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<炎を描く> 11月の活動 ー その1(11/27号)

 このところの日中は割と暖かですが、朝晩はすっかり冷えて車のフロントガラスは霜でガチガチです。イチョウの黄色が青空に映える・・・気が付けば、もうすぐ師走です。

 今回は、11月の初めの週の活動です。<火>を感じながら<炎>を描く活動なので、ついでに焼き芋会もやろうと、貰ったり掘って来たりしたサツマイモを洗って、一つずつに新聞紙を巻いたら水に付け、銀紙で巻いて焚き火の周りに置いて焼き芋の開始! 焚き火に1人ずつ薪をくべてもらいます。みんな熱いのが恐いのか、足早に遠くからポイッと放り投げるんです。まだ明るいので、あまり大きくは見えませんが、炎の熱さや動き、パチパチいう音などでみんなの心にも『描くぞぉー!』という炎が燃え始めます。「さあ、炎の踊りをクレヨンで描いてみよう!」男の子たちが『ボォ〜ボォ〜』言いながら線を描きなぐっているのに対し、冷静に形を描く女の子!
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 教室に入って、更に大きな炎にするために・・・絵の具の道具を用意したら、
自分で決めた炎の色を3色 パレットの大きな部屋に1色ずつ出して水で溶き、
「ファイヤー!」       塗りながら『あちっ!あちっ!』言ってます。
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 続いて燃えている<薪>を作るために、画用紙をクレヨンで燃やして上から墨を塗っておきます。外の焼き芋どうなったかなぁ? そうだ!火で絵の具を乾かそう! 
乾いたら、墨を塗った絵を<薪>をイメージしてハサミで切り、炎の絵に張り付けていきましょう。                   「ワァ〜熱そぉー!」
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    切った薪は自分の好きな所に置いて燃えている感じを作ります。
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 絵の具を飛ばしたり水で延ばしたりして、火の燃える音や熱い感じの表現を工夫しています。
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 みんな『あついっ!』『あちぃー!』とか言いながら、出来た絵を外にいるお母さんの所へ持っていきました。

焼き芋の具合は、竹串もスッと入った所で試食。ん〜OK! 大きいのは包丁で切って、小学生も集まって来た所で『いっただっきまぁ〜す!』  『うっめぇ!』『あっつ♨!』『何個食べていいの?!』と、芋姉さん・芋兄さんたち。中が黄色く輝いた色のが特に甘くて美味しかったようです。
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 『オレ8個食べた!』なんて子もいて、身も心も温まった所で、小さくなった炎にみんなで順番に薪をくべていきます。もう日も暮れて焚き火の炎も赤々と、火の粉も空に舞い上がるのが見えてきました。「火に形ってある?」『ある・・・? ない!』「うん。でも、絵には?」 『描ける!』 もうみんなやる気満々です!
<自分の炎を描く>という事で、絵の具の好きな色2色を画面にたっぷり出し、手の指の表裏を使いながら、踊る炎をそこに表していきます。
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 自分の炎が出来たら、炎の手で友達と握手!燃える友情?!『キャー気持ちい〜』 一旦手を洗ってから火でたっぷり塗った絵の具を乾かします。『わぁ湯気が!』「燃やさない様にね!」気を利かせてお家からマシュマロと竹串を持って来た子がいて、みんなに配ってくれて、少しの間 焼きマシュマロタイム!またみんなの目がキラキラ輝きだします。上手にあぶったマシュマロを口に入れると トロ〜リトロけてみんな病み付きになりそうな勢いです。
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 充分に炎を体感した所で、自分の炎を更に熱くしていきます。まずは、幼児同様に<薪>をクレヨンと墨で塗ったもので作ります。
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自分の道具を用意して、炎の周りや中を 水で延ばしたり色を重ねたりしていきます。
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 満足のいく炎になったら切っておいた薪を貼付けていきます。
最後にパチパチいうあの音を金や銀の絵の具で表現しています。
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 みんなが心で感じて出来た炎の表現です。青や緑の火は印象がまた変わって面白いですね。
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    上中右画像は本人の希望により載せました。正に炎と一体化!?
 
 実態のつかみにくいものでも、音や匂い、温度や湿度などからそれ自体を感じ、それを何でどう表すのかが<表現>の面白さで、そういう事を感じながら形にしていけたら世界はどんどん広がっていくんじゃないかな・・と、日々思っている次第です。
                
                   言葉を超えた世界・・・。

 前回のブログの最後に、今年も咲いた皇帝ダリアを載せました。昨年にも増して背も高く、つぼみも沢山付けたその皇帝ダリアが、先週19日の暴風雨で根元から倒れてしまいました。寄せ木にしていた竹が古くて折れてしまったのです。翌日、いたわる気持ちで茎を立て直したとき、無理が掛かったんでしょうね、ボキッ!っと鈍い音を立てて根っこが折れてしまったんです。それからは案の定、時間とともに葉がしおれていきました。 こんな事なら起こさなきゃ良かったと悔やみました。
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 あれから1週間、上の方のつぼみはほとんど切ってしまったのですが、何と、残っていたつぼみから2輪花が開いたんです!完全には死んでいなかったんですね。
<皇帝ダリアの法則>は事故をも含んで<法則>と言えるのかも・・・と、大いなる<法則>という 人の力を超えたそのものに、希望の光を感じ始めています。
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by zoukeinomori | 2011-11-27 16:41 | 絵画 | Comments(0)

<横に長いものを作ろう> 10月の活動 ーその3 (11/17号)

 風邪を引いてしまった。湯冷めが原因のようだ。医者でジスロマック(抗生剤)などを処方された。これがまた眠くなる。快復に向かっているみたいだが、周りの家族全員が風邪の初期症状を訴え始めた。そういえば、2年前の今頃はインフルエンザ騒動でいろいろな催しが中止になったりしたなぁ、などと思い出す。普段の当たり前の生活が出来なくなった時にこそ、平凡な日々の有り難さを知るものです・・・。
 
 さて、今回はビニールトレーを材料に、足し算しながら横に長いものを作っていくのがテーマです。このところペットボトルをよく使いますが、今回はそれを台として使い、立体作品の見せ方を工夫しようと思います。
 「横に長いものってどんなものがある? 乗り物でもいいよ!」 
『でんしゃ!』『ひこうき!』『ふね!』とまぁ予想した答えが返ってきましたが、イメージを持ってもらった後に準備したトレーを見せ、「これを足し算して長いものを作るんだけど・・・」と、まずみんなには作りたいものの絵を描いてもらいます。イメージが具体的になった所で、材料を選びます。「ハサミで切りにくい時はカッターを使ってもいいけど、切る所の線をちゃんと引いてからね!」カッターは角度、押さえる手、切り方をしっかり教えてからやらせています。
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 幼児は立体にし易くするために、もう1本形の核になるペットボトルを用意し、そこに切った材料を足して形を作っていきます。接着はグルーガンや色ガムテーップを使います。
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 その他の材料に割り箸やボトルのフタなども使い、マジックや絵の具で色も付けてみます。形が出来たら、最後に重りの水を入れたペットボトルに接着して完成です。乗り物を作った子が多い中、下右の子はこのところハマっている鉄砲を作りました。
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 下左)鳥のようですが、飛行機で、確か写真左の方が後方です。中)汽車だったか電車を作っていました。タイヤやらライトをフタで作っています。右)年中の作品。シンプルですが、初めのイメージ画に忠実で、飛行機の両側面には四角い窓が絵と同じに付いています。
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 小学生もテーマは同じです。イメージ画はあえて描かなくてもよい事にすると、ほとんどの子が多分おぼろげな目標に向かって、積み木の様に感覚で足し算していきます。材料が豊富にある事は、どんどんやれる勢いにつながる面もあると言えます。
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 左下)横に長いというより上に長くカップを積んでいますが・・・?!
中央)これはもう<船>って分かります!右)段ボールで家を作った時もそうでしたが、女の子は現実的なものを具体的に作る傾向にあるよう?!です・・・。
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 下の作者は一体何を作っているのか?『先生もビールどう?! ラーメン美味しいよぉ!』ナルトにわかめ、チャーシュウ、そして麺、箸まで・・・。
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 それぞれ進めながら次々とアイディアが生まれます。
マジックで窓など付けると、よりイメージに近くなる様です。
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 下左)直接トレーに絵を描いていますが、何になるのでしょう? 中央)バスの屋根に派手な飾りを付け、フロントガラスはセロハン紙で! 右)よく見ると右の方にくちばしがあるのですが・・・そう、鳥です!羽にデコレーションしています。
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 形が出来上がった作品は、ペットボトルの上にセッティングします。その際、水に絵の具を混ぜて色をつけるとまた感じが変わります。
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 下左)これが作りたかったのか!首長竜です。首の傾き加減が絶妙! 中央)水陸両用ポリスジェット・・・だったかな?!炎が出ています! 右)さっきの<ビール飲む?>の子、題して<ラーメンザウルス>だそうです!発想の豊かさに脱帽!
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 今回3人の女の子が船を作りました。旗など付けて似ているようですが、機能や飾り付けを見ると個性が違ってオモシロいんです。
       下中央)今度ははっきり<鳥>って分かりますね!
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 テーマの<横に長いもの>という感じではないものの、それぞれがオモシロい空間作りが出来ました。

 〜秋の色彩〜 丸いもの集合
左下)最後のミニトマトの収穫。今年はけっこう沢山食べられました!&玄関外の山芋の蔓からとったムカゴ。ふかして食べました。
中央)田んぼ道の脇はカラスウリ天国!右)散歩していると、雑木に混じってよく見かける背の高いムラサキシキブ。ツタの赤とお似合い。
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 下のカマキリはつい先日の写真。お腹が大きくなかったからオスでしょうか。私の指に威嚇しています。「はぁ〜蟷螂拳(とうろうけん)!」まさにカマキリ拳法! 右)以前散歩で見つけた黄色スズメバチの巣は未だ健在で、ブンブン飛んでいました!
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 下)今年も昨年の株から芽を出して成長した皇帝ダリアが咲き始めました。垣根のサザンカも咲き始めましたが、寒くなってから沢山の花を咲かせるこれらの植物の体内時計・・・。まるで意志があるかの様。
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 七五三も過ぎ11月も後半、北海道や東北では雪が積もりはじめました。
また寒い冬が巡って参ります。 
    地球の法則。 太陽の法則。 宇宙の法則。 皇帝ダリアの法則。
                   
                 皆様、お風邪など召しませぬ様に・・・。
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by zoukeinomori | 2011-11-17 10:37 | 立体 | Comments(0)

<バッタを描く・里芋を描く> 10月の活動 ーその2 (11/9号)

 昨日8日は立冬でした。そしてその日からようやく平年の気温になった様で、朝晩は息も白く、こたつの温もりが恋しい季節となりました。寒冷地では今が紅葉の見頃、この辺りではもう少しですね・・・。

 さて今回は、10月半ばの活動。幼児はまず、バッタを捕まえに外に出ます。雑草がいっぱいはびこるアトリエの周りには、まだまだ沢山のバッタやコオロギがいるんです。1人で10匹捕まえちゃう子もいれば、ドングリやお花だけを集める子も・・・。下右は、ジャンボ ショウリョウバッタ!
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 下左のバッタはイナゴの子どもでしょうか?!まだ青々としていてとてもきれい!・・・あ!うんちした! まずはバッタをよ〜く観察します。顔・・・イナゴ型の方はまるで仮面ライダーみたい!ショウリョウバッタはナスみたいな・・・。 
 ピョーンって跳ねる足をよく見ると模様があったり、ギザギザがあったり。この後ろ足をまず作ります。後で動く様にするので、関節で別々に作ります。前足と真ん中の足も作ります。     ハサミで切ったら絵の具で色づけ。
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 作った足は、ハトメでつなげて動く様にします。さて、どのバッタを描こうか決めましょう!作った足を白い画面に置いて、描くバッタの体が想像で来たら絵の具で大体の形を塗っていきます。
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 こんな感じ!っていうカラダの形が描けたら、その上からクレヨンで顔や羽、お腹の段々の感じなどを描き込んでみます。そうそう触覚もお忘れなく!
 バッタの周りは秋の空?秋の風? そう!秋な感じにしてみましょう。ぜんぶ出来たら前足と中足は糊でつけ、後ろ足はキリで穴を開けて二股に分けられる鋲でとめ、ここも動く様にします。どこに配置するかが考えどころで、またオモシロいんです!
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 みんな目の前のバッタの様に、ピョンピョン飛び跳ねそうなバッタが出来ました。
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 下の作者は、いつもお話を考えながら具体的な絵を描いていく女の子の作品。集めて来たドングリと花も描かれ、リボンをつけたショウリョウバッタの背中には、楽しそうにお母さんと妹が乗っています。
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 小学生は里芋を描きます。「アトリエの庭のどこかに植わってるんだけど〜?!」しばらく探して『あったよー!』何かの本で見たことがある子が、ジョウロに水を汲んで来て葉の上にたらしてみると・・・『わぁー!』と歓声が上がりました。水が玉になってコロコロ、宝石の様に輝いて動いています。
           4株抜きましたが、まぁ小さいこと!うちの里芋・・・。
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教室に戻って、親芋の周りにある子芋を探すと、小さいのがちらほら・・・。里芋を描こうというのにインパクトなさ過ぎです。だが しかぁし!この小さい里芋は演出の一つ。奥の部屋から2m近くもある巨大里芋株登場!里芋ってこんなもんかと思っていた矢先の巨大さに、みんなの目が輝きます。(近所の畑から分けてもらいました!)
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 そのインパクトを胸に、画用紙にクレヨンと絵の具で一枚の里芋の葉を描きます。いい葉っぱが描けています!今度は別の画用紙に里芋をクレヨンで、なるべく明るくきれいな色で描くことにします。親芋の周りには子芋や根っこも・・・。
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きれいな色でお芋が描けたら、黒やこげ茶のクレヨンでその上から塗りつぶします。里芋のゴワゴワした感じを出す様に、上からマッチ棒で更に削ります。(スクラッチ)何だか重たくて存在感がで出来ました。
 更にお芋から茎を出し、小さい葉なども描きます。後で初めに描いた大きい葉を貼ることを伝えておきます。 バックには幼児同様、秋の感じの背景を作ります。
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 葉っぱで遊んでちょっと一息・・・。描いた葉を切り取りながら、虫食い穴をあけてみたり、芋虫を作ってみたり、ちょっと枯れた感じに描き加えてみたり、水玉をのせてみたり・・・それぞれがいろいろな工夫をしだしました。
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 最後にその切り取った葉を 自分の里芋が一番活きる所に少し浮かせて貼付けて、完成です!
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         どの里芋も、生命感にあふれています。
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 出来ることなら、
     自分が描きたい大きさの画面に描かせてあげたいものですが・・・。
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 その数日後、定番の<イカと里芋の煮物>をつくりましたが、内臓系が好きな私は最後にイカの腸も入れてしまったのです。
内臓系が苦手な家内いわく「これじゃ全く定番とはいえないでしょ!」と渋々でした。でも、一杯やるのには最高です! 冷めても美味しい里芋の煮付け・・・。

 下は10/31に撮影したものです。左は敷地の南の空き地からアトリエを撮ったもの。中央はアトリエから西の方に散歩した時に撮ったもの。どちらもセイタカアワダチソウの黄色が鮮やかな頃。きれいな事よりも、ススキ同様、地下茎で浸食してくるこの雑草に侵されていく事がかなり心配なのです。
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 誉田はいい所です。まだまだ<森>と呼べる様な雑木林が沢山あり、フクロウの鳴き声もきこえる程です。上の右画像は誉田東小の北側にある雑木林。西陽に輝いていました。しかしながら、この辺りもこの1年で、随分な林の木が切り倒され、宅地と変身し、すっかり密集型の集落が建ち並び、既に灯りがともっています。誉田駅北口の交差点の所にあった巨木のケヤキやイチョウ群は毎年今頃、青い空をバックに巨大なオブジェの様に季節を語ってくれていました。が、あれよあれよという間に切り倒され、平地になり、まさに今日、コンビニの看板が 出来上がった建物に取り付けられた所です。
 それぞれに、事情があるのは分かっています。ただ、100年単位で大きく育った様な樹を100%根こそぎにしなくてもいいんじゃないの! と思う訳です。建てる業者にはそんな事、迷惑な話なんでしょうが・・・もう、そんな人間のおごりの時代は終わりにするべき時が来ている様に思えてなりません。
 自然の恐さと、自然の有り難さ・・・
             結局の所、その中でしか生きられないのになぁ・・・。
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by zoukeinomori | 2011-11-09 19:12 | 絵画 | Comments(0)