カテゴリ:絵画( 46 )

<サボ 手 ンをつくる> 3月の活動 − その1 (4/14号)

 早いです・・・ほんとうに。4月も半ばになりました。でもまだ桜が咲いているのが嬉しいです。誉田駅から電車に乗って千葉に向かう途中、車窓から見える森や里山が、うっすらと若草色に染まってきました。何もなかった枝から花が咲いたり、新緑が芽吹いたりするのに心がトキメクのは、クリエイティブな感覚に似ているからでしょうか・・・。しばらくそんな風景を目の当たりに出来ることが、本当に嬉しくて有り難い気持ちがします。

 さて今回は、まず自分の<手>を見て絵を描きます。サインペンを持たない方の手の平を見るのですが、描く前にお話しします。指の名前を確認してから、一人だけ仲間外れを言ってもらいます。「そう!お父さん指だけ向きが違うよね。何でかなぁ?」と、ショベルカーの話でみんな納得。画用紙の画面いっぱいに大きな手の平、指を描いていきます。
 形が描けたら、もう一度よ〜く見て指紋の模様を観察します。初めて見た子は、自分の指にそんな渦巻き模様がある事に目を丸くして見入ります。
 その指紋や手の線も描いたところで、数種類のサボテンを見せ、これからみんなの描いた手を<サボテン>にしていく事を伝え、手の平と指を分けて切り取ってもらいます。
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 サボテンやその図鑑を見せながら<サボテンの世界>にみんなを連れて行きます。そしてまず、砂地に生えるサボテンの地面を作ります。台紙の画用紙の下の方に形を描いて、その中にボンドを塗ります。その上から海砂をかけて払い落とすと、砂地の出来上がりです。
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 ここで今日モデルとなるサボテンの登場です!(下左)まるで砂地から<手>が生えているみたいなサボテンです。みんなの描いた砂地の上の方にカッターで切り込みを入れて切り取った手の平を少しだけ差し込んでみます。
 あとは、残りの切り取った指の形を自由に貼付けてそれぞれのサボテンにしていきます。指の形の角は丸く切っておきます。
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 用意した三種類のみどりの絵の具を塗り、サボテンの感じに近づけます。
 それから「サボテンは暖かいところで生きているので、周りを温かい空気と風に塗ってあげましょう!」
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 図鑑を見ると、サボテンには色鮮やかな美しい花が咲いています。そこでみんなのサボテンにも花を咲かしてあげましょう!・・・とそれぞれ選んだ色の絵の具を手に出し、両手でこすります。もう1色違う色を手の平の真ん中に出して「きれいな花が咲きます様に!」と拝んだら、自分のサボテンにペタン!全体を見ながらいい所で止めます。
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 手を観て描いたところから始まり、手の花を咲かせた・・・という事で、タイトルを<サボ 手 ンを作る>に致しました。   おあとがよろしい様で・・・。
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 小学生クラスでも、まずはサインペンやボールペンで自分の手の描写をします。
 それから幼児と同じ様にサボテンを見せながら、サボテンについての話をみんなでします。
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 自分の描いた手を使ってサボテンを作る事を告げ、手をみどり系に塗ったらバックもみどりにします。乾かしている内に、別紙に幼児同様、砂の地面を作ります。
                          オモシロい形でどうぞ!
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 手の平と指を切り分けたら、更に余りのところに増やすためのサボテンを描き、
切り取っておきます。
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 砂地の台紙に暖かい空気を漂わせます。絵の具を塗った上から霧吹きで水をかけてにじませたり、更に絵の具を飛ばしたり、それぞれ工夫します。
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 絵の具を乾かしたら、砂地に切り込みを入れ、<手の平>の部分を母体にして、まずは<指>の部分から構成し、他に作ったパーツで更にオモシロい形に構成していきます。<自分サボテン>が出来たら、花または生き物など、好きなものを加えていきましょう。
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 <手>の様な<サボ 手 ン>の完成です。
               みんな砂地の形も生き物の様でオモシロいです。
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 下左のサボテンは、何と、新幹線の花が咲いているんです!最近はまっているそうです・・・新幹線!
 手を見て作ったせいか、どのサボテンからも生命力を感じ、
          そう!初めに書いたクリエイティブな感覚を刺激されました。
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 下画像は4月10日の風景・・・
        右は、斜め向かいの家の巨大 紫モクレン。  桜の様なピンク色。
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 左)色づき始めると成長が早いチューリップ、今日14日にはすっかり、あか・
しろ・・・だけ色づきました。
 中)ロイヤルなんとかという、ちょっと上品な感じの桜。
 右)お隣の家の今花盛りの椿、ぼとっ!と落ちるんですよね、つばきって・・・。
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 昨日は日中21℃まで上がり、いい陽気でした。そんな午後の春の空気の匂い、
何だかとても懐かしくて、ずっと深呼吸していたくなる様な心地良さ・・・。

          無常の自然から戴いてヨミガエル、懐かしき 記憶・・・。
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by zoukeinomori | 2012-04-14 12:02 | 絵画 | Comments(0)

<フレッシュフルーツを描く> 2月の活動 ー その2 (3/25号)

 お彼岸も過ぎ、ようやく春めいてきました。今日は久しぶりの青空で
ぽかぽかな日差し・・・ウグイスの歌声も軽やかに聴こえてきます。

 今回<フレッシュフルーツを描く>に至ったのは、近所のお家になっているキウイフルーツを沢山戴いたのが切っ掛けとなりました。2月のこの頃といったら一年でも一番寒い頃だというのに、「キウイ?」と、私も思ったくらいですが、食べてみてビックリ!ちょうど熟れていて酸味より甘味の方が強くて正に食べごろ!
 
 まずは聞いてみます。「フレッシュってどんな感じ?」「フレッシュな食べ物ってな〜に?」・・・そこで登場したのが <キウイ!&イチゴ!> 「でもこのままだとあまりフレッシュな感じがしないねぇ、どうしたら感じられるかな?」という事で
ナイフで半分に切ることに・・・。
         「じゃまずイチゴとキウイの切った所を鉛筆で描いてみよう!」
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 「でも色がないとフレッシュな感じがしないよね?!じゃまず、フレッシュな空気を作ろうよ!・・・その前に、みんなにもフレッシュになってもらうために、キウイとイチゴを食べましょう!」あまりの美味しさに、キウイが苦手だった子も
『樹が欲しい!』とまでいう程に! 
「ちょっと分かった?じゃその感じを・・・」とフルーツの周りにクレヨンで、更に上から絵の具で表現します。
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 絵の具は自分の思うフレッシュな色を3色画面に出して、それぞれに白を加えました。水を加えたら、香りを出すが如く手で塗りたくります。ストーブで乾かしたら、もう一度本物を見ながら鉛筆で描いたフルーツにクレヨンで色をつけます。
    下右、イチゴはどこかにいっちゃったけど、キウイ、そんな感じだよね!
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もっとフルーツを作りたい!という事で、別紙に描いた果物を切って貼付けました。
               味と香りが感じられる絵ができました!
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 小学生も導入はほぼ同じです。オレンジとバナナが加わり、キウイも横切りをプラス!まずは自分が描きたいフルーツを鉛筆で画用紙に描きます。
             続いて味見!イチゴより甘いキウイフルーツに舌打ち!
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 甘味と酸味のイメージを霧吹きで絵の具をにじませながら表していきます。
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水たまりの様になった絵の具をタオルで拭き取ると、程よい香りが漂った感じの絵になりました。いよいよ始めに描いたフルーツを美味しそうになる様に色を塗ります。
          道具は自分んで考えます。できたらそれぞれを切り取ります。
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 切り取ったフルーツを香りの画面に構成していきます。余った画用紙を輪っかにしてフルーツの裏に貼り、構成する時は少し浮かせた状態で貼付けます。
 下右のキウイフルーツ、質感を出すための作者のこだわり・・・
  自分の髪の毛を切って絵の具の茶色で染め、貼付けました。スバラシイ!拍手!
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        それぞれの食べた感じが伝わってきます。
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 下左は色鉛筆で更にフレッシュ感を出そうとしていた途中・・・。
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 絵を描き終えると、残りのフルーツは、あっという間に無くなってしまいました! 
                       日本のキウイは2月が旬?!

 今日は温かい1日でしたが、夜はけっこう冷えています。桜のつぼみは明日にもほころびそうですが、まだまだ三寒四温・・・下左画像は数日前、玄関先に飾ってある蓮の花托(かたく)で寒さをしのいでいるミツバチ。中、チューリップは一気に伸びてきました。右、数日ぶりにアトリエ裏にいったら今頃芽出たフキノトウ。
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 今日、家の裏の空き地がオオイヌノフグリで青く染まってました。
 よーく観ると、一つ一つが胸を張って存在を主張している様に見えてきました。
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     どんなに小さく、沢山ある花であろうとも、命あるものはすべて
  
        一つ一つが  <土のこども>  が、私の想い
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by zoukeinomori | 2012-03-25 21:17 | 絵画 | Comments(0)

<色で遊ぶー宝石の輝き> 2月の活動 ー その1 (3/17号)

 3月17日、彼岸の入り、九州北部で春一番が吹いたそうです。寒くてうずくまっていた冬から、春のそよ風でバネの様にはじける心と体、Spring has come! 寒さが厳しい程、spring から飛び出す様に喜びは強い。そう、厳しさに耐えてこそ強いバネになる・・・。
 
 数回前のブログにも書きましたが、美しく輝くものに多くの人は魅せられます。最近はパワーストーンブームで、老若男女が様々な<力石>を当たり前に身に着けていますよね。
 今回はまず「きれいなものってなあに?」という所からの導入です。『花』とか
『空』とか言う中で『ダイヤモンド!』と言う子が出ました。(待ってました!)
「そういうのを<宝石>って言うんだけど、他にも知ってる?」『・・・?』見た事はあってもそこはまだ幼児、名前は知りませんよね。ここで先生の家宝・・・という程のモノじゃありませんが、オパールだの水晶だのアンモライトだの輝きのある石を観させてあげます。「大事にみてね〜おねがい!」 すると結構感激する子ども達!
 
 この輝きをクレヨンで描いてみよう!と、まず見本にやってみてからみんなもスタート。黒白以外の好きな色を画面にごしごし塗ったら上から白を更にごしごし塗ってかぶせます。みんながんばって塗った自分の色に宝物を見る様な眼差し!
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 次に15色ある絵の具の中から、これ!と思った色の絵の具を5色選ばせて色画用紙の上に出してあげます。そうしたらなるべく混ぜない様にペインティングナイフで延ばしながらそれぞれの色のお部屋を作ります。やり方をしっかり教えると段々慣れてきます。今度は更に違う色を選ばせ、出来た色の部屋の上に出してあげます。
木工ボンドもプラスします。
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「はい、指3本出して!今度は色を全部混ぜましょう!」すると 感触で『キャ〜!』色の部屋が見えなくなって『ギャー!』何だか面白くなって『ウォ〜!』
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 『ツメで引っかくと下の色が見えるよ!』みんな濁った色の手袋してるみたいだ。                  一人ずつブラシで洗います。
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 せっかくきれいだったのに、色が混ざって汚ない色になってしまいました。ここで最初に描いた宝石の様な絵をハサミで切ってこの絵の上にちりばめましょう。
 すると、よりきれいに輝くはず!下左の女の子は、色を混ぜて濁らせたくなかったので、自分で計画的に色を選んだのです!    きれいなボタンも貼っていいよ!
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 完成! 下左上は年少。大胆に1個ポン!と貼ってありますが、角が取れていて大きな宝石の風格あり!  他は、ボタンがいいアクセントになっています。
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 下中央のはあえてバックを濁らさなかったためにクレヨン画が目立ちません・・・が、本人はお気に入りでした!
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 小学生も導入はほぼ同じです。下左のは大きなダイヤモンド・・・ではありません。カットガラスでした。小学生ともなると、かなり多くの宝石の名前を知っていました。           クレヨンは描き込む力があるので、大変美しい!
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 小学生は6色の絵の具を選び、色分けしていきます。
                  更に6色を出し、木工ボンドも出します。
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 指や爪で強めにこすると下地の色が見えてきます。自分の描きたい絵や模様を描いていきましょう。          筆のお尻を使うのもいいでしょう。
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 下左)楽しくて興奮するといつも手足にまで塗りたくる・・・。絵の具の手での握手!『ヌルヌルして気持ちいー!』クレヨン画をハサミで切って構成していきます。下右)の作者は大胆に1個!でも周囲に金のラメなんかを塗り始めました・・・。
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 水晶やカットガラスからインスピレーションを受けた子が多く、そのイメージで絵を作っていきます。                  下右は宝石の鳥・・・。
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 自分の宝石の輝きをより輝かせるための工夫として、それぞれの子が貝のボタンやスパンコール、輝く色紙等を更に加えながら構成しました。
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    いろいろ色で遊んだ結果、輝く絵が出来ました。
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 なかなか開花しなかった庭の八重紅梅でしたが、今は八分咲きといった所です。
そうこうしているうちに、隣りにあるサクランボの桜のつぼみが大分大きくなりました。これは例年通りな感じなので不思議です。(下左)
 
 土日で片そうと思っていたひな人形、また雨でしまえず、未だ出しっぱなしです。もともとは紙でできていたひな人形に、自分の心や体にたまった<ケガレ>を移し、川や海に流す風習がひな祭りだったそうです。しかし江戸時代以降、ひな人形が現在の様な形になり、流してしまわずに片付ける様になりました。それで早くしまわないと<ケガレ>が残ってしまう・・・ことが<嫁に行き遅れる>と言われる様になったそうで・・・まぁ、それはそれでいいか・・・と思ってしまう 浅はかな父の私であります。
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 暑さ寒さも彼岸まで。
    この調子でいくと、梅と桜の花見がいっぺんにできるかも・・・。
        梅が咲かないと嘆いていたけど、そんな事になったら前代未聞!

                SPRING HAS COME !

 
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by zoukeinomori | 2012-03-17 23:24 | 絵画 | Comments(0)

<描き初め> 2012年1月の活動 ー その1 (2/5)

 節分、立春が過ぎてやっと今年初の活動ブログです。こちら千葉ではこの2日ほど日中10℃を超え、久々に「寒くない感じ」を覚えましたが、今年は九州でさえ、そして特に日本海側で例年の数倍の積雪で各地でいろいろな被害が出ています。今朝あるテレビ番組で学者さんが言っていましたが「地球ではもうプチ氷河期に入っている!」と・・・!地球温暖化じゃなかったのか?!何でも10万年+1万年のサイクルで来るその始まりの時期に入っているというのだ。 ん〜 メキシコのマヤカレンダーが2012年をもって終わっていて、今年がそのいわくの <2012年> 。
・・・がしかし!何がやって来ようとも<希望>や<想い>がある限り、人は強くなれる。 そう、子どもこそが<希望>です!

 さて、今年初めての造形は、<希望>が一杯詰まった子たちの描き初めからスタートです。まず書きたい文字を一字決めて、今年初めに使いたい色でその字を描いていきます。小さな紙にいくつか下書きして、画用紙に決めた文字、一文字を大きく鉛筆で書きます。そうしたら、選んだ色でその字をなぞってカッコ良く描きましょう!
下左)<翼> 年長さんには難しそうですよね・・・。
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 結局<翼>はオレンジの塊になりました! 次にやるのは、周りに塗りたい色の絵の具を 沢山ある中から4色選び、先生に出したい所を言って出してもらいます。ペインティングナイフを使って、色でなぞった字は塗らない様に周りに延ばしていきます。
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「パンにバターぬったことある?」と聞くと『なーい!』 というわけで、ぬり方を教えます。初めは難しいようでしたが、それぞれ工夫して白地を上手に埋めていきます。色が混ざっていくのが面白いんです!
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 最後に字の部分に新たに色をかぶせます。絵の全体を見ながら、何色にしようか考えます。字の形の中に先生に絵の具をたらしてもらったら、筆のお尻でこする様に延ばしながら字の形になぞっていきます。
 たっぷりの絵の具がでこぼこした深い味のある<描き初め>が出来ました!
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 少し時期遅れでしたが、今年も鏡開き!みんなで焼いたお餅をおしるこに入れて頂きました。
オレンジの塊になった<翼>もバックの重たい感じに映えた 黄色に輝きました!
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 小学生は色々な漢字を知っているので、一文字を選ぶのにけっこう思案していました。やり方は幼児と同じです。とにかく直感で色を選び、混ぜていきます。ペインティングナイフが足りなかったので、金ノコで代用しました。
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 新しく字の上に絵の具で描いたら、最後にサインを入れます。
それぞれの<想い>と<直感>が一枚の絵になりました。
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 下右は<AB>の様にも見えますが<邸>という字です。なぜかと言うと、この子は建築が好きで(特にガウディにはまっている)家主の 〜邸という<邸>だそうです。
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 下の3枚は絵の具が乾いてから薄い白絵の具をぬってから、軽く濡れふきんで拭いたもの。こうすると、たっぷり絵の具の凹凸が浮き出て深みが増します。これで最終完成です。
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 今回、おしるこに使ったあんこは5㎏!それを2.5ℓの水で溶いたので大量に出来たのでした! みんな自分のお餅を焼くのに必死!裏返してばかり。こういうストーブで焼くことはあまり無い様で、楽しそうでした。おしるこ食べ食べ絵を観賞。最高5杯お替わりした子もいましたが、中には食べられない子もいて、そんな子には仕方ない、磯辺にして・・・。
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食べ終わってから『先生、胸の辺りが気持ち悪いんですけど・・・』と言う子がいて「それはね、ムネヤケって言うんだよ。」と・・・! 小2にして胸焼け初体験!

 みんなが描いた絵の色も微妙な混ざり具合や かすれ具合が、何とも味わい深さをかもし出していますが、人が美しいと感じるものに、光り輝くものがあります。金や宝石はその最たるものでしょうが、身近にも色々あるものなんです。
 
 下左は身近とは言えませんが、先日、宝飾展で観た「アンモライト」というカナダのある地域にしかないアンモナイトの化石。直径50㎝くらいでしょうか、これだとウン百万円ですが、あまりの美しさに、かけらを購入してしまいました!
 真ん中は、先日の雪が積もって晴れた日、モミジの枝に出来たシズクの輝きです。角度によって七色に変化するんです! 一斉に何個も見えると鳥肌モノです。
 右は薪ストーブの明るいオレンジに輝く炭(熾き火・オキビ)。
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 下の画像は一見みんな似ています。左2枚はアトリエに庭一面に毎日出来る霜柱。手に取るとエノキダケの様。あんまり背が高いので、踏みつけるとドミノ倒しになって倒れていくんです! その様がまた何とも美しい!
 右隣は水晶。小さな結晶が指の先に沢山あります。
 一番右は、再びモミジの梢についた氷の塊。
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 金や宝石などは、その希少さや、加工の手間に応じて<値段>という価値は違いますが、上の写真のアンモライトと水晶以外でも、それぞれにとても美しい存在です。 

<美しいもの> とは、自分でその存在を見つけた時 感じる恍惚感や昂揚感・・・
けっこう儚いものの中に在るものかもしれませんね・・・。
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by zoukeinomori | 2012-02-06 00:31 | 絵画 | Comments(0)

<紅葉を描く> 11月の活動 ー その2 (12/7号)

 12月に入り<冬の入り口>という感じの、寒さが身にしみる気候になりました。
何かと後回しにしてしまう私の性格。薪にする丸太はあっても、まだ薪割りをしておらず、いざストーブを焚こうと思って急いで割っても乾いていないって分かっているのに・・・。明日はもう暦の上では<大雪>です・・・。

 さて今回は11月半ばの活動、<紅葉を描く>がテーマなんですが、今年は京都でも今頃が紅葉の見頃になっているそうで、全国的に遅かったようです。なもんで、その頃モミジもまだ紅くなっておらず、紅葉していたのはウルシ系の葉と、柿の葉くらいでした。でもでも、この柿の紅葉が素晴らしく色々な表情を見せてくれたので、それだけで充分なモチーフとなりました。という訳で、<紅葉を描く+柿の実>をテーマにしました!まずは庭に出て、柿の葉集め&柿の実もぎへ。
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 苗から植えてまだ7年目の小木な柿の木。去年なんか2個しかならなかったのに、今年は豊作!100個以上も実をつけました。まずは和紙に墨で葉をよく観て1枚ずつ描いていきます。「画面のいろんな所に描いてみよう!」『これ虫食いのあと!』と黒く模様を付けたり・・・。「葉っぱが描けたら柿もよく観て描こう!」
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 葉と柿が描けたら、枝も描いてみんなをつなげてあげます。そうしたらいよいよ着彩です。葉っぱをよ〜く観て、そこにある全部の色を自分の絵の具の箱から出してみます。パレットに出して水で溶いたら色を混ぜながら葉っぱづくり。
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 きれいな紅葉が出来たら、柿も美味しそうな色に塗ってあげましょう!
最後に周りに秋の風を吹かせましょう。   鮮やかな夕焼け空に映える柿・・・。
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           こちらは秋晴れの空にさわやかな風の中の柿・・・。
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           もいだ柿はお家でおやつにどうぞー!

 小学生も柿と葉っぱを採って来てから、幼児と同様にじっくり観察をして、大きさや向きなどバランスをとりながら描いていきます。こういうときの集中力は、みんなもう大したもの!
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 柿を描くときも横からや上から、いろいろな角度を工夫して・・・。
             そして着彩。観たものをそう見える様に描きましょう!
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「前は緑だった葉っぱが、秋になると何で紅くなるんだろうね?」と、人間の顔が赤くなる時の、酔っぱらいの話と 恥ずかしい事をした時の話と 恋の話 で大盛り上がり!!!
 でも色で形が浮き出てくると、<絵描き>が集中しているときの様な、良い雰囲気の緊迫感が漂い始めました。
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 美味しそうな柿も描けたら、自分の感覚で、バックを考えて塗っていきます。
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 それぞれが各々の世界で作っているので、1人ずつの個性が 見ていてオモシロいんです。
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下右は、パレットに出した絵の具をたまたま混ぜてみたらオモシロい色になった と、楽しそうにバックを描いていました。
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下左は、あまり手を掛けていないけど、柿が絶妙な空間で描かれているなぁ・・・。
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 左下の作者 Sくんは、この数日前 東山魁夷を扱ったテレビを観て感銘を受けたそうで『先生!この絵の青を何ていうか知ってる?!』   「しらない・・・。」
『これが東山ブルーだよ!』   「そ、そうなんだ。」
『じゃ、この緑はなんて言うんだ?』    「ん〜わからん。」
『これはね、S(自分の名前)グリーンて言うんだよ!』「・・恐れ入りました〜。」
 大きな柿が絵手紙の様な潔さがある。
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        みんながみんな、秋を感じられた今回の活動でした。

 下画像、前回のブログに書いた 根が折れて葉がしおれても 花だけ咲かせた皇帝ダリア。
右の鳥、こたつに入ってテレビを観ていたら窓ガラスに コン!と当たってはじけたものが! 以前に鳩がぶつかって死んだ事があったので、外に出て探してみると、自転車のタイヤの所にいました!近づいても逃げないので心配しましたが、しばらく目を離していたらいなくなっていたので、元気になったんだろう、と。
で、図鑑で調べたら何と!ウグイスのなかまのエゾムシクイではないかと・・・。
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 下のモミジは先週撮影したもの。 双葉から育てて20年目のモミジです。
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       20年か・・・。ついこの間の様でもあります。

明日12月8日は太平洋戦争開戦の日(1941年)から数えてちょうど70年なのです。先日NHKで戦争体験者の証言で記録されたスペシャル番組が放映された。一部しか観られなかったが、特に心に刺さった証言があった。沖縄の防空壕で泣く赤子を敵に見つかってはいけないからと、静かにさせろ!と命令された兵士がではなく、母親が自分の胸にその赤ん坊の顔を強く押し付けて音(息)を消した、と。何度も何度も我が子の名を呼びながら・・・。 涙が出た。

 兵隊に行った 今は亡き父も、戦争の事はあまり語ろうとはしなかった。一度だけ「随分ひどい事をした。」と言っていた事があった。息子が言うのもなんだが、父は大変な善人であった。一昨年転んで脊椎損傷となり、のどに管を通した寝たきりになって、約10ヶ月後に衰弱して肺炎になり86才で亡くなった。なぜ、父の様な善人が、最期にこんな生き地獄を味わあなければならないのか・・・とずっと思っていたが、もしかすると この10ヶ月を生きた事で <ひどい事をした> 事の「清算をして天国に行ったのかい?」と今は遺影に問いかけている。
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by zoukeinomori | 2011-12-07 01:49 | 絵画 | Comments(0)

<炎を描く> 11月の活動 ー その1(11/27号)

 このところの日中は割と暖かですが、朝晩はすっかり冷えて車のフロントガラスは霜でガチガチです。イチョウの黄色が青空に映える・・・気が付けば、もうすぐ師走です。

 今回は、11月の初めの週の活動です。<火>を感じながら<炎>を描く活動なので、ついでに焼き芋会もやろうと、貰ったり掘って来たりしたサツマイモを洗って、一つずつに新聞紙を巻いたら水に付け、銀紙で巻いて焚き火の周りに置いて焼き芋の開始! 焚き火に1人ずつ薪をくべてもらいます。みんな熱いのが恐いのか、足早に遠くからポイッと放り投げるんです。まだ明るいので、あまり大きくは見えませんが、炎の熱さや動き、パチパチいう音などでみんなの心にも『描くぞぉー!』という炎が燃え始めます。「さあ、炎の踊りをクレヨンで描いてみよう!」男の子たちが『ボォ〜ボォ〜』言いながら線を描きなぐっているのに対し、冷静に形を描く女の子!
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 教室に入って、更に大きな炎にするために・・・絵の具の道具を用意したら、
自分で決めた炎の色を3色 パレットの大きな部屋に1色ずつ出して水で溶き、
「ファイヤー!」       塗りながら『あちっ!あちっ!』言ってます。
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 続いて燃えている<薪>を作るために、画用紙をクレヨンで燃やして上から墨を塗っておきます。外の焼き芋どうなったかなぁ? そうだ!火で絵の具を乾かそう! 
乾いたら、墨を塗った絵を<薪>をイメージしてハサミで切り、炎の絵に張り付けていきましょう。                   「ワァ〜熱そぉー!」
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    切った薪は自分の好きな所に置いて燃えている感じを作ります。
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 絵の具を飛ばしたり水で延ばしたりして、火の燃える音や熱い感じの表現を工夫しています。
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 みんな『あついっ!』『あちぃー!』とか言いながら、出来た絵を外にいるお母さんの所へ持っていきました。

焼き芋の具合は、竹串もスッと入った所で試食。ん〜OK! 大きいのは包丁で切って、小学生も集まって来た所で『いっただっきまぁ〜す!』  『うっめぇ!』『あっつ♨!』『何個食べていいの?!』と、芋姉さん・芋兄さんたち。中が黄色く輝いた色のが特に甘くて美味しかったようです。
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 『オレ8個食べた!』なんて子もいて、身も心も温まった所で、小さくなった炎にみんなで順番に薪をくべていきます。もう日も暮れて焚き火の炎も赤々と、火の粉も空に舞い上がるのが見えてきました。「火に形ってある?」『ある・・・? ない!』「うん。でも、絵には?」 『描ける!』 もうみんなやる気満々です!
<自分の炎を描く>という事で、絵の具の好きな色2色を画面にたっぷり出し、手の指の表裏を使いながら、踊る炎をそこに表していきます。
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 自分の炎が出来たら、炎の手で友達と握手!燃える友情?!『キャー気持ちい〜』 一旦手を洗ってから火でたっぷり塗った絵の具を乾かします。『わぁ湯気が!』「燃やさない様にね!」気を利かせてお家からマシュマロと竹串を持って来た子がいて、みんなに配ってくれて、少しの間 焼きマシュマロタイム!またみんなの目がキラキラ輝きだします。上手にあぶったマシュマロを口に入れると トロ〜リトロけてみんな病み付きになりそうな勢いです。
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 充分に炎を体感した所で、自分の炎を更に熱くしていきます。まずは、幼児同様に<薪>をクレヨンと墨で塗ったもので作ります。
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自分の道具を用意して、炎の周りや中を 水で延ばしたり色を重ねたりしていきます。
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 満足のいく炎になったら切っておいた薪を貼付けていきます。
最後にパチパチいうあの音を金や銀の絵の具で表現しています。
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 みんなが心で感じて出来た炎の表現です。青や緑の火は印象がまた変わって面白いですね。
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    上中右画像は本人の希望により載せました。正に炎と一体化!?
 
 実態のつかみにくいものでも、音や匂い、温度や湿度などからそれ自体を感じ、それを何でどう表すのかが<表現>の面白さで、そういう事を感じながら形にしていけたら世界はどんどん広がっていくんじゃないかな・・と、日々思っている次第です。
                
                   言葉を超えた世界・・・。

 前回のブログの最後に、今年も咲いた皇帝ダリアを載せました。昨年にも増して背も高く、つぼみも沢山付けたその皇帝ダリアが、先週19日の暴風雨で根元から倒れてしまいました。寄せ木にしていた竹が古くて折れてしまったのです。翌日、いたわる気持ちで茎を立て直したとき、無理が掛かったんでしょうね、ボキッ!っと鈍い音を立てて根っこが折れてしまったんです。それからは案の定、時間とともに葉がしおれていきました。 こんな事なら起こさなきゃ良かったと悔やみました。
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 あれから1週間、上の方のつぼみはほとんど切ってしまったのですが、何と、残っていたつぼみから2輪花が開いたんです!完全には死んでいなかったんですね。
<皇帝ダリアの法則>は事故をも含んで<法則>と言えるのかも・・・と、大いなる<法則>という 人の力を超えたそのものに、希望の光を感じ始めています。
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by zoukeinomori | 2011-11-27 16:41 | 絵画 | Comments(0)

<バッタを描く・里芋を描く> 10月の活動 ーその2 (11/9号)

 昨日8日は立冬でした。そしてその日からようやく平年の気温になった様で、朝晩は息も白く、こたつの温もりが恋しい季節となりました。寒冷地では今が紅葉の見頃、この辺りではもう少しですね・・・。

 さて今回は、10月半ばの活動。幼児はまず、バッタを捕まえに外に出ます。雑草がいっぱいはびこるアトリエの周りには、まだまだ沢山のバッタやコオロギがいるんです。1人で10匹捕まえちゃう子もいれば、ドングリやお花だけを集める子も・・・。下右は、ジャンボ ショウリョウバッタ!
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 下左のバッタはイナゴの子どもでしょうか?!まだ青々としていてとてもきれい!・・・あ!うんちした! まずはバッタをよ〜く観察します。顔・・・イナゴ型の方はまるで仮面ライダーみたい!ショウリョウバッタはナスみたいな・・・。 
 ピョーンって跳ねる足をよく見ると模様があったり、ギザギザがあったり。この後ろ足をまず作ります。後で動く様にするので、関節で別々に作ります。前足と真ん中の足も作ります。     ハサミで切ったら絵の具で色づけ。
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 作った足は、ハトメでつなげて動く様にします。さて、どのバッタを描こうか決めましょう!作った足を白い画面に置いて、描くバッタの体が想像で来たら絵の具で大体の形を塗っていきます。
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 こんな感じ!っていうカラダの形が描けたら、その上からクレヨンで顔や羽、お腹の段々の感じなどを描き込んでみます。そうそう触覚もお忘れなく!
 バッタの周りは秋の空?秋の風? そう!秋な感じにしてみましょう。ぜんぶ出来たら前足と中足は糊でつけ、後ろ足はキリで穴を開けて二股に分けられる鋲でとめ、ここも動く様にします。どこに配置するかが考えどころで、またオモシロいんです!
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 みんな目の前のバッタの様に、ピョンピョン飛び跳ねそうなバッタが出来ました。
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 下の作者は、いつもお話を考えながら具体的な絵を描いていく女の子の作品。集めて来たドングリと花も描かれ、リボンをつけたショウリョウバッタの背中には、楽しそうにお母さんと妹が乗っています。
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 小学生は里芋を描きます。「アトリエの庭のどこかに植わってるんだけど〜?!」しばらく探して『あったよー!』何かの本で見たことがある子が、ジョウロに水を汲んで来て葉の上にたらしてみると・・・『わぁー!』と歓声が上がりました。水が玉になってコロコロ、宝石の様に輝いて動いています。
           4株抜きましたが、まぁ小さいこと!うちの里芋・・・。
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教室に戻って、親芋の周りにある子芋を探すと、小さいのがちらほら・・・。里芋を描こうというのにインパクトなさ過ぎです。だが しかぁし!この小さい里芋は演出の一つ。奥の部屋から2m近くもある巨大里芋株登場!里芋ってこんなもんかと思っていた矢先の巨大さに、みんなの目が輝きます。(近所の畑から分けてもらいました!)
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 そのインパクトを胸に、画用紙にクレヨンと絵の具で一枚の里芋の葉を描きます。いい葉っぱが描けています!今度は別の画用紙に里芋をクレヨンで、なるべく明るくきれいな色で描くことにします。親芋の周りには子芋や根っこも・・・。
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きれいな色でお芋が描けたら、黒やこげ茶のクレヨンでその上から塗りつぶします。里芋のゴワゴワした感じを出す様に、上からマッチ棒で更に削ります。(スクラッチ)何だか重たくて存在感がで出来ました。
 更にお芋から茎を出し、小さい葉なども描きます。後で初めに描いた大きい葉を貼ることを伝えておきます。 バックには幼児同様、秋の感じの背景を作ります。
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 葉っぱで遊んでちょっと一息・・・。描いた葉を切り取りながら、虫食い穴をあけてみたり、芋虫を作ってみたり、ちょっと枯れた感じに描き加えてみたり、水玉をのせてみたり・・・それぞれがいろいろな工夫をしだしました。
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 最後にその切り取った葉を 自分の里芋が一番活きる所に少し浮かせて貼付けて、完成です!
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         どの里芋も、生命感にあふれています。
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 出来ることなら、
     自分が描きたい大きさの画面に描かせてあげたいものですが・・・。
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 その数日後、定番の<イカと里芋の煮物>をつくりましたが、内臓系が好きな私は最後にイカの腸も入れてしまったのです。
内臓系が苦手な家内いわく「これじゃ全く定番とはいえないでしょ!」と渋々でした。でも、一杯やるのには最高です! 冷めても美味しい里芋の煮付け・・・。

 下は10/31に撮影したものです。左は敷地の南の空き地からアトリエを撮ったもの。中央はアトリエから西の方に散歩した時に撮ったもの。どちらもセイタカアワダチソウの黄色が鮮やかな頃。きれいな事よりも、ススキ同様、地下茎で浸食してくるこの雑草に侵されていく事がかなり心配なのです。
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 誉田はいい所です。まだまだ<森>と呼べる様な雑木林が沢山あり、フクロウの鳴き声もきこえる程です。上の右画像は誉田東小の北側にある雑木林。西陽に輝いていました。しかしながら、この辺りもこの1年で、随分な林の木が切り倒され、宅地と変身し、すっかり密集型の集落が建ち並び、既に灯りがともっています。誉田駅北口の交差点の所にあった巨木のケヤキやイチョウ群は毎年今頃、青い空をバックに巨大なオブジェの様に季節を語ってくれていました。が、あれよあれよという間に切り倒され、平地になり、まさに今日、コンビニの看板が 出来上がった建物に取り付けられた所です。
 それぞれに、事情があるのは分かっています。ただ、100年単位で大きく育った様な樹を100%根こそぎにしなくてもいいんじゃないの! と思う訳です。建てる業者にはそんな事、迷惑な話なんでしょうが・・・もう、そんな人間のおごりの時代は終わりにするべき時が来ている様に思えてなりません。
 自然の恐さと、自然の有り難さ・・・
             結局の所、その中でしか生きられないのになぁ・・・。
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by zoukeinomori | 2011-11-09 19:12 | 絵画 | Comments(0)

<仲秋の名月> 9月の活動 ーその2(10/2号)

 10月になったとたんでした!外に出ると、キンモクセイの甘い香りが どこもかしこも・・・。柿の実も色づきはじめ、秋本番です! 1週間前、田んぼ道を散歩するとトンボだらけで、歩いていても帽子や手にとまる有様。下右画像、左のはお尻から卵がこぼれているんです。♡に見えても、実は喧嘩しているみたいでした。
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 さて今回は 9/12の活動で、この日は正に<仲秋の名月!>ってことで、満月の絵を描きました。
「お月様って何か住んでるのかなぁ?」『うさぎー!』と、他の子が『あれはね、ウサギに見えるけど、おばあさんとか違うものにも見えるんだって!』 などと月への想いを寄せつつ、丸く切った紙にみんなで尻取り絵をして絵のウォーミングアップ!「ウサギ→ギター→アリ→リス・・・」最後は文字まで出て来て・・・。「それでは自分で満月の形を切り取って、中に好きな絵を描きましょう!」しっかりウサギがお餅つきをしている絵を描く子が居れば、字が面白くてそれだけの子も・・・。
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 いよいよお月様に色をつけます。5種類の黄色を用意し、自由に塗らせます。
「満月の晩はね、地球と月が引っ張り合う力が強くなって、海の水もすごく高くなって、動物たちもじっとしていられなくなって踊り出しちゃうんだって!」と、画面には自分で考えた何かが踊っている絵をクレヨンで描く事にしました。月をどこに置くか考えながらやる子も・・・。
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 絵が出来たら、薄い墨を刷毛でたっぷり塗って全体を夜にします。
「月夜は暗いけど明るいんだ!」と、自分の絵の具から好きな色3色をパレットに出し、多めの水で溶いて<夜>にたらしたり塗ったりしていきます。
             タオルで水気を取ったら満月を貼付けて完成です。
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 地球と月の空間を感じる様なものあり、哀愁を感じるものあり、月を破壊して楽しむものあり・・・。
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 小学生にも満月の夜のお話。ドラゴンボールの孫悟空の話から始まり(知らない子もいましたが)、オオカミ男、ポニョ等々、交通事故も満月の晩が多いとか! 引力の関係で、動物たちの血が踊るわけです。
 さて、貼付ける満月の形を何か丸いもので型どりして切り取ります。そこにキラキラが入った和室の壁材をまき、水をたらして広げ、更に月らしい彩色を施します。
 画面には、深みのある月夜にするために、まず好きな色3色のアクリル絵の具をチューブからたらしておきます。
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 出した絵の具をペインティングナイフや金ノコの刃でバターを塗る様に延ばしていきます。混ざって色が濁っても、表面の絵の具を取れば、初めに紙に染みた鮮やかな色が出て来るのがアクリル絵の具の特徴です。
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 絵の具を乾かしているうちに、地球である大地と、そこにたっている建物や生き物、または空に飛んでいるものなどを満月の引力を意識して、いろいろイメージしてもらいます。それを紺の色画用紙にシルエットになる様に鉛筆で描いてから切り取ります。
 厚塗りの絵の具はなかなか乾かないので、頑張ってドライヤーで乾かします。その上から薄墨と青系の絵の具をたらして夜の空にし、切り取ったものをノリで貼って構成していきます。
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 最後に大地から遠い所に満月を貼り、その輝いた感じを薄く溶いた金色を塗って表します。タオルで水分を取ると、金色だけ残るんです!                             それぞれの仲秋の名月の夜の完成です。
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 よーく見るとそれぞれの絵には物語があって、面白いんです。
 魔女やペガサス、人工衛星、ロケット、動物等が飛んでいて、地上には富士山、東京タワー、ウサギの餅つきやその行列など、様々です。
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 鉛筆であまり細かく書き過ぎたものは切り取りきれなくて、よーく見るとウサギたちがいっぱいいるのが分かります。
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みんなの描いた絵を見ていると、何だか体が引き寄せられてしまいそうになります!

 この12日の晩は、よく晴れて大変美しい満月が見られました。教室のお迎えがいつもより遅い子がいて、心配していた所にお母さん「お団子がどこも売り切れで、ジャスコに予約して来たもんで・・・」 お月見団子を食べるんだ!って言う子がけっこういました。うちは何も無かったのですが、そんな中1人のお母さんから戴いた乙なもの・・・京都の砂糖菓子(下左)。下中は0時頃。こんな夜中に飛行機雲? しかも2本 南の方角に・・・不思議な夜! 下右は翌日、天気豪雨!
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下写真は本日10/2 午前中、この辺りを散歩して見つけた秋。涼しさのせいか、あれだけいたトンボがほとんどいなくなっていました。
左から、風にゆらゆらコスモス畑の一輪。/  落ちてたイガを割ったら出てきた
巨大栗!/  この辺りは道端に所々群生している曼珠沙華。
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 そば畑、満開の時。/ 野アザミでしょうか、イソギンチャクみたいな・・・。/ 田んぼの上の道、やけにハチが多いなぁと思ったら ワァ〜! 初めて肉眼で見た黄色スズメバチの巣! ど、どうしよう・・・?!
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 下は 9/11の十五夜1日前のこの近くの夕暮れです。9/11と言えば震災からちょうど半年。先日、原発の隣にある富岡町出身の短大の生徒が、実家に荷物を取りにいった時の携帯の写真を見せてくれました。見るからに普通の家庭の家の中。でもそこに写っていたのは 3月11日から時間が止まったままの姿。干されたままの洗濯物、一人暮らしのために用意した荷物。そしてその時着た貫頭衣の様な薄っぺらい簡単な防護服姿・・・「10/8にまた帰るんだ!」と屈託のない表情で話していました。 石巻の実家が全壊した生徒が同じクラスにいた事も知り、身近な女の子が、この若さで背負ったものの大きさを察すると、切なくなりました。

       地球から見る月は、何も変わっていないのに・・・。
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by zoukeinomori | 2011-10-02 16:24 | 絵画 | Comments(0)

<オモシロ版画> 8月の活動ーその3 (9/15号)

 9月15日といえば、むかしの敬老の日。もうすぐお彼岸・・・秋の気配はするものの、日中の日差しの強さにはまいります。昨日も、茂原で35℃近くまで上がったそうな・・・。
 今回は、8月最後の活動で、いろいろなモノを貼ってやる紙版画の応用です。この日は急に体調を崩してお休みの子続出で幼児は2人だけ・・・。「ハンコペッタンって知ってる?」という話から版を作る事を意識させます。テーマは<生き物>。でも自分の考えたオモシロイ形のモノにしよう!考えたデザインを紙に描いてみます。決まったら、厚紙にクレヨンで大きくデザインしたものを描き、その周りをハサミで切り取ります。
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段ボール、ビニールのプチプチ、麻ひも、ボタン、マッチ棒、布、銀紙などいろいろな材料を用意しておきます。その材料を描いた生き物の形に合わせて、切ってボンドで貼っていきます。
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 いろいろなモノが貼れたら<版>の完成です。こんどはその版に、布で作ったタンポに絵の具を染み込ませたものを上からポンポンたたいて全部に絵の具を付けます。きれいな新聞紙に版を移動したら上から画用紙を載せ、踏んづけて圧迫します。
まずは全体カラーの版画の出来上がり!次の準備で版にドライヤーをかけて乾かします。
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 次に、更に版の上から黒の版画絵の具をローラーで塗り付けます。その版を先ほどのカラー版画の上に位置を合わせて載せ、裏返してまた圧迫したら、剥がすと・・・『わ〜できたぁ!』怪獣の完成です。
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 下の作者は版に付けたキラキラスパンコールが黒くなってご機嫌斜め・・・。
出来た作品が黒いのも納得がいかず、不完全燃焼・・・。版画をやらせたいこちらの思いと、作りながらイメージが膨らんで楽しくなって来たのに、思いとちがう結果になった事・・・。 ん〜反省材料です。
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 小学生には、生き物のアイディアを考えるのに、「何かと何かが合体したようなものを考えてみよう!例えば上半身が人間で下半身が馬なのは<ケンタウロス>・・・魚に人の足があったりとか、どう?!」『きもちわりぃ〜!』 で、それぞれ考えたものを、厚紙に描いてから切り取り、いろいろなモノを貼付けていきます。
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細かいデザインにした所は大ざっぱに!単純な形の所には細かいデコレーションで!・・・などと、作りながらの臨機応変。
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 さぁ、版が出来たら幼児同様、それぞれ絵の具を付けて刷ってみます。
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 次に黒を載せて更に刷ります。
      <ワニリス> だったかな?! 版がまた面白い味を出しています。
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 下左は1年生の女の子。沢山のいろいろなモノを貼付けました。花の精かな? 
            右のはポケモンのキャラクターを合体させたとか・・・。
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 下左、バリ島の方の<獣神>って感じです!一つの頭のように見えますが、実は2つあるんです。
 右のは、お花に手や足があって、人の顔も沢山付いていて、作っているうちに細かく描いた原画とはちがって来て面白くなった版画です。
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下のは、亀とカエルと魚が合体した感じ。絵の具を水色と黄緑、2色使っています。
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左下のも、亀カエル魚の同じモチーフな様ですが、全く違っていてオモシロイです!                  左のは、ネズミと魚の合体です。
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 みんな手を絵の具だらけにしながらも、最後まで自分でよくやりました!

 下の画像も<合体>といえば合体ですが・・・左は11:33撮影、捕えられたセミが、まだジージー鳴いています。その隣りが13:19撮影、すっかりセミの頭がなくなり、カマキリのお腹がさっきより膨らんでいます。<命の合体> 春に生まれたこのカマキリも、もうすぐ産卵です。
 このところの空の雲はとても面白く、きれいで、ついついシャッターを切ってしまいます。アイスクリームみたいに美味しそう!?
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 食べて、子どもを産む・・・これ、自然の摂理です。 地球が誕生して、何十億年もかけて、生きとし生けるものが、今まで摂理の中で生かされてきました。生きるために、生物には縄張り争いをする事があります。人も然りです。その途中には、恐竜を滅ぼしてしまった様な天災をはじめ、数々の自然災害があった事でしょう。
 
 アメリカ9.11から10年、日本では震災・原発事故から半年。人間のプラスの<力>とマイナスの<力>は相変わらず両方凄い。 人間以外の生き物に、言葉はないが、生きるための本能はある。それはきっと、カマキリのメスが交尾のあと、オスを食べてしまう様な事。しかしそれは摂理。 人は、宇宙では生きられないのに、宇宙に行こうとする。 自然界にないものまで作って、人を殺したり、便利になろうとしたり、物理的に豊かになろうとしたりする。 
 
 20歳の頃考えていた事「人間も自然界の生き物なら、人間のする(マイナスな)事も自然の摂理なんだろうか・・・?」
 いいや、違う。人は希望を見いだせる事が出来る限り、その光を目指して前に進む事ができる。光とは未来。 そのために今出来る事を考えて、生きていこう あれから30年経って、今、そう思う・・・の だ が ・・・。
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by zoukeinomori | 2011-09-15 11:50 | 絵画 | Comments(0)

<ローラーで遊ぶ>7月の活動ーそのⅢ(8/18号)

 毎日暑い日が続きます。1都6県に午前中に高温注意報が出され、ピーク時には36℃を超えるところ続出! 甲子園もさぞかし暑い事でしょう。習志野、負けてしまいました。日大三高のピッチャーが凄かった。素晴らしいの一言! しかし、どこの学校も応援団もよく頑張ります。この暑さ、ローラーで涼しい色に塗りかえちゃいたいくらいです・・・。

 という訳で、今回は昨年もやって盛り上がったローラーを使っての活動です。まずはみんなのスケッチブックを開いた状態で横につなげて大きな白い画面を作ります。「今は<夏!>だから、雪みたいな真っ白い画面を暖かい色で埋めちゃいましょう!」子どもたちは、ローラーを見た時から早く転がしたくてウズウズしています。4種類の暖色を用意しました。「みんなエンジンかかってるぅ? ヨーイ・スタート!」自由にローラーを走らせます。
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 みんな夢中でローラーを走らせ、次第に余白を見つけては埋めていきます。ほとんど塗り終わって「うわぁ〜暑い夏になったねー!少し冷やしてあげようか・・・!」という事で、上から白の絵の具をローラーしていきます。
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 今度は、少し涼しくなった夏色を背景に、型紙を使って絵の足し算をしていきます。型にする紙を半分に折って真ん中からハートの半分の形を描いて、切り取ります。「広げるとどんな形になるかな?」『ハート!』と、みんな即答。デザインは夏をイメージしたり、好きなものだったり、様々なものを描いては切って、『しっぱいしちゃったぁ』を繰り返しながらも出来た型でローラー開始! 今度は5色の寒色を使います。「スケッチブックのつなぎ目にもやってね!」
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 7人で大きな画面に身体で描きました。 一仕事の後、気がつくと、強い西陽が入って来ていたので、ここでカーテン!
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 普段の筆で描く絵とは全く違って・・・
           ローラーってすごい! そして、オモシロイ!
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 小学生も今回は幼児と同じにローラー遊びです。はじめに塗る色、寒色チームと暖色チームに分け、開いたスケッチブックを並べます。
 寒色が5人で、暖色が7人になりました。まあいいでしょう・・・。それぞれ好きな色を付けたローラーを持ったら、まずは時計回りで画面にローラーしていきます。ヨーイ・ドン!色は重なってもいいよ!
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それぞれ画面を埋め尽くしたところで、霜が降りる様に白を上からローラーします。
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 型紙の作り方を教えてから、自由に好きなだけやってみよう!という事に。 暖色・寒色の絵の具をチェンジしてヨーイ・ドン! 小さい穴がいくつもある様な型も、模様として面白い! やっていくうちに、気持ち良くやっている子の上からわざと自分の型で上塗りして、それが嫌でまた上塗りして・・・なんて事も共同制作だと起きる事もあるのです・・・。
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気が付けば足の裏にローラーを走らせ・・・『んじゃボクは耳型で!・・・エヘ!』
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 「じゃみんなも最後に自分の手にローラーで絵の具をつけて、画面にペッタンしよう!」「ついでにその手で友達と握手をしよう!気持ちいいよぉ〜!」
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更にクレヨンで形を付け足します。
          輪郭をはっきりさせてみたり、顔を描いてみたり・・・。
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 完成です。5人の寒色ベースの絵。画面左はすっかり暖色に・・・! 
でも、すっごく楽しそうでした!
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 7人の暖色ベースの絵の方は、女の子が多かったせいか、細やかな感じ。
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 一人分の絵にしてみても面白い作品です。
       道具で遊ぶのも、造形の大切な要素といえるでしょう。
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    まだまだ、夜明けと夕暮れにけたたましい <ヒグラシ> とその抜け殻。 
         でも、夜にはもう秋の虫が鳴いています Riririri・・・。
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by zoukeinomori | 2011-08-19 00:38 | 絵画 | Comments(0)