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<シャボン玉で遊んで> 9月の活動−Ⅱ (9/30)

 本日、9/30は仲秋の名月だというのに大型台風17号の列島縦断で関東では拝めそうもありませんね。こういう時こそ想像力で雲の上の美しい満月を感じましょう!そう、金子みすゞの詩の様に・・・「みえないものでもあるんだよ・・・」と。
 
 さて、今回の活動も空に浮かぶ まぁるいもの・・・今までも何度かやっていますが、その都度みんな大喜び <シャボン玉> で遊んでの活動です。
 シャボン玉のお話をしてから、自分の画用紙に「少し秋になった風を吹かせよう!」という事で、色鉛筆で定規を使って直線引きに挑戦! やり方が分かれば、みんなすぐに上手!
 風が描けたら外に出て、シャボン玉を作りましょう!
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 シャボン玉を作る道具は、モールを丸めて竹枝の先にくくり付けたものを作りました。液を付けたら口で吹いても、腕を動かすだけでも10cmくらいの玉がいくつも出来ます。ちなみにシャボン液は<洗剤(界面活性剤40%以上が良い):洗濯ノリ:水=1:5:8>で作っています。みんなが夢中でシャボン玉を作ると、虹色の玉の中に天使が遊んでいる様な気がしてきます・・・。
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 きりがないので、終わりにしてもらって、こんどは絵でシャボン玉を作ります。水性サインペンを使ってキッチンペーパーに3〜5個のシャボンのマルを描いてもらいます。マルを描く時はきちんと閉じられたマルになる様にします。描けたらハサミでマルを切り取ります。つぎは風の絵に切ったマルを1つ置いて、上から絵の具のいろいろな色を優しくにじませていきます。
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 1つのマルが色で一杯になったら、剥がします。するとそこには、塗った絵の具と同じ色のマルが・・・シャボン玉1つ出来上がり!剥がしたマルを違う所に置いたら、こんどは上から水の筆でトントンします。そっと剥がすと、またシャボン玉が出来ました!これを何度か繰り返し、色が薄くなったら基のマルも画面に置いて、上からボンド水を塗って1つ目終了。残りの切ったマルも同じ様に色をつけながら、画面をシャボン玉だらけにしていきます。
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        さっき遊んだ時みたいに、たくさんのシャボン玉が出来ました!
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    今回は<シャボン玉>をモチーフにした<色遊びの活動>という事になります。
         初めに引いた線が、マルとのコントラストになっています。
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 小学生は四つ切りの色画用紙を使います。まずは風を吹かせる事から・・・。新聞紙にこすり付けたクレヨンをティッシュペーパーでこするとティッシュに色がつきます。画用紙の下に麻ひもを置いて、このティッシュでこすると、その色のヒモ模様が浮き出てきます。(こすり出し=フロッタージュ)これをいくつか作った後に幼児同様、定規で直線を構成します。
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 さあ!外に出て、シャボン玉を作って遊びましょう!さすがに小学生は動きがいろいろです!
 自分を中心にくるくる回ると、自分の周りがシャボン玉だらけになったり・・・。
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 道具も、大きな玉が出来るのをやらせてあげます。そうこうしているうちにシャボン液が少なくなり、道具でやりにくくなってきたせいか、手に直接付けてやり始めました!これがまたお上手!
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 手でやり出したら、またいろいろな遊びが出来る事を発見!
                   浮かんでいる大きな玉をキャッチする事だって・・・!
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 シャボン液を全部使い果たして、ようやく終了。何だかんだで外は夕暮れ、40分も遊んでしまいました!その余韻を保ちつつ、画面の上に自分のシャボン玉の世界を現していきましょう!
 やり方は幼児と同じです。でも、バランスを考えながら、切り取ったマルは全部使いながら構成していきます。
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   画面から外に出て行く様に、半分だけのを作ってみたり、玉を重ねてみたり・・・。
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 最後は遊んでいる自分たちを登場させたり、キラキラのイメージでスパンコールを貼ってみたり、出来る子はもう一工夫!
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 みんな玉の1つ1つを丁寧にバランスよく現しているので、浮遊感がよく表現出来ています。
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 上右の写真・・・ <虚>と<実> の面白い写真。
   その瞬間<実>であるものも、次の時間にはもう無くなっていたりするんだなぁ・・・。

              儚い・・・って、なんてポエジーな 日本語・・・。
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by zoukeinomori | 2012-09-30 11:52 | 絵画 | Comments(0)

<トウモロコシをつくる> 9月の活動 − Ⅰ (9/18号)

 太平洋高気圧が居座っていて、日中はまだ30℃ごえの日が続きます。でももうすぐ彼岸の入り!かつてのブログには、ほとんど「暑さ寒さも彼岸まで。とはよく言ったもので・・・」と書いていた様に思います。もう少しの残暑をなごり惜しみましょう。 今また豪雨!さっきまで晴れてたのに・・・。スコールの様です。

 こちら千葉のスーパーに買い物に行くと、、サツマイモや落花生が安い値段で並び始め、夏盛況だったトウモロコシが見当たらなくなって来ました。今年の夏はたくさん食べました。で、皮をむくだびに中から出てくる白っぽい粒々が愛らしくてたまりませんでした。あれはきっと、皮を何枚も剥いた末に出てくるからじゃぁないかと・・・。そんな構造のオモシロさを感じながら、今回はトウモロコシをつくります。
 まだまだ残暑厳しい9月の初め、外には青い空、白い雲、クーラーのないアトリエはムシムシです。まずはローラーで夏の空をつくります。青と水色でやったら白で雲を描いてみます。次に、その空から楽しい音楽が聴こえてきそうな雰囲気づくり・・・○や□や△の木片を使って、いろいろな色でスタンプしていきます。
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 次はいよいよトウモロコシをつくります。このトウモロコシ、以前メキシコに行った時に友人の実家で穫れたもので、かちかちの粒一つ一つが琥珀の様な輝きを放っているんです。みんなで触ってみてから、トウモロコシをスタンプで作ってもらいます。スタンプはペットボトルのキャップに丸く切ったフェルトをホチキスで付けたものなんです。絵の具はレモン色・黄色・山吹色の3種類を用意します。ペッタンペッタンやっているうちに画用紙全部がトウモロコシになってしまう子も・・・。
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 スタンプしたトウモロコシの絵に輪郭を描いてからハサミで切り取ります。そうしたら、鉛筆やクレヨンでひとつぶひとつぶを描いていきます。  美味そう!食べたくなっちゃうよねぇ〜!
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 作ったトウモロコシを空の絵に貼付けたら、さあ、ここで本物のトウモロコシの登場!1人1本ずつ皮をむいていきます。何枚あるんだろうね?!ワクワク・・・毛もはえてるねー! たまらずかじり出す子も!『おいしー!』しばらくして「もうそのくらいにしときなさい!」とお母さん!
 じゃぁ、みんなのトウモロコシにもお洋服を着させてあげよう!
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 黄緑・緑・白の絵の具を用意し、混ぜてもいいから、と感じた様に描いてもらいます。毛はクレヨンで描いてあるんです。どの子も迷いのない筆遣い。それぞれ自分の<トウモロコシ>が出来ました。
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 夏の青空はほとんど見えなくなってしまいましたが、
           暑い中、<夏>を感じながら作ったトウモロコシでした!
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 小学生、今日は何と二人だけ! のんびり落ち着いてやりましょう! 
    F6画用紙2枚分の大きさに幼児同様<空>をローラーで作り、色のスタンプ遊び。
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 次にメキシコ産トウモロコシを見て、切ったフェルトをボンドで貼ってMyトウモロコシづくり。
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 これを空の絵に貼付けたら、本物のトウモロコシを手に持って、皮むき開始!中から美味そうな実が出てきたねぇ!作ったトウモロコシがより美味しそうに見える様に、皮を作って上からかぶせていきます。微妙に違う色も絵の具で・・・。毛は麻ひもで一工夫・・・グルーガンで速着!
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 皮は折って裏返す事でリアルになりました。ジャンボなスウィートコーンが2本で来ました!
         アルファベットのバックもなかなかいい味出しています。
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 トウモロコシ、皆さんには1本ずつお持ち帰り頂きました。テレビでやっていた茹で方をお教えしましたが、やってみた方はいらっしゃるでしょうか?! 
<トウモロコシは水を入れた鍋にそのまま入れ火にかけます。ここで大事なのは水に塩は入れません! 沸騰してから更に4分、火を落として茹でます。この間に、別鍋に5%の食塩水をつくっておきます。4分茹でたトウモロコシをすぐにこの食塩水に入れて冷やします。(初めから塩を入れて茹でると、水分も出てしまうため、冷めると同時にシワシワになるのです。)冷めてもいつまでもプリプリで甘い茹でモロコシ!>
 うちは更に醤油をたらして魚コンロであぶって焦がしてから食べます。絶品なり!
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    田んぼ道 散歩  〜 秋はもうすぐそこ 〜

  甘く良い香りを漂わす クズの花 満開。 道端にはコナラのドングリの赤ちゃん・・・。
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 稲刈りのあとの風は秋のにおい・・・。
               でもまだ空には夏の雲・・・。
                           アカネトンボの飛び交う季節・・・。
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 あぁ、世の中が平和であります様に・・・
  1931年の柳条湖事件から81年目の今日、地球で起きている様々な憂鬱を思うと                
      今こそ、ジョン・レノンの 「Imagine」を人間同士で合唱すべき時・・・と。
 
   
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by zoukeinomori | 2012-09-18 16:37 | 絵画 | Comments(0)

<夏の壁かざり> 8月の活動 ー そのⅡ (9/6号)

 9月になり日中はまだまだ暑いですが、夜には虫の音が響き、秋の空気が漂い始めました。やっと雨が降ったものの、激しいゲリラ豪雨の様で、心がざわめきます。3日にこの近くであった落雷、私が見たものの中では最大級のものでした!これから来る 秋や冬を連想させる<晩夏>の雰囲気は、何やら淋しい感じがします。

 さて今回は、夏休みの終わりに涼しげな壁飾りを作ります。まずはみんなに、夏休みの楽しかった思い出を聞いてみます。・・・海に行ったこと、プールに行ったこと、花火を見に行ったこと、などなどたくさん出てきます。机の上にはキューリ・トマト・ナス・ニガウリ・ピーマンといった夏野菜があり、壁飾りに夏の雰囲気を出すためにそれらの野菜をクレヨンで描きます。さらに「夏と言ったら?!」という問いかけの後、思いつく夏のものを描いていきました。描いたら一つずつ切り取ります。
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 長さ1m 幅20cm の麻布を二列に並べて棒を通せる様に、上の方にホチキスを使って通し穴を作ります。棒を通したら、机の上に広げ、描いた夏物の絵を配置を考えて置いてみます。
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 さらに(沖縄で拾ってきた)珊瑚も加えて配置し、決まったら木工ボンドで貼付けます。
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 まだスペースはかなり空いていますから、その他の貼付ける材料<貝殻・木片・スパンコール・セロハン>などで空間を作っていきます。
 自分で家から持ってきた<夏の思い出の品ー写真・貝殻>などを貼っている子も・・・。貼れたら自由に絵の具を塗りましょう! 下右画像の子は、楽しそうに貝や珊瑚から塗り始めました。
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 涼しげな感じに・・・という事だったのですが、下左画像の子はなぜか真っ黄色に! その他の画像、女の子らしく浴衣姿の自分が・・・。カボチャの種がいい味出しています。
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 完成です!下左から、黄色地に大きなキュウリが2本、大胆な構図です。黄色はアニメキャラクターの麦わら帽子をイメージしたものなのだそうです!/大きなスイカがまず目に留まりますが、お台場に行った時のお気に入りの写真を切って使いました。/大好きなカブトムシが夜空の花火を見ています。/全体をバランスよくまとめ、珊瑚でアルファベットを作ったオシャレな作品。
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 涼しげな優しい風とともに、風鈴の音が聴こえてきそうな、
               みんなのそれぞれの<夏らしい感じ>が伝わってきます。
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 幼児クラスの活動も、基本同じ活動です。この日は体験で来た子が3人いて、はじめはかなり緊張気味・・・。夏のお話やら図鑑を見せてみたりしながら、夏のイメージを描くのですが、なかなかクレヨンが進みません。表現に慣れていない年中さん位の子は、客観性が芽生えてきていますので、<上手に描けないといけない>という観念を持ち始めると、<絵>に自信を持てなくなっていく事があります。ですから、今回初めから〜〜を描こう!というのは、難しい課題を与えてしまったという事になります。上記の観念にとらわれない子は自由に描いていきますが、でもこれは、発達段階上、誰でもが通る道であり、客観性が育った証拠とも言えるでしょう。
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 その後の活動、<置く、貼る、色を塗る>という行為になると、たちまち元気に楽しそうにやり始めました。これは<描く>という完成度を求められる活動ではない<行為>だから楽しいのです。幼児にとって楽しい行為とは、すなわち<遊び>以外の何者でもありません。<置く、貼る>は積み木の延長であり、<絵の具を塗る>のは、水遊び又はどろんこ遊びの延長なのです。 この<遊び>を沢山経験している子ほど、自然と造形が好きになります。 ですからここのアトリエでは、<遊び>の中から自分で作り出す喜びを育む活動を目指しています。
          <失敗>は無しです。<描いちゃいけないもの>もありません。
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 結果は満足のいく作品が出来た様です。今回は休みの生徒さんが多く、いつもの自由な雰囲気よりも緊張の雰囲気から始まったのもあったと思います。楽しい!と思えれば、またやりたい!と思えるのです。ですから、楽しくない事をさせてはいけません。それは指導者の造形上の課題であり、責任でもあるのです。
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   少し前までは、いつも何かの形に見える夏の雲でした・・・。 「ピカー!」
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 庭のあちこちに咲いたユリももう最後の一輪に・・・。
       玄関先にびっしり絡み付いた山芋のツルには、もうムカゴが・・・
                       実りの<秋>は、もうすぐそこ・・・。
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by zoukeinomori | 2012-09-06 15:59 | 絵画&立体 | Comments(0)