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<楽器を作ろう!> 4月の活動 −Ⅱ(4/30号)

 今日で4月も終わり・・・春先の花が一通り終わり、木々の艶々だった赤ちゃん新芽の緑も少しずつ葉の形になり、色濃くなってきました。日中の風はとても心地良く、自然の中にいると生命の波動が伝わってくる様な気になります。
 4月の活動録も大分間が開いてしまいました。1週間があっという間に過ぎてしまう今日この頃です。

 今回は<楽器を作ろう!>という事で、お家から叩くと楽器になりそうなものを持ってきてもらいました。お菓子やミルクの缶、なべ、ペットボトルなど。アトリエでも竹や木を用意しました。
 まずは25㎝くらいの竹の枝にテープを巻いたり、色を塗ったりして自分のバチを作ります。
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 次は、家から持ってきたモノ、半分に割った竹などにアクリル絵の具で色を着けます。
                        塗れる所は全部塗りましょう!
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 塗った絵の具が乾いたら、肩からつり下げられる様にヒモを通す穴をそれぞれにドリルで開けます。ハンドドリルはしっかり握ってスイッチオン!私と一緒に穴開けです。  
              はい!土のこども楽団結成!
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 テンポのいいリズム感のあるワールドミュージックのボリュームを最大に上げて、自分の楽器や人の楽器を叩いてチンドン踊ります!
 竹は外側と中側にある節では違う音が出ます。竹の外側にはディスクサンダ−で10本の切り込みを入れたので、バチでこするとカラカラ音が出ます。流れる音楽のリズムに、こども達のいろいろな音が重なると、見事なガクダンとなりました!
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 小学生にもお家から楽器になりそうなものを持ってきてもらいましたが、まずはみんなに<サックス>作りから始めてもらう事にしました。太めのビニール管8㎝と細めのビニール管22㎝をお友達と協力しあって1本ずつ切ります。     『私は1人で大丈夫!』
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 ①切り口を紙ヤスリで整えたら、太管の吹く所と細管の音の調節穴をボール盤ドリルで開けます。②太管の上部に切ったゴム風船をテープと輪ゴムでピ−ンと張る様に固定。③吹く所に細いホースを入れグルーガンで接着。④太管に細管を差し込んだ時になるべく空気がもれない様にビニールテープで細管を補足。⑤張ったゴム風船が少し飛び出るくらい細管を差し込み、太管と細管のすき間から吹いた時に空気がもれない様にしっかりビニールテープを巻いておきます。
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 ドリルの順番待ちの時間がある子、出来てしまった子は自分で考えて好きな楽器を作ります。下画像の竹を扱っている子は木琴を作りたいそうで、自分で竹をノコで切って工夫しています。             右は着彩した缶に、作ったバチで仲良く演奏!
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 音階は定かではありませんが、サックスのような響き! 風船のゴムが、中から入れた細管の形に張り上がるくらいになっていないと音が出ません。
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 せっかく、それぞれがいろいろな楽器を作ったのに、時間が無くなってしまい、幼児たちの様に音楽に合わせて合奏する<楽団>を結成出来なかったのが、申し訳なかったのです・・・。
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 <音>が出ても楽しくなければ<音楽>にはなりませんものね。
是非ともみなさん、お家で曲に合わせるなどして、音を楽しんで欲しいと思います!
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 春になると、ついつい植物の愛らしさや美しさにシャッターを切ってしまいます。春の景色は1週間でガラリと変ります。満開のソメイヨシノ・・・満開の八重桜・・・葉桜・・・と。下の画像は4月中旬のアトリエの周辺のものですので、明日から5月の今では、もう全く様相が違っています。
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 タケノコ・フジ・タイザンボク・ブナ・エノキ・サンショウ・コナラ
カツラ・カキ・リンゴ・モクレン・ムスカリ・ハナズオウ・ミツマタツツジ・コゴミ
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 チュ−リプ・タンポポ・スイセン・レンギョウ
               ・リキュウ梅・サクランボ・紅梅・クレマチス
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 まだ植えて4年ほどの<〜桜>ですが、枝いっぱいに花を咲かせてくれるので、家族で夜桜&お月見をしました。<たまゆら>いっぱいの写真が撮れました! 
          アケビ・カエデ・ケヤキ・コナラの木肌に擬態しているアマガエル
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 毎年、福島の二本松市にある友人の実家から、この季節になると段ボール箱いっぱいの竹の子が送られてきていた。今年も桜が咲くのと同様、竹の子も変らずに出る事だろう。四季のある日本の<旬の味>は、海にも山にも野にもある。そんな命を食べて 命は繋がってきたのに・・・。
それを絶つような原因のものをつくる愚かさを 科学者や政治家は、未来の為に過去を反省し勉強し、全ての生き物の <生きていく価値> を、常に謙虚に真摯に意識し、命の連鎖の循環を不自然にしない様に努めなければならないと思う。もちろん便乗してきた私達も・・・。
 造形での、無から有を生む行為とは、枝からつぼみが出て、花を咲かせる事に似ていると思う。 無為の為・・・。 どんなに科学が発展したとしても、人工物だけの中での生活では、歴史はつくられはしないだろう。
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by zoukeinomori | 2011-04-30 11:37 | 立体 | Comments(0)

<壷の中には何がある?>4月の活動−そのⅠ(4/11号)

 大震災から今日でちょうど1ヶ月。未だ先の見えぬ放射能汚染問題と余震におびえながら、人の思いは、日々錯綜している事だと思う。昔から言う「困った時はお互い様・・・」そんな心意気が今普通に、物資や義援金など送る側と、受け取る側の間に存在する事を願うばかりだ。これからも続く避難生活の中で、元気になれない時もきっとあると思うが、どうか<希望>というエネルギーを燃やし続けて頂きたい。 元通り、子どもの笑顔が輝く日が1日も早く来ます様に・・・。

 年度が新しくなり、年中さんは年長さんに!今回は<ツボ>がテーマ。教室の真中に置かれた壷に、まず私がいろいろ仕掛けます。手を肩の所まで突っ込んだら、大変!抜けなくなってしまいました!ほとんどの子は大笑いですが、中には本気で心配してくれる子も・・・。やっとの事で腕が抜け、今度は子ども達が順番に壷の中に叫んだり、耳を当ててみたり、腕を入れてみたり、たたいてみたり・・・。でも、想像力が豊か故、なかなか近付けずにいる子も。
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 <大きなツボ>を体感したところで、画面に大きく好きな色で壷を描きます。はじめみんな、クレヨンでゴシゴシ線で描いていましたが、「ツボは丸いよねぇ!丸いものを描く時は、まぁるくなぁれ〜ってやってごらん・・・。」と言ったらみんなグルグルやりだした。
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 出来たら壷の形を切り取ります。切り取った壺は新しい画面の上に置き、片端をホチキスで固定しておきます。「壷の上に絵の具の好きな色3色を出しましょう!なるべく壷に使っていない色の方がツボが目立つと思うけど・・・。」霧吹きで<魔法の水>を掛けたら、筆で絵の具を全体に塗ります。
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 絵の具が塗れたら、壷をめくって中を見てみましょう!まだ真っ白の空っぽです。その白い所に、また絵の具をたらします。白い所からはみ出さない様に、指で絵の具を混ぜながら延ばしていきます。壷の形に塗り延ばせたら、壷をかぶせて上からポンポンポン!
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 『せっかくきれいな色をたらしたのに、混ぜたら汚い色になっちゃった!』「じゃ、今度は混ぜないで、もう1回3色たらしてポンポンしてみよう!」開いてみたら『きれぇ〜!』(デカルコマニーです)壷の中が不思議な感じになったところで、自分の壷の中には何がいたら面白いか、考えて別紙に絵を描き切り取ります。
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 描いたものは壷からはみ出さない様に、中側に少し浮かせて貼付けます。壷の中はページをめくる様にパッと開けて見ます。下のツボは<ガンダムのロボット>だそうで、お父さんが大好きなものだそうです。
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        下)昆虫博士のこの作者は2種類の<クワガタ>
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 下)きれいな丸が沢山!何だろうと思ったら、仮面ライダーのメダルだそうで・・・。
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     下)いろいろな生き物に興味を持っているこの作者も昆虫です。
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    下)紅一点。最後まで時間を掛けて作っていたこの作者のは
               可愛いお魚がいっぱい泳いでいました!
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 みんなお家に帰って、お父さんに『ツボの中には何が入ってるか?!』 をやる気満々でした!

 小学生も同様に壷を体感します。<アラジンと魔法のランプ>の話から、壷の精が出てきて「1つだけオマエの願いを叶えてやろう!」と言ったら、なんて言う? に、突然だったせいか、みんな超現実的に『○○が食べたい!』とかシモネタとか・・・。
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 ま、そんなこんなで、壷の中の空間が意識出来てきたところで、クレヨンで壷を描きます。「あとで切り抜くので、少し中側に描く様にね!」さすがに小学生は重厚に塗り重ねる子も。壷が描けたら、水色か黄色の4つ切りの色画用紙を半分に折ったものを壷の絵の下に重ね、私が付けた「ここまで!」という印の所まで、3枚一緒に壷の形に切り取ります。壷の形に切れた色画用紙を広げると蝶々の様。壷の中としてそこに着彩しておきます。
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 小学生の壺は、開くと<飛び出す絵本>のような構造にします。壺の中に何を入れるか、考えて別紙に描いて切り取っておきます。さっき切った色画用紙には切り込みを入れ、折り返したりして、切り取った壷の形の裏からガムテープで固定します。壷の絵の裏と色画用紙をノリで貼り、ページの様にします。開くと折り返した所が飛び出すような仕掛けになっていて、そこに考えた<中のもの>を貼付けます。中側には更に絵を描いてもOK! 最後に壷の周りを絵の具で塗り、壷を目立たせます。
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      それでは、それぞれの、自分の壷とその中の世界をご覧下さい。
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 飛び出すものを沢山作りたい子は、上手く飛び出る様にと苦心していました。
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        女の子はやはり可愛らしく、メルヘンチックに・・・?!
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 下上)ヘビ、家、アメ、電車・・・ドラえもンのポケットの中のようでいいなぁ!
      下下)お姫様と王子様がいて、何やらストーリーがある様! 
              何だか音も聴こえてきそうだ・・・。
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 みんな、お迎えに来たお母さんに「まだ見ちゃダメ!」と楽しそう。 作ったもので遊べるっていうのも面白い活動でした!

 たった今、5:16福島、茨城で震度6弱の地震! ここ千葉でもけっこう揺れました。このところ携帯の緊急情報音が鳴っても揺れない事が多かったのに、最近はまた音の後にすぐに揺れが来る様になりました。 地球は一体どうなってしまっているのだろう・・・。
<地球>という生きている巨大な自然に、<想定なるもの>を数字で出すなど、人間のおごりとしか思えないのは私だけでしょうか・・・。東京湾にも絶対安全な原発を作りたい!と発言している人が首長として再選された事に、まったく明るい気持ちにはなれません・・・。

 先週、最後の霜で遂に真っ茶色になった無惨な白モクレン・・・。
しかしながら全ての枝からは新芽が大きくなっていました。 命は つながっていけます。
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 4/10 現在のアトリエの敷地にある花々・・・
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           今年も咲いてくれて アリガトウ・・・。
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by zoukeinomori | 2011-04-11 15:26 | 絵画 | Comments(0)

<『祈り』をかたちで> 3月の活動−そのⅡ(4/3号)

 震災から3週間が過ぎました。原発所では海への放射能汚染が止まらず、銚子に水揚げされたカタクチイワシから微量ながらセシウムが検出されたとか・・・。心配は尽きませんが、被災されて今この時、辛く不自由な避難生活をしている人が10万人以上もいる事実を思うと、家族の安全を確保し、ほぼ日常生活を送っている自分には「罪悪感」の文字が目の上にちらついてしまいます。
 八街に住むパフォーマ−友人夫婦が居ても立ってもおれず、九十九里沿いの旭市へ救済ボランティアに3日間行って来たそうです。近所の東京湾沿の液状化も大変ですが、旭市でも津波の被害が深刻だった事を彼の報告書を見て知りました。http://www.geocities.jp/bokudoko/report11-1
 
実際、現地に行って働く人には到底及びませんが、アトリエでは生徒達の家族も募り、急きょ特別企画での活動をし、参加費の中からわずかながらですが義援金に回しました。今回はその活動です。

 3/11以降 初めての活動だったので、子ども達に地震の時の事を聴くと、体で怖さを体験した様でみんなよく覚えていました。そして、日々テレビから流れる映像で、被災地の事も何となくも大変な事が起きている事を分かっています。「津波でめちゃくちゃになった街、これからどうなったらいいだろうね?お家も無くなって食べるものも少しで、寒い中生活している人、知ってる?」 幼児と言えども言葉に詰まらせ、少なからず小さな胸を痛めている様子・・・。「はやく元通りになって楽しい生活をしてもらいたいよね!」『うん!』「そういう思いを<願い>とか<祈り>って言うんだよ・・・。今日はそんな事を感じながら粘土で形にしていきましょう!」 1人1.2㎏の野焼き用粘土。スカイツリーの話のあと、ヨ−イドンで高さ比べ競争開始!しばらく遊んだら上半分の粘土でお団子と棒を作って組み立てたら『オォ、人間だ!』この時、粘土同士のくっつけ方を注意!接着面両面にキズを付け水を付け合体させます。           お母さん方も集中です!
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 さあ、ではウォーミングアップは終わりです。自分の<祈り>を形にしていきましょう!とは言うものの、頭が先行すると難しくなってしまいます。幸せを呼ぶ鳥、動物、昆虫、花・・・瓦礫を片付けるロボット・・・な〜んでもOK!下中の子たちはちょっと教えたら、輪積みにはまってしまいました。
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下左)一つずつ丁寧に・・・!中央)家で作るものの絵を描いてきました!
              右)1人で黙々と作り上げた年中児。素晴らしい造形力!
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           それぞれの<祈り>のかたちです。
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 小学生もほぼ同じ導入ですが、参考までに<祈り>の対象としてこんなものがあるという事で、仏像(千手観音や動物に乗った菩薩など)やマヤやインカの神々、縄文時代の土偶などの写真を見せました。幼児同様、はじめは高さ比べ、ちぎり、丸め、穴掘り、延ばし、接着ウォーミングアップから! では、思いを形にしてみましょう!
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 下左)この辺りの子たちは手を合せて、仏様がモチーフの様。
    中央)お母さんも楽しそう!    右)久々に参加した姉弟、目がキラキラ!
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 左下)動物の背中にあるのは宝箱だそうで・・・。飛び入りお父さんも夢中です。
中央)親子三代で、和やか参加。右)きめ細かく一つ一つの形を重ねて作り上げた2年生。
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          それでは、<祈り>を感じつつ作った作品群です。
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 これらの作品は、後日野焼きします。この技法、超原始的な焼成方法です。その野焼きへの私の思いが載っているサイトがあるので、よかったらご覧下さい。
  http://art-editor.net  <千葉・あすみが丘エリア>をクリック!
今この時だからこそ、地球という大自然をより意識し、人間主体の価値観を覚悟を持って見直さなくてはならないのではないかと思っています。
 
 昨日4/2は暖かい春の陽気でしたが、今日はまた冬に逆戻りな寒さ・・・。先週には霜がはる真冬並の朝が2度もあり、赤児のような白モクレンのつぼみが、無惨にも茶色く黄ばんでしまったのです。夏頃からつぼみを育んできたのに、一瞬の出来事・・・。被災地の人の思いがシンクロしたような気分になりました。手前の姫桜はもうほぼ満開です。今年の桜は見て喜ぶというよりかは、励まされている様に感じ、自然に手を合わせたくなる思いがするのです。
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by zoukeinomori | 2011-04-03 16:36 | 立体 | Comments(0)