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<アジサイを描く> 6月の活動ーその3(7/19号)

 梅雨も明け、あっという間の7月19日、海の日です! 千葉県の子ども達は、長い長い夏休みの始まりです。 本当は本日、イベントを含めたアトリエの活動の日で、多くのご家族が楽しみにしていた日だったのですが、私事の都合で延期とさせて頂きました。本当にごめんなさい・・・。少し時間の余裕が出来たので、たまった活動記録をブログにしなくては と・・・!

 今回は、まだアジサイが曇り空に輝いていた、6月の終わりの活動です。
まずみんなには、梅雨の暗い雨雲とじめじめ じっとりの空気を墨と絵の具をたらして作ってもらいます。子どもたちは、急変する雨雲の様に、水ににじんでいく墨や絵の具に心を奪われるかの様です。
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 その絵の水気を一度タオルで取ると、うっすら曇り空に変身。薄くなってがっかりする子もいましたが、ここで、ゲストの登場!「雨の多いこの時期、きれいに咲いているお花と言ったら?!」 『アジサイ−!』と幼児でもみんな御存じ。 まずは葉っぱ作りから。葉っぱの色の絵の具を自分のパレットに出して、手に塗ってぺッタン手版画にする子、筆で一つずつ描いていく子、それぞれ・・・。
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葉っぱが出来たところで、待ちに待ったアジサイです!「アジサイって何色かなぁ?」『むらさきー!』 みんなはもう 赤と青を混ぜると紫になる事を知っています。パレットで少しずつ混ぜながら『おんなじだぁ!』とできた色にビックリしたり・・・。さあ、いよいよ花を咲かせましょう! 
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 「アジサイに集まる生き物は何かなぁ?」『カタツムリ・・・カエル』 そこでまたまたゲストの登場!別紙に描いたのを最後に貼付けます。 下左の作者は、どうしても茶色が使いたくて、上からぐるぐる塗りまして。結果より行為です。右の作者は葉っぱ同様、手でやらずにはいられませんでした。
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下左の年中の女の子は、一つ一つ丁寧に構築的です。
          右は、年長児。アジサイをしっかり塊として捉えています。
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 さて、小学生です。画面に水を塗っておいた所に、墨で「雨を降らそう!」と墨をつけると、いろいろに広がっていく様に「わぁ〜!」と見とれてしまいます。更に絵の具もたらし、タオルで水気を拭いて梅雨空の完成。 ここでゲストの登場。大きなカタツムリ5匹とシッポが無くなったばかりの小さなアマガエル4匹!みんなキャーキャー言いながら触っていますが、ちょっと目を離すと居なくなるのが、カエル・・・ではなくてカタツムリなんです。カメもそうですが、遅いのはイメージだけ。
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 別紙にサインペンなどでカタツムリやカエルを描いて切りとっておきます。さて、アジサイを目の前に、まずは葉っぱから描きましょうか!描き方や形、配置は自分で考えて!葉が出来たら、アジサイ作りですが、今回はみんなにフェルトを与え、がくの形に切ってスタンピングで形を作っていきました。色は自分で絵の具を混ぜて作ります。赤?と思うかもしれませんが、本当にあるんです、赤いアジサイ・・・!
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 生き物を貼付けて完成です。スタンプは構成を考えてやる子もいれば、押すことが楽しくてペタペタ遊ぶ子もいます。えのぐのこさもそれぞれ・・・。
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             生き物が入ると画面に動きがでて来ます。
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      いろいろな色が上手く混ざると、塊がより立体的に見えて来ます。
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 ガクアジサイを見ると分かり易いですが、中にある小さな粒つぶこそが花なんですよね。
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 まだ色あせたアジサイが所々で咲いていますが、この日差しの中、何だか可哀想なくらいです。下の画像は7月の初めに撮影したものですが、もう秋桜・・・そして少し大きくなったカマキリ。 前回も書きましたが、季節は巡り、その時季その時季のものを感じることが出来ます。でも、同じ夕陽を二度と見る事が出来ない様に、そして川の水の流れがとまらぬ様に、世の中は 無常です。 生まれる事、死ぬ事は、大自然という または大宇宙という 大きな時の流れの中では、ほんの小さな出来事かもしれません。しかし、今生きている自分が在るという事だけは、まぎれもない事実です。生まれたからには「生きること」を 大事に考えていきたいと思う今日この頃・・・。 生きた証として出来る作品。子どもたちにも 常にのびのびと創作してほしいと願っています。
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by zoukeinomori | 2010-07-19 10:59