方が存在感があります。
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 下左のは、貝から花が咲いている様な新種の生き物!? 粘土が出来たら針金に固定する前に、底板にクズ貝殻でデコレーションするために、ボンドを出します。ボンドを出した上からドサッと貝殻をかぶせ軽く手で押して、新聞紙の上に戻すと、出したボンドの上にだけ貝殻がくっついているという訳です。
       最後にツメタ貝の生き物にもボンドを付けて、海底に固定して完成!
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 このふわふわ粘土、一気に作った子は上手くいっていますが、あれこれいじっていると、だんだん粘性がなくなってボロボロしてきて形になりにくくなるんです。諦めて紙だけで作る子も・・・。
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        複数つなげると、賑やかな海の中になりました。
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 限られた時間の中で、いろいろな作業工程がある中、集中しながら自分のイメージを展開させていくみんなの力は「すごいなぁ」と感心します。
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みんなユニークな作品が出来ました!
         ジオラマの様な造形は、3次元的感覚を刺激します・・・。

 
 下画像、最近のアトリエ周り・・・。 生き物2つに、植物3つ。

 1.2m 位のアオダイショウを見つけ、はしゃいで戯れていたら左手親指を噛まれ出血! 歯は硝子の様に鋭いんだとか・・・。毒がなくて良かったぁ。/ひょうきんな顔をしたナナフシの動きはカクカクしてロボットみたい。/もう出て来ないと諦めていたので、雑草の中にポツンと咲いた白の花菖蒲を見つけて感激!/今年はいつになくこの赤いアジサイが盛況です。/向かいの家の畑にはもうコスモスが!秋桜とは名ばかり。
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 下は 6/20 台風一過の翌日の夕焼け。
             あまりの美しさに言葉をなくした20分間・・・! 
 <自然現象> とは 人間がその結果を体験して、あれこれと「物思う」のであって・・・
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夕焼け ・・・ 虹・台風・地震 ・・・とか、オーロラ・地形 ・・・
                  星が丸い事 ・・・その位置 ・・・
そして、ものの存在 ・・・。
 よくよく考えれば、その因果は物理的自然(宇宙)の法則という事・・・なんだろうなぁ。
 地球というこの星の上で、ここ100年足らずで人間がやってきた事、これからやろうとしている事も、森羅万象 ・・・ すべては宇宙の摂理 ?! 
生き物は、<海>から生まれた。その現象への想いを胸に、自分が生を受けている意味を考えつつ ・・・ 生きていきたい  と思うのです。


 

by zoukeinomori | 2012-06-27 16:59 | 絵画&立体