<紅葉を描く> 11月の活動 ー その2 (12/7号)

 12月に入り<冬の入り口>という感じの、寒さが身にしみる気候になりました。
何かと後回しにしてしまう私の性格。薪にする丸太はあっても、まだ薪割りをしておらず、いざストーブを焚こうと思って急いで割っても乾いていないって分かっているのに・・・。明日はもう暦の上では<大雪>です・・・。

 さて今回は11月半ばの活動、<紅葉を描く>がテーマなんですが、今年は京都でも今頃が紅葉の見頃になっているそうで、全国的に遅かったようです。なもんで、その頃モミジもまだ紅くなっておらず、紅葉していたのはウルシ系の葉と、柿の葉くらいでした。でもでも、この柿の紅葉が素晴らしく色々な表情を見せてくれたので、それだけで充分なモチーフとなりました。という訳で、<紅葉を描く+柿の実>をテーマにしました!まずは庭に出て、柿の葉集め&柿の実もぎへ。
c0146127_2241073.gif
 苗から植えてまだ7年目の小木な柿の木。去年なんか2個しかならなかったのに、今年は豊作!100個以上も実をつけました。まずは和紙に墨で葉をよく観て1枚ずつ描いていきます。「画面のいろんな所に描いてみよう!」『これ虫食いのあと!』と黒く模様を付けたり・・・。「葉っぱが描けたら柿もよく観て描こう!」
c0146127_22553796.gif
 葉と柿が描けたら、枝も描いてみんなをつなげてあげます。そうしたらいよいよ着彩です。葉っぱをよ〜く観て、そこにある全部の色を自分の絵の具の箱から出してみます。パレットに出して水で溶いたら色を混ぜながら葉っぱづくり。
c0146127_2381145.gif
 きれいな紅葉が出来たら、柿も美味しそうな色に塗ってあげましょう!
最後に周りに秋の風を吹かせましょう。   鮮やかな夕焼け空に映える柿・・・。
c0146127_23132899.gif
           こちらは秋晴れの空にさわやかな風の中の柿・・・。
c0146127_23163067.gif
           もいだ柿はお家でおやつにどうぞー!

 小学生も柿と葉っぱを採って来てから、幼児と同様にじっくり観察をして、大きさや向きなどバランスをとりながら描いていきます。こういうときの集中力は、みんなもう大したもの!
c0146127_23285846.gif
 柿を描くときも横からや上から、いろいろな角度を工夫して・・・。
             そして着彩。観たものをそう見える様に描きましょう!
c0146127_2334076.gif
「前は緑だった葉っぱが、秋になると何で紅くなるんだろうね?」と、人間の顔が赤くなる時の、酔っぱらいの話と 恥ずかしい事をした時の話と 恋の話 で大盛り上がり!!!
 でも色で形が浮き出てくると、<絵描き>が集中しているときの様な、良い雰囲気の緊迫感が漂い始めました。
c0146127_23455520.gif
 美味しそうな柿も描けたら、自分の感覚で、バックを考えて塗っていきます。
c0146127_23523717.gif
 それぞれが各々の世界で作っているので、1人ずつの個性が 見ていてオモシロいんです。
c0146127_23562112.gif
下右は、パレットに出した絵の具をたまたま混ぜてみたらオモシロい色になった と、楽しそうにバックを描いていました。
c0146127_001566.gif
下左は、あまり手を掛けていないけど、柿が絶妙な空間で描かれているなぁ・・・。
c0146127_041169.gif
 左下の作者 Sくんは、この数日前 東山魁夷を扱ったテレビを観て感銘を受けたそうで『先生!この絵の青を何ていうか知ってる?!』   「しらない・・・。」
『これが東山ブルーだよ!』   「そ、そうなんだ。」
『じゃ、この緑はなんて言うんだ?』    「ん〜わからん。」
『これはね、S(自分の名前)グリーンて言うんだよ!』「・・恐れ入りました〜。」
 大きな柿が絵手紙の様な潔さがある。
c0146127_0181496.gif

        みんながみんな、秋を感じられた今回の活動でした。

 下画像、前回のブログに書いた 根が折れて葉がしおれても 花だけ咲かせた皇帝ダリア。
右の鳥、こたつに入ってテレビを観ていたら窓ガラスに コン!と当たってはじけたものが! 以前に鳩がぶつかって死んだ事があったので、外に出て探してみると、自転車のタイヤの所にいました!近づいても逃げないので心配しましたが、しばらく目を離していたらいなくなっていたので、元気になったんだろう、と。
で、図鑑で調べたら何と!ウグイスのなかまのエゾムシクイではないかと・・・。
c0146127_0323982.gif
 下のモミジは先週撮影したもの。 双葉から育てて20年目のモミジです。
c0146127_0434791.gif
       20年か・・・。ついこの間の様でもあります。

明日12月8日は太平洋戦争開戦の日(1941年)から数えてちょうど70年なのです。先日NHKで戦争体験者の証言で記録されたスペシャル番組が放映された。一部しか観られなかったが、特に心に刺さった証言があった。沖縄の防空壕で泣く赤子を敵に見つかってはいけないからと、静かにさせろ!と命令された兵士がではなく、母親が自分の胸にその赤ん坊の顔を強く押し付けて音(息)を消した、と。何度も何度も我が子の名を呼びながら・・・。 涙が出た。

 兵隊に行った 今は亡き父も、戦争の事はあまり語ろうとはしなかった。一度だけ「随分ひどい事をした。」と言っていた事があった。息子が言うのもなんだが、父は大変な善人であった。一昨年転んで脊椎損傷となり、のどに管を通した寝たきりになって、約10ヶ月後に衰弱して肺炎になり86才で亡くなった。なぜ、父の様な善人が、最期にこんな生き地獄を味わあなければならないのか・・・とずっと思っていたが、もしかすると この10ヶ月を生きた事で <ひどい事をした> 事の「清算をして天国に行ったのかい?」と今は遺影に問いかけている。
[PR]

by zoukeinomori | 2011-12-07 01:49 | 絵画 | Comments(0)