「アトリエ 土のこども 造形の森」は月に2回ながらも、子ども達の造形パワーに支えられて、充実した活動を続けています。
今回は7/27、毎年恒例の夏休み企画、流しそうめん会を挟んでの造形活動です。
前日に裏山から竹を切っておいたので、朝から竹割りです。今まで手斧で割るのが大変で、しかも片方が使えなくなるのです。そこで今回、ノコギリで切ってみよう!と思い立ち、まてよ・・・それなら電ノコで切ればイイじゃん!!という事で、片方ずつ切ってモノの5.6分!節とって仕上げしても30分かからなかった!なんで今まで気が付かなかったんだろう?!
全長15mってところかなぁ・・・。セッティング完了!
本日の流しそうめん、衛生面を強調したせいか幼児クラス、前日から体調崩してのキャンセルが続出で、3分の1の参加となりました・・・。
まずはみんなの知ってる昆虫の名前を聞きます。「その中でも羽がキレイなのは?」『チョウチョー!』そこで図鑑の蝶を観せてから「今日は世界に一匹しか居ない自分の昆虫を作るよー!」
和紙に墨で形や線を描いてもらったら3人何となく似てる・・・。1人の子は導入前から墨やら絵の具やらやり始め、仕舞には破いて丸めてポイッって投げて楽しんでる様・・・。でも大丈夫!自分のやり方楽しんでるの分かってるから。
途中、撮影する間なく抜けていますが、まず数ある流木の中から昆虫のボディになるお気に入りを選びます。着彩したらドリルで一緒に穴を開け針金を通して足にします。昆虫の目・足・羽の数を確認!けっこうみんな知っているものです・・・!
目になる材料もドングリ・ギンナン・大豆・梱包材のプラスティックなどを接着。下写真中)幼虫状態!それからメタモルフォーッゼ!
はじめに色を塗った紙をそれぞれに羽の形に切って貼付けるとー?!まだ完成じゃありません。図鑑を観ながら足りないものを探します。『つのぉー!』そうなんだけど、これはみんな名前を知りませんでした。「触覚って言うんだよ!」で、細い針金の長さは自分で決めて、空けた穴に入れて、足を動かない様にグルーガンで固めてあげて、完成!
10:30から始まって12:00終了。その間にスタッフにそうめんを茹でてもらいました。人数が少ないので、ゆったり。でもぉー気温は既に33℃超え!でも井戸水の冷た〜い流しそうめんはこうでなきゃね!
しばらくしてから小学生&その家族が来て、大賑わいに・・・!約30名。そうめんが間に合わず皆さんご持参の間繋ぎの食材が面白い!<ミニトマト・ブドウ・枝豆・ジバニャンカマボコ・カニカマ・ゼリー・魚に型抜いたキューリ・漬け物・ブルーベリー・水ようかん>などなど。箸で取れないのは、もう手づかみで!
まぁ子ども達、よく食べる事・・・。男の子はみんなお腹がパンパン!
そうめん総量6kg 弱でした!
はい。お腹が一杯になった所で、午後の部小学クラス開始!
小学生は少し大きめの流木選びから。男の子は、カブトムシやクワガタのイメージが強くて、2〜3本を『組み合わせがいい!』と針金で合体! まずはボディに着彩。
後で羽の模様になる事を告げ、色で埋めて行きますが、まず、自分の名前を平仮名で書いて、字の端と端を自由に線で繋げていくと、思いもよらない模様(空間)が出来るのでした。
幼児同様、足やら羽やら付けた所で2時間経過。ここで一休みのスイカ割りだぁー!
生徒のお爺様が自然農法で育てたという、巨大スイカ!みんな目を丸くして喜んでいます!
みんな我先にとやりたがりましたが、年齢の小さい順に・・・。『もっと左!』『もっと前!』『そこ!そこー!』と、うるさいくらい。数人当たるもスイカは負けない・・・。
2巡目回ってもなかなか割れず、最後は小さい子に目を開けてバチーン!(下写真中)スイカの勝ちー! なぜかほとんどの女の子は恥ずかしかったのか、やりませんでした。
冷た〜くて、それはそれは美味しかったです! ありがとうございましたー!
気を取り直して、仕上げです。たまたま桑の木にいた大きなカミキリムシもヒントになって、それぞれに長さを考えて触覚を付けます。 小学生は1年生もほとんどがグルーガンを使えるので、頼もしい限りです。
流木の力はスゴイなぁ・・・みんな今にも動き出しそうな、ステキな昆虫が出来ました!
今回使った竹は、今年生えた若竹で水分が多かったので、2日経ったら乾燥して丸まってしまい使えなくなってしまいました・・・。竹の香りが冷たいそうめんの味を引き立たせてくれます。もう少し夕暮れになると、ヒグラシのもの淋しい鳴き声が加わって「風流」とか「侘び」「寂び」の雰囲気に・・・でも今年は夕暮れ時も、暑くてぇ・・・!
どうぞ皆様、ご自愛下さいませ。
# by zoukeinomori | 2015-07-30 14:18 | special