< 絵の具遊び de 絵画 > 3月の活動 ー その2 (4/22号)

 八重桜の季節だというのに、昨日今日と花冷えです。近くの田んぼには水が引かれ始め、暗くなるとカエルの合唱が聴こえて来る様になりました。庭のいろいろな樹木や草花の日々の変化が目覚ましくて、毎日ついついシャッターを切ってしまいます。今日は素晴らしく冴えたウグイスの歌声が度々響いています!

 さて今回は三月半ばにやった活動です。まず、15色用意した絵の具の色を紙に塗って色名を言いながら認識させていきます。既にもう子ども達は早く塗りたいエンジンが掛かっています!スケッチブックの白い画面を眺めてから、そこに今 一番塗ってみたい色を選んで、まず一つ形を描きます。出来たら 次に塗ってみたい色を選んで 次の形を描いてみます。もう空間構成が無意識に始まっています。順番に色を選びながら、画面を形で埋めていきます。なるべく色が混ざらない様にやるのが今日の約束事です。混ざった時は『混ざった!』と言う事にして、筆を洗います。こうして一枚の自分の世界が出来ました!
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ローラーのための絵の具(ポスターカラー)赤・紺・空色をプレートに用意します。今描いた絵を乾かした後、上から選んだ一色の色をローラーで塗りつぶしてしまいます。勿体無いというよりはやはり楽しそう! 全部塗れたら、乾かない内に割り箸ペンで ○ △ □ など好きな形や描きたいものを描きましょう! それが出来たらまた乾かし、違う色のローラーで絵の周りを縁取りします。
                     下右の年少の子は ロ〜ラ〜♪ が楽し!
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 ローラーで二度目に塗った所にも割り箸ペンで絵を描いていきます。
下左)今度は引っかくのが楽し! 下右)体験のこの子はお母さんと大好きな機関車を描いたので、周りには線路を描いています。
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 完成作品。下段右のはもうすぐ1年生のアトリエ2年目の子。物語性のある絵になっています。他3枚は<絵の具>の経験がまだ浅い子達なので、逆に<絵の具>という素材をストレートに楽しんでいるのが伝わってくる活き活きとした作品です。
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 小学生はまず、1枚の模造紙を前にみんなで色と形のキャッチボールをします。
順番を決め、一人が描いたら、次の人は何色のどんな形をどこに描きたいかをビビッと心で感じた所に 描き足して空間遊びをしていきます。
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 大きな紙にみんなで絵のキャッチボールをしたので、今度は自分のスケッチブックに一人で一球一球を大事に投げる様な気持ちで色を組み立てて埋めていきます。
色々考え楽しんでるので、これだけでも面白い作品になっています!
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そして ローラーの絵の具で描いた絵を塗りつぶします。小学生は白を増やしました。
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 さぁ、ここで割り箸ペンです。引っかいてみると下地の色が微妙に出てきて
『わぉ〜!』 「描くものは自由ですが、春なので季節をイメージして、香りや音が聴こえてくる様な感じはどうかなぁ・・・」と投げかけてみます。
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 出来たら絵の周りを違う色でローラーします。額縁の感覚で中の絵を活かす様に
引っかいてデコレーションしていきます。 
下左)押さえてやらないとくっつくでしょ!
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 黒板にひたすら落書きする様な感じで字が出てきたり、意味のあるデコレーションだったり、みんなそれぞれペンが走ります。
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 完成作品。引っかいた後に、更に絵の具を加えて展開させています。空色を使った多くの作品からは何となくクラッシック音楽が聴こえてきそうな感じがします。
赤枠の作品は日本の古典音楽の重厚な感じ でしょうか・・・。
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 今回は<素材>としての絵の具をいつもとは違ったやり方で扱った活動でした。

 アトリエにある木の新芽4種。左から<コナラ>産毛が生えているんです!
<ナナカマド>紅い新芽!<サンショ>春の香り!<桂>♡の周りがほんのり赤い!
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 続いて花編。左から<モミジ>新芽とともにつぼみが出てくるって初めて分かりました!<アケビ>大量の花で、とても良い香りを放っています!<ハナズオウ>枝にピンクの豆が付いている様!<ムスカリ>毎年同じ所に咲き群れてくれます!
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 下は左から、カメラに望遠鏡を当てて望遠にして玄関から撮った<ウグイス>、隣りの空き地はタンポポだらけ! 次の2つ<コゴミ>と<タケノコ>敷地内から続々と生えてきているのです!旬の味・・・。
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 さて、この<コゴミ>と<竹の子>実は思案モノでして・・・。
 緑区のとなりの市原市の竹の子が出荷停止になった事を知り、食べようか、食べまいか迷っていたのです。役所に電話で問い合わせたら、「心配なら民間機関にお金を払って検査して下さい。」との事。ネットで色々調べた結果、大丈夫と判断し、コゴミは(欲求に負け)食してしまいました。麺つゆマヨネーズ和え、最高に美味しかったです!このコゴミは7年前、ここに越して来た春に大網にあった家から移植したものがどんどん増え、毎年旬の味を楽しんでいました。まさかこんな日が来るとは夢にも思いませんでした。スーパーに売っている野菜類は検査済みという事なので、とりあえずは安心感がありますが、家の庭のものを疑うとキリがありません。これから絹サヤ、ラッキョウの収穫が待っています。子どもに与えた場合の事がどうしても心配なので、大人だけにしようかと思っていますが・・・。

 去年は何の心配もせずに何でも食べていました。目に見えず、結果は数年後に取り返しのつかない状態で出てくるという被爆に於ける病・・・。考えると恐ろしい事です。だから、お金を払ってでも心配は払拭した方が良いんだと思います。
 
 生きる事と食べる事は同じ価値を持つと私は考えます。ですから自然の恵みに感謝する気持ちを忘れない様にしています。自然のサイクルで芽を出したり、実をつけたりするものを工夫して食す人の文化。原子力によって更なる便利さを得た人の文明。<文化>と<文明>は両方人間が創り出した人を豊かにするものではあるが、元をたどると元々相反するものなのではないだろうか? 一方は自然を敬いながら知恵を展開させていく求心的>なものであり、もう一方は極端に言ってしまえば、自然を壊しながら経済性と利便性を追求していく遠心的>なもの。万物に全て2面性がある様に、<創造>と<破壊>は光と陰の様に切っても切れない1枚のカードの裏表なのかもしれない。斯くいう<人間>もまた、自然界の中の必然の生き物であるとすれば、多様化している人の価値観や行動も自然界からすれば『全て想定内』とつぶやいているかもしれない・・・。
 自然を敬い自然と共に生き、内なる声を聞きながら生活をしていたという説もある縄文人。
 機械がやってくれる事を何の疑問も持たず、機械頼みの生活を当たり前にしている現代人。
こうして当たり前にコンピューターでブログに <自然への敬い> について書いている私は、やはり<現代人>でいるしかないのだろうか・・・。
         不自然の必然の中で人はいつまで生きていけるのだろう・・・。
 
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by zoukeinomori | 2012-04-22 17:23 | 絵画 | Comments(0)