<myうちわ & my扇子づくり>  8月の活動−Ⅰ (8/23号) 

 暑さもそろそろ和らぐ頃・・・という、本日 暦では「処暑」なのですが、今日も各地で高温注意報が出るほどの厳しい残暑! 日中、ずっと冷房をつけずに来ましたが、中2の息子が宿題の期限が迫って『暑くて集中できない』などと言うので、ここ2.3日つけています。 千葉市の子ども達の夏休みも あと10日!今月のアトリエは後半の2回のみという事で、夏らしい作品をテーマにしました。

 今回は今までに何度かやって好評だった、myうちわ作り・・・。でも小学2年生以上は<扇子>でやることにしました。いろいろな造形的要素を含んだ活動です!
 
 まずは幼児から・・・「夏休み、イッチバン楽しかったこと、なぁに?」と一人ずつに・・・。
『海に行ったー!』『おばあちゃんちに行ったー』などなど。そして「花火、見た人!?」・・・で、みんなけっこう色々な所で見ているんですね。「今日はこのうちわに花火の花を咲かせますよー!」まずは蚊取り線香に火をつけて、ふうふう息をかけながら(火が強くなるので)うちわに穴をあけていきます。なぜかはあとでのお楽しみ。「こんな火遊び、おうちではやってはいけませんよー!」と言うものの、今時蚊取り線香のあるお家はそうそう無い様です。穴があいたら絵の具で花火の色を塗ります。でも12色のうち1色だけ使わない色を決めておきます。
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 白いところが色で埋まったら、こんどは<火遊び part2> ロウソクに火を着けて乾いた絵の具の上にポタポタたらしていきます。「たーくさんロウがたれると花火の音が大きくなるんだよー!」
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 「花火は夜に咲くから、墨を塗って夜にしましょう!」するとロウがたれたところだけ墨をはじいて下地の絵の具が残ります。「音がしてきた?」『音がしてきた!!!』 
 墨を乾かしたら裏返して、木工ボンドを溶いた水をうちわに塗り、半紙をかぶせます。そして穴をあけた所に、使わなかった絵の具を塗ったら、更に白い所を全部自由に塗ります。
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 乾かしてから、余分な半紙を切り取って、完成です。
 透かして見ると、穴をあけた所だけ<ホタル>状に明るく見えるのです! 真昼の花火!
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 次の小学生は基本的に2年生以上は扇子に挑戦です!扇子は技術的に難しい所が少々あるので、1年生はうちわで・・・。やはり夏休みや花火の話をしてから、活動を始めます。穴をあける所には、印をしておくと迷わずに済みます。ギザギザの山の片方は竹の骨があるので、紙だけの方に穴をあけましょう!・・・と言ったのに、谷間にあけちゃった!(下中央)
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 小学生にも使わない色1色を決めさせ、片面に花火を連想した色を塗っていきます。
                             塗れたらロウソクたらしです。
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 この日の気温、30℃超え!教室はクーラー無し!蚊取り線香のけむりモクモク・・・ロウソクの火が消えるから扇風機は端っこへ!  それでもみんなは夢中です!  蚊取り線香で新聞紙に穴あけ出した子には「今夜は必ずオネショだから!」・・・と!  (昔からの言い伝え)
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 墨を塗って、「花火の音、してきた?」と訊くと『するわけないじゃん!』と、冷めた答えの子もいれば、『するする!!!』と感激する子も。『心で感じるんだよ!』なんて教えてあげていたり・・・。              うちわの作者は幼児と同じ要領で仕上げました。
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       扇子は墨を塗るとき、竹の部分を汚さない様に注意して塗ります。
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 次の作業が 少々手間が掛かります。写真を撮るのを忘れて画像がありませんが、たらしたロウがこのままでは扇子を閉じることが出来ないので、ペインティングナイフでロウをきれいに剥がします。最近、ロウを使った活動で慣れている子も・・・。ロウが取れてもまだ閉りにくいので、1つずつ折り畳んだら、ドライヤーで熱を加えロウに畳んだ癖をつけます。 それが出来たら裏返し、小さく切った半紙でボンド水をつけながら開けた穴を塞いでいきます。細かい作業なのに、みんなよくやるので感心です!
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 穴をたくさんあけ過ぎたと思う子は、空けたままにしておくのもデザイン的にOKです。竹の部分に墨が付いたので、色で装飾 (下左)。 裏の半紙を貼った所には、使わなかった色も使ってデザインしていきます。
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 うちわと扇子の違い・・・うちわには紙が裏表はってあるので、穴の透かした所だけ光が漏れますが、扇子は折りたたみが出来る様、うちわよりも薄い紙が表に1枚貼ってあるだけなのです。なので、ロウをたらした所も明るく透けて見えてしまい、穴の所との区別があまりつきません。効果的にはあまり意味を持ちませんが、技術的経験としてやってみました。
               パチパチ花火の音、聴こえませんか?!
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 残りの3人になった所で、「そうそう!金と銀を出すの忘れてたー!」と私。3人、声をそろえて『塗る塗る!』黒に光り物はけっこう映えるのです。塗ったり、たらしたりしてみると、今までの落ち着いた感じから一変!
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ゴージャスと言えばゴージャス!渋い感じになりました。おばあさんになっても使えます!
裏は可愛らしい(下中)。お家で一晩、閉じたまま輪ゴムなどでギュッと縛っておけば、開け閉めがスムーズになります。
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下は本日<処暑>の朝、田んぼの散歩コース。稲もだいぶ穂がたれて、コガネ色になりつつあります。まだ自然が沢山あるこのコースを歩いていると、今朝だけでも色々な出会いがあったのです。

太ったアマガエル・交尾しながら飛んでるオニヤンマ・朝にしか見られないカラスウリの白い花・稲の根元にいたマムシ・夏アカネ・急に肩にとまってきたヒグラシ・クヌギの蜜に集まるカブトムシ&カナブン・悠々飛んでいくアオサギ・青空に浮かぶ真っ白い雲・日向と陰の大きなコントラスト・まだ痛くない山栗の青いイガ。力尽き果てた数々のセミの死骸・名前の知らない黄色い花・・・
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 私は51年前の今日 生まれ、東京の保谷市(現西東京市)で4才まで過ごしました。写真は無いのですが、そこには大きな森があり、首を蜂に刺されたことと、その中に大きなゴミ捨て場の穴が掘られていたのを覚えています。その後は都会に越しましたが、大人になってからは田舎暮らしに憧れていました。たぶん、保谷の森が私の原風景なんだと思います。 

  願わくば、娘や息子が大人になっても上の写真の風景がこのまま残っています様に・・・。
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by zoukeinomori | 2012-08-23 16:55 | 絵画 | Comments(0)