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「紅葉の葉を使って」11月の活動ーⅡ (12/29号)

 年の瀬です! 落葉樹の木々はすっかり細かい梢まではっきりして、夕暮れ時にはシルエットが神経の様に浮き出て見えるようになりました。 今日29日は日中けっこう暖かく、外回りの窓拭きをやっと済ませました! 毎年の事ですが、12月は何だかんだと忙しくて、時間が1日48時間あるか、もう1人の自分が居てくれるか、なんて夢想しています・・・。

 そんなわけで、ブログも滞りがち。今回は紅葉のきれいな11月の中旬の活動です。
教室の窓から外の風景を見ると色とりどりの葉っぱの色がとてもきれい!「今日は森に棲む動物に変身して、きれぇーな宝の葉っぱを集めにいこう! みんなは何に変身する?先生は・・・じゃタヌキね!」(笑!)小さな画用紙にクレヨンで変身する動物を描いたらみんなで『へんしん!』「お宝葉っぱをゲットしに行くぞー!」 カキとモミジが紅くてきれい!
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「森って言うとね、そこには美しい泉があったりするんだよ・・・みんなは<正直モノの木こり>のおはなし知ってるかなぁ?!」・・・とお話の始まり始まり! お話しに聴きいった後、自分のスケッチブックに泉をつくる事に・・・。大きな円い泉を描いたら周りをクレヨンで塗っておきます。そして自分の思う泉の色3色を円の中に3カ所に出します。その絵の具の上から私が
「泉クリームをあげよう!」と木工ボンドを加えます。更に筆に含ませた水を2回ずつたらしたら、指先でグルグル混ぜながら泉の水にしていきます。「泉クリーム、よく混ぜてね!」
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出来た美しい泉の上に、集めて来たきれいな葉っぱを浮かべて(貼り付けて)みます。
                出来たらさっき描いた変身した動物の絵を切り取ります。
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「これから寒〜い冬が来ると、泉はどうなる?!」『氷が張っちゃう?!』「その通り!」そこでみんなの泉の上にも氷を張ります!と、 ラップを被せたら一回プレス!浮いていた葉っぱもぴったり接着。泉の淵に切り取った動物を貼り付けたら、冷たい氷の上からポスカでデコレーションや動物の台詞を書きます。
下右のはオスの幼虫がメスの幼虫に『すみません けっこん してください』なんて愛の告白が書いてあります。何てロマンチックなシチュエーション!
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          みんなとってもステキな森の泉が出来上がりました!
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 小学生も森の動物に変身して、お宝葉っぱを集めに行きます。クヌギ・モクレン・ヤマクワ・サクラ・ケヤキ・ハナミズキ・・・そんな中ひときわ真っ赤な葉っぱが! 気が付かず知らないうちに成長しているハゼノキ。ウルシ同様負ける人はかぶれてしまいます。知らないと、きれいなのでつい触ってしまいます。それだけ注意して、カラフルなお宝が集まりました!
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 教室に戻ったら絵の具の道具を用意して、集めて来た葉っぱにある色の絵の具をパレットに全部出します。そして画用紙にその色全部を使いながら自由に画面を埋めていきます。(平面構成)
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次に集めて来た葉っぱをなるべく無駄なくハサミで四角形に切っておきます。実はこれをパーツに組み立てて<木>を作っていくのです。切ったら一度組み立ての練習。では、いよいよ葉のパーツを組み立てますが、画用紙に秋の空の色の絵の具3色を出し、幼児の泉の時同様、木工ボンドを加えます。そして指先で延ばしていきます。
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 ボンド混じりの絵の具が乾かない内に、葉のパーツを組み立てて、木にしていきます。自然の色はやはり美しい。木が出来たら、初めに葉の色をモチーフに平面構成した絵の裏に鉛筆で葉の形を描きます。形は自分で考えます。紙を折って重ねて切ると一度に数枚同じ形が出来る事も伝えておきます。
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      空間作りの制作なので、作った葉をどこに貼るかはその人のセンス。
               きれいなムラサキシキブの実も・・・。
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 最後に自分が変身した動物を別紙に描き、切り取って配置させて完成です。動物をどこに置くかで画面の感じが微妙に変わるので、いろいろ考えて決めていました。まるで、絵本の1ページ!
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バックの絵の具の指の跡と、デザイン的な葉っぱと、自然の葉の葉脈の感じと動物キャラと・・・それぞれがマッチして、どの作品もとてもユニークな仕上がりになっています。
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               紅葉の葉でたくさん遊ぶ事が出来ました!

     下画像は12月の中頃、まだまだ紅葉が美しく、澄んだ青空に輝いていた頃。
 
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                そして、枝だけが残った・・・。
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    でももう、梅やモクレンのつぼみは、だいぶ大きく膨らんで来ている・・・!
     今年は何故か、いつになく時の経つのが今までで一番早く感じられた年でした。
     世の中、様々な変化がみられる時・・・
    己の信念を持って、誠実に、前向きに、ふつうにガンバっていきたいと思います。
               
               今年も有り難うございました。
              みなさ様も、どうぞ良いお年をお迎え下さい。

      
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by zoukeinomori | 2012-12-29 18:26 | 絵画 | Comments(0)

<サツマ芋の長いつるごと描く&海の中の物語ー浮沈子を作る> 11月の活動 - Ⅰ(12/14号)

 師走も早、半ば。今年も後半月となってしまいました。毎朝、金魚の居るバケツの氷が厚みを増している様です。それともう明日は衆議院選挙!こんな人気のない所にまで、宣伝カーからの騒音が響きます。

 だいぶ間が空きました。今回は11月の初めの活動で、幼児は畑のサツマ芋抜きから・・・今回のお芋は苗も良くなかったのと、畑も貧土だったので、収穫は思った通り少なく小さい! それでも掘りたての芋を洗うと本当にきれいな赤紫色が見られます!葉っぱ付きのツルごと教室に持って来て、みんなのスケッチブックをつなげて大画面に描こうと思っていたら、今日は何と一人だけになってしまったので、急きょお母さんと私も加わり、大きな画面にして一人ずつ順番に長〜いツルを好きな色で描いていきました。
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 ツルが画面にいっぱい描けたら、別紙にきれいな赤紫のお芋を見てクレヨンで描きます。青と赤をゴシゴシ混ぜるといい色になりました。それをハサミで切ったら自分の画用紙の中に配置させて貼り付けます。
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続いて葉っぱ作り。紙で型を切り抜いてローラーでステンシルの様にして描きます。サツマ芋の葉っぱは♡の様な形をしていますが、形や大きさは自分で考えてやる事に・・。1枚2枚とやっていくと、足りないとところが見えてきます。お母さんもけっこう楽しんでくれている様子・・・。
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 3人分の根とツルと葉っぱとお芋がつながって、おもしろい絵が出来ました。
         子どものだけ見ても、広がりのある面白い空間のある絵になっています。
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 小学生の活動は<浮沈子>を利用して・・・「浮沈子」って実は私も最近知ったのですが、あまりの面白さに、どう造形と結びつけようか考えて、今回の「海の中の物語」というテーマにして作る事にました。
 本当は500mℓのペットボトルでやるのが適した大きさであると思いますが、あえて1.5ℓ 以上のペットボトルにしました。しかも丸い形のボトルである事が重要なんです。まずみんなの目の前でボトルの下から糸を引っ張る様な仕草をしてみせると、中の魚が上から下に引っ張られる様に沈むんです。みんなの目はまん丸に・・・!やる気満々のみんなも制作開始。ボトルの面積の3/4(正面を除いて)にビニール専用絵の具で海の中を想像して模様を描きます。
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 次に薄緑の画用紙に、それぞれ海の中の絵を描きます。
       クレヨンでか描いたら、青系の絵の具で上から塗って水中のイメージにします。
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 さて、いよいよ浮沈子作り! これによく使われるのが、この魚の形の弁当用しょう油差し!ネット通販でも買えますが、大きなホームセンターでゲット!(ずっと安い)あと角モノしょう油差しも用意。それと重りとして付けるナット・・・つまりこれを沈子と言います! 
       まず1人魚3匹、それぞれマジックで思いのままの魚にしてあげます。
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 そうそう、下の写真に写っていますが、本物の金魚に登場してもらい、初めの導入に一役買ってもらったのでした! さて、次の作業が重要なんです!水をスポイトの様に吸ったり出したりしながら、浮かべて丁度シッポが出るくらいに重さを調整します。
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 ペットボトルに水を満タンに入れ、魚たちを投入。キャップを締め準備完了! 両手でボトルの腹をギュ〜ッと押すと、ヒュ〜ンと魚が沈んで、手を離すとスーッと浮いて来たら成功です!魚の中の水加減が悪いと、沈まなかったり沈んだままだったりしてしまいます。その時は1度出してまた水加減を調節します。上手くいったら、後ろに 描いた海の中の絵を屏風の様に置いて雰囲気を作ります。
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 魚の他に角モノのしょう油差しに足を付けてイカやタコを作ったり、おかず分けに使うビニールの草に針金で重しを付けて底に沈めたりで賑やかな海の中を作ります。
             写真はみんな沈んでいる途中のものです。
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 これ実はかなり力が必要なんです。でも中にはスッと軽い力で沈むのもあるんです。
             下写真の女の子、口は笑っていても、かなりの力で押しています。
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 結局、なぜ魚が沈んでまた浮かぶのか・・・? ギュッと押さえる事で外に出ようとする水が、魚の中に少しだけ入り込んで重くなり沈むのです。 写真はフラッシュを使った方がきれいに撮れる事を後で知りました。水がレンズの役割をして、バックの絵がおもしろい効果を生み出します。 
  お家で知らない人にやる時は、力を入れているのが なるべく分からない様に笑顔でね!
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 下は11/30 早朝、満月の翌日。 
       手を離したら、何だかヒュ〜ッと浮かんでしまいそうな気がするー!
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   12月になってからは、なんとも寒々しい光景の朝だけど、
         粉を吹いた様な霜の白と、氷のキラキラが、
                  秋とは違う音を感じさせるんだなぁ・・・。
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by zoukeinomori | 2012-12-15 00:13 | 絵画&立体 | Comments(0)

<紙版画ー海の中のオモシロ魚> 10月の活動 -Ⅲ (12/1 号)

 今日から師走です!ここのところアレコレ忙しく、ブログが滞ってしまいました。ついこの間電飾クリスマスツリーを片付けたと思ったら、もうクリスマスです・・・! 今月のアトリエは、またクリスマス関連での造形の予定ですが、今回はまだ紅葉前の10月の終わりの活動です。

 だいぶ前にも2回に分けてやった活動ですが、今回は1回で完結・・・
「秋になると、脂がのって美味しくなるお魚がいるんだけど、知ってるひとー?!」幼児でもしっかり分かっているんですね! そう<サンマ>です!そこからみんなに、知っているお魚の名前を挙げてもらいます。次に<お魚に付いているもの>を黒板でみんなに描き入れてもらい、目や口、ヒレなどの確認をします。「今日はみんなに自分のお魚を作ってもらいます!まずは海の中を作ろう!」という事で、画用紙に刷毛で水をたっぷり塗った上から、青系の絵の具をポタポタたらして滲ませていきます。海が出来たら魚作りですが、別画用紙に縦横に数本の線を自由に描き、その線をハサミで切り分けていきます。
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 切り取ったピースを重ねたりつなげたりしながら、面白い魚の形を作っていきます。『よーし!これでOK ! 』となったら、作ったイメージを大事に1枚ずつホチキスでつなげて形を作っていきます。出来たら、何色の魚にするか考えて、絵の具を塗って別紙に版画します。
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 刷った魚の形をハサミで切り取り、目をクレヨンで描きます。目の位置をどこにするかで、表情が変わるのがまた面白い・・・。使った版の方にも目を描き、出来た2匹の魚を描いた海の中のどこに置くかを考えます。同じ形の魚でも、目の位置や上下を変えたりすると、別ものになるのがまた面白い・・・。
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    2匹が配置されると、お話ししている様で、物語的になり想像力が膨らみます。
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 下画像の右下の魚は、版画を切り取った余りの紙で作った2匹!作る意欲は止みません・・・!
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 小学生も同じテーマですが、画面の大きさが倍になります。切り取るピース数も多いので、作る魚も2匹、又は大きい魚1匹にしました。
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 版画も一版多色刷りにし、試し刷りを実演した後に、全部自分でやってもらいました。
          下画像は1年生ですがとても上手にできています。
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 色がつくとまた、思いがけない面白さが出てきたりしますが、更にサインペンやクレヨンで、
目やヒレだけでなく、ウロコや模様なども描き加えていきます。
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       版画と版の魚に模様などを施したら、海の中への配置を考えます。
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 魚を貼り付けて、海の中の空間を想像しながら、まだ何か描きたい人は好きなものを描き足していきます。              下のウミヘビの様な魚、微妙な違いが面白い・・・。
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   貼り付けてからは、もう絵作りです。1つ描いたら、次に描くものが生まれてきます。
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 色々なストーリーが展開していきます。下右の作品は、版画で魚とイカとクラゲを作りました。
                   それを重ねて貼っているので、奥行きが感じられます。
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                水族館に来た様な気も・・・?!
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       <紙版画>という技法を使って、たくさんの空間構成を遊びました!

 ちまたではだいぶ紅葉も深まり、自然の織りなす様々な色彩が心を高揚させてくれる気がします。               庭のモミジ・・・下の方はまだ緑なのが、かえってきれいな
                       グラデーションになっているんです・・。
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 11月の終わり、もうかなりキツい霜が降りました。下左は木の橋の画像。白い点は霜がキラキラ光ってきれいだったのです。中央はシロツメクサ。こうして1年の終わりを迎える風景が見られる中、その昼にお腹のぺちゃんこになったカマキリと目が合ってしまいました・・・。
                                よくぞ今日まで・・・!
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by zoukeinomori | 2012-12-01 12:31 | 絵画 | Comments(0)