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<壺とセイタカアワダチ草> 10月の活動 ーⅡ (11/17号)

 庭の木々もだいぶ色づいてきました。早朝には車のフロントガラスが霜で、お湯をかけて溶かして出発!という季節になりました。ここの地名は高田町と言うくらいで、千葉でも高地なので、寒さが厳しいのです! アトリエの南の空き地はセイタカアワダチ草で真っ黄色でしたが、だいぶ色あせて種の季節に入ります・・・。

 今回はそのセイタカアワダチ草全盛期の頃の活動です。まずは机の真ん中に大きな壺を置いておきます。子どもには見慣れぬその壺の口から中に向けて大声で私が叫びます。「おぉ〜いぃ!だぁれかぁ いるかぁ〜!?!」すると遠くから聴こえる様に壺の中から響いてきます。 覗き込んで
「あれ?!底が見えないぞ〜?」と右手を突っ込んだその瞬間、ググッと壺底から引っ張られる
<演技>!子ども達の表情が暗転!力を振り絞って腕を抜くと、うっそだ〜!と思いつつも半信半疑な子どもたち。恐る恐る壺の中を覗いてから、叫んでみたり・・・男の子は手を入れて『水じゃん!』と平常心!さすが! 大きな壺の奥行きが分かったところで、色画用紙にクレヨンで大きく壺の形を描き、好きな色の絵の具を2色たらしたら、筆で中を塗っていきます。うっすらとある壺の模様の様に、厚塗りにした自分の壺にも筆の尻で模様を描きます。
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「これからこの壺にお花を生けるので・・・」と水を注ぎます。ボトン・ボトンと太く音が響きます。ここで<花>の登場!みんなは花の名前は知りません。「このお花、首の長い黄色い動物に似てない?」『きりん?!』「そう!だから<キリンソウ>っていう言い方もあるんだけど、本当は<セイタカアワダチソウ>って言うんだよ。ハイ、じゃみんなで・・・!」
『せいたかあわだちそー!』1人3本ずつくらい生けていくことにしました。なかなかのセンス!
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 壺を描いたときは画用紙1枚の大きさでしたが、あらかじめ縦に繋げておいたもう1枚を出し、クレヨンでセイタカアワダチ草の茎を壺の口からぐんぐん描きます。生けたセイタカアワダチ草は下から見ると覆いかぶさる様に巨大に見えます。次に絵の具で葉っぱを描いていきます。
         葉っぱが出来たら、自分で花の色をパレットに作って花を咲かせていきます。
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 葉っぱの描き方も、花の描き方も、それぞれが感じたそのままがリアルに現されています。
 最後にアクリル絵の具で塗った壺の上に薄いホワイトを被せます。すると描いた模様が際立って立体感が出てきます。
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 「この花の名前、なんだっけ?」『きりんそー!』「もう1つは?」『え〜と・・・?』
「セイタカアワダチソウ! じゃみんなでぇ・・・!」
    『せいたかあわだちそー!』 を何度か繰り返して、みんな覚えて帰りました・・・!
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 小学生もだいたい同じ様な導入で、壺と触れ合います。なかなかみんな、ノリがいい!
色画用紙は幼児の倍、四つ切りを縦に2枚つなげて、1枚分を折り返しておきます。
 この色!と思う3色を描いた壺の形の中にたらし、塗っていきます。
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      ほぼ実物大の壺は、みんな重量感があって、感じを良く捉えています。
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 また新たに<セイタカアワダチ草>の登場です。小学生は名前を知っている子もいました。みんなで賑々しく生け花タイム! アクセントにムラサキシキブも加えてみました。
                 巨大な生け花が出来たら、後はもうそれぞれにお任せです。
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 じっくり観て、感じたままに筆を走らせていきます。パレットでいろいろ混色も試みます。
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   小さい花がたくさん集まって出来ている感じをそれぞれが工夫して表現しています。
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 ムラサキシキブが黄色をより一層 引き立てている感じがします。壺の感じも、それぞれ良い感じに花とマッチしていますね。 もっと大きな画面でやらせてあげられたら、空間意識もまた展開したことでしょう・・・反省。
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 アトリエの庭、秋が深まる中、ぽつりと咲いていた <カイドウ> 。
                          間違えて咲いてくれたんだね・・・。
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 今年は例年以上に、異常に高く伸びた<皇帝ダリア>。毎年花をつける頃、霜でやられて咲かないうちに、しおれてしまう・・・。学習しろよ!と言いたくなるが、この花、何故花の時期が今頃なのだろう? どんな良いことがあるのかなぁ・・・と、考えてしまうのです・・・。
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                嗚呼 彩りの季節・・・  。














 
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by zoukeinomori | 2012-11-17 09:01 | 絵画 | Comments(0)

<ペットボトルでトンボ> 10月の活動ーⅠ(11/6号)

 今日は久しぶりに大雨が降り、アトリエの庭が池の様になりました。でもわりと暖かで、明日が<立冬>だなんて!というわけで、とうとう<こたつ>を出しました。夕飯食べ終わってこたつに入ると、気持ち良くなってつい仮眠・・・が怖い。

 半月ほど前の10月の中頃までセミが鳴いたなんて、もう夕暮れ時は冬の匂いがします。トンボもまだわずかに飛んでいますが、今回は10月のはじめ、まだ田んぼに行くとトンボが飛び交っていた頃の活動です。
 今回は小学生から。アトリエの庭に当日トンボがいなかったら困ると思って、前の日にたんぼで捕まえておいたヤツは、可哀想な事にみんな死んでしまいました。やはり、これからトンボを作るのなら、生きて動いているものを触らせてあげたいですよね。 いました!網で2匹くらい捕ったかな?!みんなで観察の後、まずシッポになるところを<自分トンボ>と思って自由に着彩します。材料は黒竹。
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 次にボディを作るのに、500ml 以下のペットボトルを使います。カッターで半分くらいに分けたら、まずキャップ口の方を油性マジックでステンドグラスをイメージしてに塗っていきます。もう片方の方から塗り出した子もいましたが、これも後で使うので大丈夫!
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 続いて羽作り。トンボの羽をよく観ると細かい迷路の様・・・。形は本物に近く、でも模様は自分で考えて、4枚!クリアファイルに大きく前と後ろの羽の形を1枚ずつ描き、模様を塗っていきます。出来たら裏返すと、透明ファイルなので透き通って見えるので、同じ形に写します。模様は変えてもOK! 描けたらハサミで切り取ります。
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 いよいよ作ったパーツを組み立てていきます。しっぽをボディの中に少し突っ込み、画像左の様に背中側から6mm の穴を2つ縦に空けます。40cm 程のアルミの針金4本を1:3にL字状にし、1の方が足に、3の方が羽の骨になる様に、1つの穴に2本ずつ入れます。これではまだ足が4本なので、25cm くらいの針金を前後の穴に合わせてコの字に折り曲げ、6本足になる様に差し込みます。
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トンボのお腹の方を上に向け、アルミの骨に羽を接着します。グルーガンで付ける子もいれば、
セロテープだけでやる子も・・・。羽が付いたら、足を広げて本物らしく・・・!
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 最後に目を作ります。トンボの目を良ーくみると、深〜い所へ吸い込まれそうな・・・宝石の様に美しい。みんなには、適当な大きさに新聞紙を丸めて、上から好きな色のセロハン紙で覆い、更にラップで包んで作ってもらいました。その目をつける前に、余りのペットボトルに模様を描いたものに切り込みを入れ、少し角度をつけてボディと合体させておきます。ペットボトルのキャップ2つを目になる位置に付け、そこに作った目の玉を貼付けます。接着はグルーガンで・・・。
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 自分トンボの完成! 足がアルミなので自在に曲がり、肩に留める事も・・・!
                  材料それぞれの質感がいい感じに活きています。
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    背中からヒモでたらすと、ついついフワ〜ッと飛ばしたくなってしまう程です!
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 幼児はペットボトル無しのもう少し簡単なやり方です。まずはやはりトンボ捕りから!1匹 get !
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教室に戻ってカラダづくり。これはケヤキの枝です。重ね塗りできれいな模様!次は観察しながら羽づくり。A4 クリアファイルを1枚にして半分に折り、前と後ろの羽を1枚ずつ描いたら、裏返して形をなぞります。広げて、描けた4枚の羽に好きな模様や絵を描きます。
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 羽をハサミで切り取ったら、続いて目の玉づくり。「トンボのメガネはミズイロメガネ・・・♪」を歌ってからお目々を観察!小学生同様、丸めた新聞紙にセロハン紙を被せて透明感んのある感じにしてからラップで包みます。               金色メガネと青色メガネ・・・!
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 いよいよパーツを組み合わせます。カラダの羽の根元になる所にドリルで2つ穴を空けたら、小学生同様針金を差し込み、足と羽の骨にします。作った羽をグルーガンで接着!最後にペットボトルキャップに目を付けたものを貼付けてカラフル<自分トンボ>完成! そしてこのトンボを飛ばせる空も作っちゃいます。
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 あーおいお空にギラギラ太陽 でこのお目々! 厚段ボールの空に針金の足を差し入れて固定しましたが、本人は手に持ってオモチャの飛行機みたいに飛ばせたく・・・外して持ち帰りました。
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 田んぼで捕まえたトンボ。 ウチの娘はトンボ素手どり名人!
          ノシメトンボと赤トンボ・・・よく観るとそれぞれに表情があるんです。
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 この辺の空き地はセイタカアワダチソウで真っ黄色。一見きれいだけど、浸食植物で困ったものの1つです。(人間のわがままですが)
 この時期よく見かける昆虫・・・カマキリ。交尾の後そのオスを食べ、最後の力を振り絞って卵を産みつけて死ぬ。セイタカアワダチソウが枯れて茶色い茎だけになると、あちこちにカマキリの卵嚢(らんのう)が、静かに春が来るのを待っているのを毎年見ることが出来る。
  
  生きることは 食べること 
    食べ続けることは 生き続いていく ということ
       カマキリにかぎって 死骸に出遭うと、なぜか胸が 締め付けられる・・・。
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by zoukeinomori | 2012-11-06 18:16 | 立体 | Comments(0)