カテゴリ:絵画( 46 )

<描いて・切って・付けて>7月の活動ーそのⅡ (8/7号)

 明日8日はもう<立秋>という今日、ようやく「夏が来たなぁー」と言えるような暑さが戻り、外はうるさいくらいの蝉の大合唱です。明日からはもう、残暑お見舞い・・・になるんですよね。

 さて今回は、再構成を試みる活動です。まずは、墨で自分の名前を書きます。初めてのお習字、子どもたちもなぜか緊張気味。文字には意味がある・・・<書く>と<描く>の意味の違いに、改めて不思議な気がします。 名前を書いたら字の周りの空白に、暖色系、寒色系に分かれて色を埋めていきます。
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 絵の具が乾いたら、絵をたてよこ半分ずつに折って筋を付け、それを目印にハサミで4等分に切ります。切れたらパズル遊び!バラバラになった絵を、元に戻してみましょう!自分のが出来たら、お友達のも交換してやってみましょう!たった4ピースだけど、割と時間がかかります。
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 パズルが済んだら、自分の4枚の絵をよ〜く見て、一番気持ちの良いバランスになる様に並べてみます。決まったら、がんばって4枚をイッペンに持って裏返し、すき間が空かない様にテープでとめます。
「ハイ!今からマジックショーをやります!」ティッシュペーパーを箱から1枚取って、「たらららららぁ〜♫」と歌いながらゆっくり1回転すると、何と、テッシュが2枚になっています! 『そんなの知ってるよー!』『私だってできるよ!』ということで、ハイ!・・・「スバラシ〜!」皆さんよくご存知だこと!
 で、このティッシュを再構成した絵の上にこれから貼っていくのです。
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 木工ボンドを薄く研いだ水を刷毛で塗った上から、ティッシュを全面に貼っていきます。重なってもOKです。これでバラバラになった絵が、ベールに覆われた様になって一体感が出ます。湿っているうちに更に上から■やら○等いろいろな木片をハンコにして絵の具でスタンピング!はじめに使った色系と反対の色系を使ってみます。
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 ちょっと不思議な色彩の絵の完成!お習字の黒がアクセントになっていますね。
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        不定形なのも動きが感じられてオモシロイですね。
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 小学生は幼児より少し大きい四つ切り画用紙を使います。同じ様に名前を習字で書いてもらいますが、自由にバランスをとって空間を作ります。
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 やはり、余白に塗る色を暖色寒色に分け、自由に色を構成していきます。下画像中の子は、先日まで千葉県立美術館でやっていた山下清展を観に行き、パワーをもらったそうで、点描です! 右)色は重ねていくことも出来ます。
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 小学生も絵を切ります。縦横半分の更に半分・・・広げると筋で8つの部屋に分かれています。ジョキジョキ! ここで、パズル遊び。8ピースでも、同じ形なので、けっこう難しい様です。お互いやりっこで、盛り上がりました。
 その後、自由に再構成し、裏からテープで固定します。
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 けっこう墨の部分が多かったので、ホワイトを割り箸ペンなど細いものを使って、絵や模様を墨の上に加えていきます。それが出来たところで、幼児と同じ様に<マジックショー!> テッシュが2枚になったその瞬間、(・・)?! さすが今時の小学生(?!) なんだか寒〜い空気が教室に漂います・・・。ということを経て、再構成した絵にティッシュを貼っていきます。
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 さらにスタンピング。木片に加え、丸棒やセロテープの芯(輪)を転がしてみたりしているうちに、手や足でも・・・。
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 基本、暖色寒色をはじめに使ったのとチェンジしてスタンプしました。
  小学生のはいろいろな形の絵があってオモシロイです。
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  こんな<絵> のかたちも有りってこと! 
              プロセスにそって、心のままに出来た色と形
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        2011年8月4日のアトリエの空  の再構成・・・。















 
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by zoukeinomori | 2011-08-07 16:33 | 絵画 | Comments(0)

<虹色の雨が降る季節>6月の活動ーそのⅡ(7/2号)

 激動の2011年も半分が過ぎました。問題が日々増え続ける様な放射能汚染や政治など・・・そんな中、様々な現場で一生懸命生きている人がいる事を思い続けよう。最近は人づてに 送るための靴を集めるくらいの事しかしていませんが、せめてもの意識の節電! でも涼しすぎる電車にたまに乗る事がまだある・・・。それにしても記録的な6月の暑さはこれから来る夏の凄さを予感させます。

 今回は、6/20梅雨まっただ中の時の活動。まず画用紙に<雨を降らせる雲>をクレヨンで描きます。普段はあまり使われない灰色の出番です。雨雲が描けたところで
「雨、好き?!」と聞くと『遊べないからきーらい!』と返ってきます。「じゃ、何が降ってきたらいい?」というと『アメ(飴)!』とか『オレンジジュース!』中にはお得意の『うんち!』なんてのもあります。あとで雨を降らせる前に紙の付いていないクレヨンを倒して <気持ちの良い風>を吹かせます。下画像左2枚。
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 「雨の日はみんなはどんなかっこうをしてますかぁ?」いろいろなアイテムが出てきます。その中の<傘>を色紙で作ろうと、私が玄関先から持ってきた傘をさしたその時!お母さんたちと子どもから悲鳴が! 中から20㎝もありそうな大ムカデが・・・!ここは冷静に開いた傘の中に誘って、すぐに処分してきました。田舎に住んでいると恐ろしいモノにも遭遇する事があるんです!気を取り直して、色紙に描いた傘を切り取り、画面には長靴を履いた自分などを描いてその傘を持たせる様に貼付けます。(上右2枚)
 さあいよいよ、いろいろな色(味?)の雨を降らせます。はじめに描いた雲の上に、絵の具がたっぷり付いた筆をチョン!と付けると あら不思議!てんとう虫の様に丸くなるんです。3色で沢山てんとう虫を作ったら、1、2の3でスケッチブックを立ててみます。すると色の雨が一斉にサァーっと降りました。
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 その後は倒した木の椅子に斜めに立てかけたまま、どんどん雨を降らせます。ザアザア降りの子もいれば、1本ずつその流れを目で追う子も・・・。 絵を乾かしている間に、ゲストの登場。プランターのアジサイと、カタツムリ!子どもの右巻きマイマイと以前にもお目にかかった事がありますが、でっかい左巻きマイマイ。左巻きはかなり珍しいんです!
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 子どもたちは、カタツムリが大好き!みんなの描いた雨の中で、喜ぶ生き物を描いたり作ったりしよう!
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   ステキな雨降りの絵の完成です!
       クレヨンで描いた <風>がなかなか面白い効果を作っています。
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小学生たちとも <雨>の問答をしてから、灰色をベースに雨雲を描いてもらいます。次に、雨が降っている事を想定して、自分がいる事をポイントに絵を作っていきます。鉛筆、色鉛筆、サインペン、色紙など道具は自分で選びます。
いわさきちひろの 雨降りの絵なんかも見せながら・・・。
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 「アジサイやカタツムリも参考にどうぞー!」右下)エリック カールが大好きな作者は、色紙ではなくクレヨンで色を作ったものでアジサイを作ります。
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 それぞれに、雨の物語の絵が描けたところで、幼児同様、クレヨンを倒して風を吹かせる様に薄く塗ります。 次はいよいよ雨を降らせます。まず画面 雲の下に刷毛で水を塗り、次に雲の上に降らせたい雨の色を点々と置いていきます。
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 さぁ!一気に立ててみましょう! クレヨンが少しずつストッパーになって、
雨が屈折します。もっと沢山降らせましょう!
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 作ったカタツムリをさらに上から加えたり・・・。
画像が小さくて見えにくいですが、みんなけっこう細かく描いているんです。
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 下左から/傘を持っているカラカサお化けが自分なのでしょうか?面白いダジャレです!/中/公園の遊具が沢山ある中、犬と散歩をしています。/右/貼り絵にも時間を掛けましたが、雲の中に雷神がスクラッチされています。
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 細かく描いた鉛筆画が、残念な事にほとんど見えない様な雨降りになりました。
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 雨の中 散歩する兄妹。じっと傘をさしていられない兄・・・。
この日、久しぶりの夕焼けでした。また咲いた泰山木の花をよく見ると、穴が!
                        犯人も一緒に写っていました。
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 下左から/双葉から植えて17年目のモミジ、初めての実りです!なんて面白い形!/柿。今年はまだ今のところ、大量の実がついています。/泰山木の上方、電線の間にあるのはジョロウグモの巣。/最近家の中でもよく見かけるアシダカグモ。娘はキャーキャー騒いでいますが、ゴキブリなんかも食べてくれるそうで、ある種、セキュリティって事で放っておく事に!
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11年使った Mac OS 9だったが、バージョンが古すぎて不都合な事があまりにも多くなったため、ついに買った OS X 6.7! しかしながら、いろいろな事が分かるに連れ、ストレスはかなりピークに達していった。
・5月に電話がかかってきて、進められるままに光通信にしてしまった。パソコン購入時同時加入だったら、3万円も安くなったのに。
・OS 9のデータのバックアップを時間を掛けて全てMOドライブでディスクに入れた。新しいディスクを買ってまで。数日してお店の人に聞いたら、もう数年前からP.CではMOは使えなくなっています!・・・外付けHDDやメモリースティックが一般的になったということ。涙・・・。
・このブログを作るのに欠かせないソフト、PHOTOSHOP!これも全く使えません。大枚を払って新しいのを購入するも、シリアル番号取得に手間を掛け、やってみると慣れないせいもあるが、小難しくて扱いにくく、なんと時間の掛かる事か。
・他、全てのソフト&周辺機器が新しいMacには通用しませんでした。涙×2・・。

こんな愚痴、誰も聞きたくありませんよね。失礼しました。

縄文回帰を夢見つつも、車に乗って、テレビをみて、電子レンジで温めて、パソコンでブログを作り・・・。       でも、
大事にしたいもの、譲れない価値観を背負い、生きていこう!    と、思う。

しかし、ある時 <社会の中で生きている >という事を思い知らされる。
10年前に最新だったものが今では、社会の中で、とっくに時代遅れで、機能を果たす事が出来なくなってしまう。そのもの自体 古くはなっても機能はそのまま充分使えるのに。問題は <社会の中で>にある。あと20日ほどで、「アナログ放送終了」のデッカいテロップが画面から消えず、迷惑千万であるが、それも然りである。車にはナビもETCもない。

「鳥の様に空を飛んでみたい!」と思った人間がいたから、飛行機が出来た。民間人が宇宙旅行に行けるのも、そう遠くはないだろう。
 
 ー生きる事ー便利さー経済ー政治ー生きる事ー便利さー経済ー政治ー生きる事ー

知らず知らずのうちに、プログラムされた人間こそが、<普通>になる事の恐怖。
「モダンタイムス」という映画はそんな社会を先取りした凄い作品だ。
人は何のために創造し続けるのか? 文化や芸術という分野での創造は個人が一から始めるものなので、<進歩>という言葉はそぐわない。文明における創造は、大いに進歩をもたらし、人の暮らしを便利にさせた。 でも、便利=豊か とは必ずしも言う事は出来ない。豊かの様に形で見えても、形で見えないものが貧しくなってはいないだろうか。
    ー自然と共に生きる事ー不便でもー助け合い経済ー思いやる政治ー

「聖なる予言」や「気」が流行った20世紀末、21世紀には必ず「心の時代」が来る、と噂されていた。 誰かが弱っている時、人はそれを助けようと思う。 
 今日本に、助けを必要としている人が数十万単位で居る。そして、余震が続く中、新聞では全国にある原子炉の圧力容器の脆性(もろさ)を専門家らが危惧し、もしもの場合の危険度を福島の比ではない大惨事となりかねないと指摘している事を伝えている。それでもまだ、原発推進と言える人のその心は、果たしてどこにあるのだろう。

 もうすぐ七夕だ。 
もう何億年も続いている、この大宇宙の大法則の日に向け、改めて 、祈りたい。

        「どうか、・ ・ ・ ・ ・ ・ ますように !」


  
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by zoukeinomori | 2011-07-02 18:44 | 絵画 | Comments(0)

<貼り絵で木をつくる> 5月の活動−そのⅢ(6/13号)

 梅雨らしい気候です。最近の小中学校の運動会はこの時期にやるところがほとんどの様です。雨天順延になるのも仕方ありません。庭の希少な花菖蒲もようやく花開き、アジサイも少しずつ色付いてきています。おゆみ野にある泉谷公園ではそろそろホタルが見られる頃でしょう。 震災から3ヶ月が過ぎた被災地では、こんな悠長な事を言っている場合ではない事は分かっています。テレビで見る瓦礫やヘドロのもたらす問題だけでも、途方もなさを感じます。    このブログにも、被災地の方々への想いを込めて綴りたいと想います。

 5月6月、雨の多いこの時期に木々はビューンと成長します! 今回は子どもたちには <木をつくる>ことを知らせてあります。まず、八切り画用紙を2/3と1/3に切ったものにクレヨンでそれぞれ<模様>を描いてもらうために・・・「<模様>って知ってる?」から、黒板にいろいろな模様を描いて参考にしてもらいます。はじめに1/3大の画用紙に描いたら、茶系の絵の具で上から塗って、<木>にする材料をつくります。もう1枚の2/3大の方にもクレヨンで模様を描いたら、自分の絵の具の箱から <葉っぱにしたらいいなぁと思う色>を3色をたらし、霧吹きでたっぷり <魔法の水>をかけ、筆で塗り延ばします。
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 木と葉にする材料が出来たところで、みんなで外に出て、大きな木に触りに行きます!アトリエの庭の周りにある大木と言ったらケヤキと写真のシラカシです。真下から見ると、その大きさがより分かります。耳を当てると音が?!・・・『しないよぉ!?』 残念! その大きさの感じを教室に戻って自分の <木の材料>を切って、下から作って貼っていこう!
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 「木の体からから出ていた手みたいなのは何て言うか知ってる?」『えだぁ!』と、
イメージを形にしていく子。木が出来たら、葉の材料をハサミで切ったり破いたりして、作った木に葉を茂らせていきます。
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色や形のバランスを考えて貼っていきます。下中のは一見木には見えませんが、
           ちゃんと空間を感じながら作っているのが分かります。
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 下左のは、ほとんど木が葉で隠れてしまいましたが、葉の材料で作った<枝>の細かい構成が面白く出来ています。中のは<シャボン玉の木>だそうで、クレヨンで描いた絵の形を切り取って構成しています。みんなどれも色がとてもきれいでユニークです。
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 小学生にも木を作る事は知らせてありますが、今回は、ハラペコアオムシの作者で御存じ<エリック・カール>風につくりますよ〜 とも。『ぼくはこの間、美術館で山下清を観てきたから、今日は<きよし>風でいくから!』という子も。 F6のスケッチブックから1枚切った画用紙を幼児同様1/3と2/3の大きさに切り分けます。<木>の材料にする1/3大の方には黒、こげ茶以外のクレヨンできれいにゴシゴシ色で塗りつぶしていきます。全部塗れたら、その上に黒かこげ茶のクレヨンで覆ってしまいます。『分かった!あとで削るんでしょ!』「その通り!」あとでスクラッチします。木をつくる画面には水をたらした上に好きな色の絵の具をたらしてボカシておきます。
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 2/3大の画用紙にはクレヨンでいろいろな模様を描いて、葉にすべく色を上から絵の具で塗ります。(間違えて画用紙を3等分した子も・・・。)
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 絵の具を乾かしている間、幼児と同じシラカシの木を触りにいきます。地面の下に根っこがある事、幹や枝の感じや形など、よく観察します。部屋に戻ったら、根っこから栄養をとって大きくなったことを意識し、幹や枝を材料を切って作ります。幹を貼ってから作る子。幹と枝だの形を作ってから画面に貼る子。幹の位置を確かめながら枝から貼る子・・・。
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      葉をどのように貼っていくかが、それぞれ作者の腕の見せ所!
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 途中、つまようじでクレヨンの木肌に模様や生き物の絵をスクラッチ! 
                       ヤマト糊で手がベタベタに・・・。
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 時間とやる気のある子はエリック・カールの絵本の1ページの様に、森に棲む生き物
(動物や妖精など)を別紙で作って貼付け、お話を想像してみることに・・・!
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    幹が沢山スクラッチしてあると、表情が豊かになる感じがします。
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 下中のは、もしかしたら海の上なのか?!帆柱にのぼる様に海賊が幹をのぼっています。本物のシダの葉が風になびく様に貼られています。ペネロペ?ナイスアクセント(右)
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 下左から、スペードとクラブの妖精、音楽が聴こえてきそうな木。/羽のある仲良し妖精が楽しそう。/スズメとカタツムリが会話をしているみたい。 お話のイメージが膨らんでいくと、いくらでも絵が描けそうです!みんなのを並べたら、不思議な森になりますね。
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 下は毎度、アトリエの庭の花。左から、やけに可愛らしい <ムラサキカタバミ> /これだけ群生して咲くとけっこうきれいな<ドクダミ> /あわない土から移植してやっと咲いた一輪の <花菖蒲>
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 先日、小2の娘と田んぼ道を散歩してきました。稲は25㎝くらいに伸び、頭でっかちの足のはえそうなオタマジャクシがうじゃうじゃ泳いでいました。そんな中に溺れて助けを求めているような虫が! 下写真の<オケラ>でした。モグラのような手!ザリガニのような顔!初めて見た娘はしばらく手の上で遊んでいました。/カラムシの葉に数匹いた<ラミーカミキリ>/アトリエ北裏の竹林は真竹の林。孟宗竹が終わると真竹の竹の子です。これは皮に毛がなくツルツルで、あくも少なく甘味がある感じがします。
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 自然は美しい。 そして 有り難い。 しかし、恐ろしくもある。
 
 だが、もっと恐ろしいのは 自然との共存を忘れ、既製のモノの中で当たり前に便利な生活をしている人間こそが、もっとも脅威なのではないかと、感じ始めている。 
 将来の社会をつくっていく今の子どもたちの眼差しが、自然の美しさを自然体で感受し、種が芽を出す不思議に いつまでも感動出来る人でいてくれる事を (おこがましいが)願って止まない・・・。
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by zoukeinomori | 2011-06-13 16:02 | 絵画 | Comments(0)

<新緑を作る> 5月の活動−そのⅡ (6/3号)

 前回から大分間があいてしまいました。その間に・・・5月中に梅雨に入り、もう今日などは蒸し暑く、風呂場の前に続々と出てくる黒竹を切っていたら、蚊に沢山刺され、耳やらおでこやらボコボコになりました。それと先日、光回線に替えました。自分の力だけではバージョンの古いこのMACの設定が出来ず、プロバイダーやらNTTやらいろいろな所に電話をしまくり、ようやくPCも使える様になったのですが、<光>にしたのに、画面の出てくるスピードはそう変らず、何が変ったのか良く分からないのです。月の料金が2千円強上がった事は確かです! あと、総理大臣、「一定のメド」がついたら辞めるそうです。 

 季節がかわれば 旬もかわる。日常生活にも変化あり。政治屋たちは足の引っぱり合い。変らないのは被災地の人たちの避難所生活。そして福島原発の行方・・・。

 前置きが長くなりました。さて今回は5月の中頃のまだ新緑が鮮やかだった頃の活動です。まずは幼児クラス。薫風爽やかなアトリエの外に出て、1人ずついろいろな葉っぱを集めます。みんないろいろ興味を示すので、時間が掛かります。「この葉っぱは触ると痒くなるので、触ってはいけません!」というと余計興味を持つ様です。
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 教室に戻ったら、薄緑の画用紙に絵の具の 緑・黄緑・黄色と水をたらして、手で混ぜ、葉っぱの素を作ります。『気持ちイイ〜!』
    「その手でお友達と握手するともっと気持ちいいよぉ!」・・・で !
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 「葉っぱをよぉーく見ると線がいっぱいあって、迷路みたいになってるでしょ!?」と、ドライヤーで乾かした画面の上に、墨で葉っぱを見ながら 線を自由に描いてもらいます。
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 その画面の裏に縦横数本の川の流れをクレヨンで描きます。「あ−あ〜川の流れのよぉーにぃ〜♪」それからその線をハサミで切り取り、細長い形を作ります。あらかじめ枝で作っておいた井形の枠にホチキスで留めて、作った新緑の構成です。最後に新緑に集まってくる生き物を別紙に描いて切り取ったものを貼付けて完成です。
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 ロボットや、新幹線が出てくる所がおもしろい!それぞれ新緑飾りの出来上がり・・・!
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 小学生もはじめは幼児と同じで、外に出て葉っぱを集め、教室で新緑色の画面を作ります。
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 絵の具を乾かしている時間に、シナベニヤの板を1人ずつジグゾ−で切ります。
『私は1人で出来るから!』・・・ 切ったら縁を紙ヤスリで磨き、板に薄目の絵の具で自由に色を塗ります。ここにあとで作った新緑を貼ります。
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 はじめに新緑色を塗った画面に、集めて来た葉っぱを見ながら墨で葉を描きます。葉に直に墨を塗って版画にする子も。調子に乗って太ももにまでやり出す子まで・・・。
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 一枚ずつ丁寧に描いた葉の形を切り取ります。全部切り取ったら、配置を考えて、板に貼付けます。この時、3mm厚くらいの発泡スチロールの小さな板を間に挟んで板から浮かせます。葉の上に葉をつけるのもOKです。接着剤は久々のグルーガンです。
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 5月の気持ちのよい風を感じながら作った新緑の絵。それぞれに息吹を感じます。
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  更に生き物を作りたい子は、新緑の森をイメージして、妖精などを作りました。
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 レリーフ状に作る事で、葉がより活き活きと感じます。

 下画像、左から・・・アトリエの南のおうちの花畑は今、昼咲き月見草やキンケイギクで一杯です。/小木から育てて5年目の泰山木。大きなつぼみが開くと、甘く強い香りを放ち、2.3日で花びらが黄ばんで来ます。/よく見ないと気が付かない柿の花。
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 紫のシランはそうでもありませんが、その他はどこにでもある
       ハルジオン・タンポポ・ドクダミ。意識して観ると美しいものです。
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 下左は下から見たホタルブクロ。   他はウツギに来た昆虫。
          ミツバチ・緑に輝くオオアオゾウムシ・ヒメウラナミジャノメ 
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 季節はうつろえど、変らぬ被災地の話です。

 以前にも旭町にボランティアに行った事で紹介しました、友人の人形パフォーマ−
<ムンドノーボ・ぽこ・ブヨ〜ダン>ご夫妻が、5月の後半5日間で、三陸岩手・釜石・大槌町・気仙沼・南相馬など5町村9会場で10公演をして来たそうです。子どもたちは、かなりストレスが溜っている様子だったそうです。それもそのはず、まだまだ悲惨な現状が続いている事が、語られていました「被災地、見るだけでも意味があります。しっかり、自分の目で、感覚で。なにかがわかります。伝わってきます。」と最後に書かれていました。 
その空間に身を置いた時、細胞レベルでその恐ろしさを感じるのかもしれません。       http://photozou.photo/show/1309114/81487302
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by zoukeinomori | 2011-06-03 21:52 | 絵画 | Comments(0)

<花を描く> 4月の活動 −Ⅲ (5/11号)

 ゴールデンウィークも終わり、5月も早、2週目になりました。アトリエの周りの緑がうっそうとし始め、セイタカアワダチソウやススキ、ドクダミなど、地下茎で増える雑草達も悩ましい繁茂の芽を大分成長させてきました! 今日はここ千葉市でも最高気温26℃! しかも雨になるそうで、植物達は大喜びです。

 さて今回は4月の終わりの活動で、アトリエの周りの花を観て絵を描きました。
幼児クラスはまず、花の採集にいきます。ちょうど、4月の花と5月の花の境目で、種類が少ない時だったのが誤算・・・。でもまだ最後の桜が咲いていたりして、色とりどりにはなりました!
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 採ってきた花に緑色のクモがいて一騒ぎ! 容器に水を入れてやって、蹴飛ばしてこぼしてまた一騒ぎ・・・。 「さて、始めましょう!どの花がいい匂いする?」 
案外タンポポがいい香りだそうで・・・。画面にたっぷり水を塗ったら、絵の具をたらして広がる香りを作ります。
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 画面にたまった絵の具をタオルでペンペン(軽く叩いて給水させる事)したら、ドライヤーで乾かします。自分が一番気に入った花を1つ選んだら、クレヨンの黒で花を観ながら、香りの画面に大きく描きます。線が描けたら、色を着けていきます。 
画像下の男の子は、中心の黄色を描くのに、筆を勢いよく叩き付けたら思いの他上手く出来たようで、更に赤でも・・・!!
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 画像下中は女の子の絵で、本当は沢山集めたお花を全部描きたかったのです! すご〜くよく観て描いていたので、時間が足りなく2本で諦めました。ジョウロで水もかけて、愛情いっぱいの絵です。もう1つの作品は<椿>です。何と長い時期 咲く花でしょう!でも、春の香りに包まれ、チョウチョも飛んでいると、やはり<春の花>です。
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 小学生は人数が多い事もあり、花を採集しないで花の匂いを嗅ぐツアーに出掛けます。鼻炎で『全然臭わなーい!』という子もいましたが、教室に戻ったら幼児同様、香りのイメージを水を塗った画面に絵の具をたらして作ります。小学生はF6の画用紙2枚をつなぎ合わせた大きさです。
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 絵の具をペンペンしたら、外で乾かしている間に、自分が絵にしたい花を採りにいきます。下画像の花はアケビです。これと、花ニラ、利休梅は特に良い香りがしました。 
途中、大きくなった竹の子に触らずにはいられません! 小学生は、花は1つでも沢山描いてもOKで、構図は自分で考える事にします。
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            大胆に、花を大きく1つ描く子たち・・・。
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 良く観て沢山の花を描く子、『点描で描く!』とこだわりを持って描く子、じっくり丁寧に描く子、構図を組み立てて描いていく子、色彩をいろいろ試しながら描いていく子・・・。 それぞれが、花と同化している様です。
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              春の香り漂う<花>たち競演!
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  爽やかな風に、甘い香りがしてきそう! やっぱりいいなぁ 春は・・・。

 下画像は4月中旬〜下旬に撮った写真です。 左上から、ケヤキの花?or 種。この時期、雨の様に降るので、敷地内にはあちこちにケヤキが芽を出し、気がつくと大きくなっています。 サボテン、もう25年以上前に買ったもので、存在を忘れた頃に花を咲かせてくれます。 利休梅、今年は沢山の白い花を咲かせてくれました。 田んぼのアマガエル。産卵の時期なのか、大きいサイズのが沢山いました。 芝桜。御成街道沿いにある農業公園・・・ピンクの絨毯でした。
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 震災から今日で丸2カ月が経ちました。避難所生活の方々や、原発所の状況に、たった2カ月では好転の兆しは未だ見出せません。そんな中、静岡の浜岡原発が停止することになりました。田口ランディ氏のブログで、元原発の技術者・菊池洋一さんが、命を賭けて訴えてきた事が動画で見られるリンク先が貼ってあります。 観て驚きました。浜岡原発の危険な状態が・・・。
 他にも関連した動画が沢山ありましたが、「津波の瞬間」というタイトルのものを改めてみると、絶句してしまいます。
 今やっている世界卓球の各国選手の胸には<WASURENAI>(3.11)とステッカーが貼ってあります。 ふとした所で <自分に出来る事> を忘れている時があります。 
            
          「忘れない」とは「思いを続ける事」・・・。
  
このブログ右欄の<エキサイトブログ 田口ランディ> を是非ともクリックしてみて下さい。

*?* 後日、なぜか解りませんが <田口ランディ氏のブログ>から「菊池洋一さん」の記事が削除されていました。ご覧になりたい方は<菊池洋一>で検索してみて下さい。
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by zoukeinomori | 2011-05-10 11:08 | 絵画 | Comments(0)

<壷の中には何がある?>4月の活動−そのⅠ(4/11号)

 大震災から今日でちょうど1ヶ月。未だ先の見えぬ放射能汚染問題と余震におびえながら、人の思いは、日々錯綜している事だと思う。昔から言う「困った時はお互い様・・・」そんな心意気が今普通に、物資や義援金など送る側と、受け取る側の間に存在する事を願うばかりだ。これからも続く避難生活の中で、元気になれない時もきっとあると思うが、どうか<希望>というエネルギーを燃やし続けて頂きたい。 元通り、子どもの笑顔が輝く日が1日も早く来ます様に・・・。

 年度が新しくなり、年中さんは年長さんに!今回は<ツボ>がテーマ。教室の真中に置かれた壷に、まず私がいろいろ仕掛けます。手を肩の所まで突っ込んだら、大変!抜けなくなってしまいました!ほとんどの子は大笑いですが、中には本気で心配してくれる子も・・・。やっとの事で腕が抜け、今度は子ども達が順番に壷の中に叫んだり、耳を当ててみたり、腕を入れてみたり、たたいてみたり・・・。でも、想像力が豊か故、なかなか近付けずにいる子も。
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 <大きなツボ>を体感したところで、画面に大きく好きな色で壷を描きます。はじめみんな、クレヨンでゴシゴシ線で描いていましたが、「ツボは丸いよねぇ!丸いものを描く時は、まぁるくなぁれ〜ってやってごらん・・・。」と言ったらみんなグルグルやりだした。
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 出来たら壷の形を切り取ります。切り取った壺は新しい画面の上に置き、片端をホチキスで固定しておきます。「壷の上に絵の具の好きな色3色を出しましょう!なるべく壷に使っていない色の方がツボが目立つと思うけど・・・。」霧吹きで<魔法の水>を掛けたら、筆で絵の具を全体に塗ります。
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 絵の具が塗れたら、壷をめくって中を見てみましょう!まだ真っ白の空っぽです。その白い所に、また絵の具をたらします。白い所からはみ出さない様に、指で絵の具を混ぜながら延ばしていきます。壷の形に塗り延ばせたら、壷をかぶせて上からポンポンポン!
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 『せっかくきれいな色をたらしたのに、混ぜたら汚い色になっちゃった!』「じゃ、今度は混ぜないで、もう1回3色たらしてポンポンしてみよう!」開いてみたら『きれぇ〜!』(デカルコマニーです)壷の中が不思議な感じになったところで、自分の壷の中には何がいたら面白いか、考えて別紙に絵を描き切り取ります。
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 描いたものは壷からはみ出さない様に、中側に少し浮かせて貼付けます。壷の中はページをめくる様にパッと開けて見ます。下のツボは<ガンダムのロボット>だそうで、お父さんが大好きなものだそうです。
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        下)昆虫博士のこの作者は2種類の<クワガタ>
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 下)きれいな丸が沢山!何だろうと思ったら、仮面ライダーのメダルだそうで・・・。
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     下)いろいろな生き物に興味を持っているこの作者も昆虫です。
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    下)紅一点。最後まで時間を掛けて作っていたこの作者のは
               可愛いお魚がいっぱい泳いでいました!
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 みんなお家に帰って、お父さんに『ツボの中には何が入ってるか?!』 をやる気満々でした!

 小学生も同様に壷を体感します。<アラジンと魔法のランプ>の話から、壷の精が出てきて「1つだけオマエの願いを叶えてやろう!」と言ったら、なんて言う? に、突然だったせいか、みんな超現実的に『○○が食べたい!』とかシモネタとか・・・。
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 ま、そんなこんなで、壷の中の空間が意識出来てきたところで、クレヨンで壷を描きます。「あとで切り抜くので、少し中側に描く様にね!」さすがに小学生は重厚に塗り重ねる子も。壷が描けたら、水色か黄色の4つ切りの色画用紙を半分に折ったものを壷の絵の下に重ね、私が付けた「ここまで!」という印の所まで、3枚一緒に壷の形に切り取ります。壷の形に切れた色画用紙を広げると蝶々の様。壷の中としてそこに着彩しておきます。
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 小学生の壺は、開くと<飛び出す絵本>のような構造にします。壺の中に何を入れるか、考えて別紙に描いて切り取っておきます。さっき切った色画用紙には切り込みを入れ、折り返したりして、切り取った壷の形の裏からガムテープで固定します。壷の絵の裏と色画用紙をノリで貼り、ページの様にします。開くと折り返した所が飛び出すような仕掛けになっていて、そこに考えた<中のもの>を貼付けます。中側には更に絵を描いてもOK! 最後に壷の周りを絵の具で塗り、壷を目立たせます。
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      それでは、それぞれの、自分の壷とその中の世界をご覧下さい。
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 飛び出すものを沢山作りたい子は、上手く飛び出る様にと苦心していました。
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        女の子はやはり可愛らしく、メルヘンチックに・・・?!
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 下上)ヘビ、家、アメ、電車・・・ドラえもンのポケットの中のようでいいなぁ!
      下下)お姫様と王子様がいて、何やらストーリーがある様! 
              何だか音も聴こえてきそうだ・・・。
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 みんな、お迎えに来たお母さんに「まだ見ちゃダメ!」と楽しそう。 作ったもので遊べるっていうのも面白い活動でした!

 たった今、5:16福島、茨城で震度6弱の地震! ここ千葉でもけっこう揺れました。このところ携帯の緊急情報音が鳴っても揺れない事が多かったのに、最近はまた音の後にすぐに揺れが来る様になりました。 地球は一体どうなってしまっているのだろう・・・。
<地球>という生きている巨大な自然に、<想定なるもの>を数字で出すなど、人間のおごりとしか思えないのは私だけでしょうか・・・。東京湾にも絶対安全な原発を作りたい!と発言している人が首長として再選された事に、まったく明るい気持ちにはなれません・・・。

 先週、最後の霜で遂に真っ茶色になった無惨な白モクレン・・・。
しかしながら全ての枝からは新芽が大きくなっていました。 命は つながっていけます。
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 4/10 現在のアトリエの敷地にある花々・・・
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           今年も咲いてくれて アリガトウ・・・。
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by zoukeinomori | 2011-04-11 15:26 | 絵画 | Comments(0)