ANA国内線【PR】
<満開桜の風をロウ画で描く> 5月の活動 - その2 (5/19号)
 ついこの間だと思っていた桜の頃・・・あれから1ヶ月以上も経ち、緑もうっそうと茂ってきました。いよいよ、世紀の天体ショー、金環日食の日が明後日となりました! ワクワク・・・・。

さて今回は、その桜の頃の活動です。まずはみんなで庭の満開の桜の下でお花見です。(と言っても5年目くらいの小さな木ですが・・・。)ほんのり上品な優しい甘い香りがします。他にもチューリップやタンポポなどいろいろな花が咲いて春爛漫!お部屋に戻ってきたら、そんな春の匂いや風を絵の具で作ります。色をなるべく混ぜない様に順番に白いところをなくしていきます。今回は<ロウ画>という技法に挑戦するので、固めの厚紙を使っています。
 みんな華やかな感じの絵が出来ました。乾かしてから、初めに描いてあった枠の中だけにロウソクのロウをごしごし塗り込みます。(これをしておかないと、次の溶けたロウを塗った時染み込んでしまい×!)それが出来たら、溶かしたロウを刷毛で塗ります。「ロウはお水みたいに見えるけど、触ったら?」『あついー!』と、念を入れて理解させておきます。ロウが冷めたら、尖った金属で<桜の風>の上に好きなものを削る様に描いていきます。
 画面にいっぱい絵が描けても、よ〜く見ないと何があいてあるのか分かりません。そこで、これから全体に墨を塗るんですが、<ロウ画>とは塗ったロウを削って描いた所に墨が入って、後で絵が現れる・・・という技法です。縁(ふち)のロウを塗っていない所は、そのまま墨が付きます。
 墨を軽くタオルで拭いて乾いたら、ペインティングナイフで塗ったロウを削って剥がしていきます。年中になったばかりの子たちにはちょっと難しいので、お母さんに手伝ってもらいました。削ると最初に塗った鮮やかな色が出てきました。針で削って描いた絵も墨の線となって出てくる筈だったんですが、筆圧が弱くて線が細く、写真では見にくくなっています。
 でもでも、うっすら自分の描いた 花や虫やお家、バス、グルグル なんかが出てきて、『ワオ〜!』
 黒くかすれた部分は、ロウを刷毛で塗った時にちゃんと濡れていなかったすき間に墨が入ったもの。これがいい味を出しています。
 いろ〜んな要素がありましたが、『きれい!』と感じる事が出来る<春の風>が出来て良かったです!
 

 小学生もまず外に行ってお花見です。サクラを一輪ずつ採って帰ります。小学生は幼児の倍の大きさの紙で、絵を描く前に指2本分くらいの幅で外枠を描いておきます。テーマを<サクラのある風景>として鉛筆で自由に絵を描きます。出来たら、絵の具で着彩していきます。
 <ロウ画>の技法の説明を一通りしたら、幼児同様まず固形のロウを枠内にゴシゴシ刷り込みます。その上に溶けたロウを塗ります。すぐに厚みになるのが結構オモシロそう。次に尖った釘で鉛筆で描いた線をなぞりながら削っていきます。「少し強めにね!でないと墨を塗っても絵が出て来ないよー!」とアドバイス!
 さぁ、いよいよ墨を塗りましょう!『えー? 汚くなっちゃったじゃん!』「ハイ、これで削っていきますよー!」とペインティグナイフ。先っぽで削っても剥がれません!ナイフ全体を当てて手前に持ってくる感じで・・・!
 削ってきれいな色が出てきてビックリ!削ってもロウのツヤツヤした感じが更に鮮やかさを増して見えます。やはり筆圧の弱い線には墨がよく見えませんね・・・。
 下右上の作者は思った様な結果にならず、テンションがダウン。上からサクラ吹雪を描き足す事で復活!絵は如何様に展開しても良いのです!
/下段左は5年生の作品。しっかり引っかいたので、<ロウ画>上手くいきましたね!構図もばっちり!
/下段右のはロウを削った後、墨の線が薄かったので、修正してあげようと再び強く線を描いてから墨を塗ってしまったんです。そうしたら、墨が全部浸透してしまい黒くなってしまいました。仕方がないので、枝と花を別に作って貼りました。見方によっては面白い感じもしますが、ごめんね、Yuriちゃん・・・!
 下左は花びらが♡にも見えて、何だかドキドキしてきてしまいます。
/右、新幹線が大好きな作者は、花びらを上手く散らす事で、スピード感を上手く表しています。
 墨を塗った段階で、削った線に墨が入っていなかったら、更に強く線を引っかくと良かったと反省です。こんどは墨ではなくインクや絵の具でやったり、色を変えながら削ったり、いろいろまた工夫をしてみたいと思います。

 現在の庭の様子。雑草の様に増えてあちこちに咲いている花3種。左から、シャスターデージー/アヤメ/小判草(枯れてくると小判の様に黄金色になります。)
 下左から毛の生えた泰山木のつぼみが、大分大きくなりました。/前のお家のジャーマンアイリスはもうすぐ終わり・・・。/昨年モミジのプロペラの様な種子が沢山落ちたので、あちこちに芽を出しました。息子が盆栽でもしようかなぁ〜と言っています。

 自然の摂理とはまったくキセキ的です!その最たるものが星の周期ではないでしょうか?!
関東地方で金環日食が観測されるのは、実に173年ぶりだそうで、今度この地域で見られるのは何と 西暦2312年の 300年後・・・。つまり約この500年に1度しか見られないのです。名古屋や岐阜ではなななんと 932年ぶりだそうで・・・。そんな細かい数字が計算で出るというのがすごいですよね。
 おそるべし宇宙物理学!計り知れない天体のロマンではあるのだが、今度は太陽のスーパーフレアが関心の的になっていきそうだ・・・。
















# by zoukeinomori | 2012-05-19 19:21 | 絵画 | Trackback | Comments(0)
<粘土で遊ぶ/招き○○をつくる> 4月の活動 - (5/16号)
 5月5日の<立夏>が過ぎ、早十日。立夏は春分と夏至の中間。やはり明るい時間が長い方が気持ちがいいなと、朝に夕に思うのです。今日は夏日の気温。家の中でも半袖で過ごせます。庭仕事にももってこいの陽気。先日やっとサツマイモの苗を植え付けました。10本だけですが・・・たまにやった畝づくりですぐに腰痛。土いじりも楽ではありません。

 今回は、久々の土ねんどの活動です。まずは1つ 3kg ほどの粘土の塊を教室の隣りの部屋から一人ずつビニールシートの中央へ運んでもらいます。重いのに『かるい!』と言って運ぶ男の子。「今日はみんなの住む町を作るよー!じゃまず、自分の家から作ろう!」それぞれ屋根を作ったり、入り口をヘラで描いたり・・・。家が出来て「このままでお友達の家に遊びに行けるかなぁ? 何を作ればいい?」『! 道だ!』粘土をコロコロ転がしたり叩いたりして長い粘土を作り始めました。
 『よし!○○チャンの家とつなげよう!』目標に向かって自分の家から粘土を延ばしていきます。最長距離で作るのがすごい!1つの家につながると、みんなのがつながる様に道が増えていきます。
遅れてきた子も参戦という感じで、こうなるともう皆は都市設計の建築家さながら、色々なものを生み出していきます。公園と遊具、動物園、湖と魚、信号機、
クッキーの型でお花畑・・・などなど。
 道具の丸いものを自動車に見立てて道を走ります。『ブ〜ン!』人の家の上に来ると潰していきました。そこからまた新たな創作が始まります。足で道を踏んづけたらもっと平らになって『冷たいけど気持ちいい!』いろいろなモノが沢山ん出来て、いつの間にか<町>になっていました。最後はみんなが怪獣になって、町を破壊します。ギャーギャー言いながら、壊れるのが早いこと・・・!
 自分の作った物、1つだけ残しました。この粘土は私が扱うのと同じ<野焼き>用の粘土。5/5の<こどもの日スペシャル>の時に野焼きしました。その作品はまた後ほど。下、左上から<ママとボク><犬><カメ><魚><ヘビ> 20kg 以上もある粘土を体で動かして大きな町と小さな生き物を作りました。

 小学生は、一人500g 位の粘土を順番に崩さない様に積んでいくゲームからです!倒れそうになるとみんなで押さえますが、だんだんエキサイトしていきます!
 全員の粘土が積み上がったら少し叩いて丸い山にします。班に分けて四方向から穴を掘ってトンネルづくりです。粘土だとなかなか進みませんが、(幼少の頃 砂山でやった、相手側の子の指と自分の指が繋がったあの感覚!何か覚えている気がしませんか?)開通した時の興奮は今も昔も変わらない様です!
             その後は「粘土で手袋(グローブ)作りましょう!」
 指に巻いて作っていったり、手を粘土で挟んで作っていったり・・・。
              爪までつくって手招きポーズ!『重たぁいー!』
 ウォーミングアップ終了!ここで見本の招きネコの小さなおきものを見せると、
みなさん よくご存知!「今日は、自分の考えた <招き○○> を作りましょう!」これも後で野焼きするので、一応、輪積みや缶を中に入れた型作り等の技法を教えます。もう家で考えてきた子もいて、イメージ画を描きたい子以外はすぐに作り始めます。下中のコアラはレリーフでバラバラに作っています。右のは中に空き缶が入っています。
 それではみんなの <招き○○> の世界です!下左から <招きペンギン> 口には魚お腹に小判を持っています。 <招きウサギ> ♡の飾りがワンポイント!
                  <招き鶴> 何だか縁起が良さそう・・・!
 下左から <招き龍> 手招きポーズではありませんが、何だか吸い込まれそう!
<招きネコon the 新幹線> 新幹線がマイブームの作者は最後に招きネコと一体化させる工夫をしました。
 下左から・・・何だか分かった人はすごい!何と!<招き太陽の塔> 芸術はバクハツだ! <招きネコ> ちょっとリアルな まるで具象彫刻。<招きルフィー> ワンピースというアニメに出てくるキャラだそうです!細かくいろいろなモノがいます。
下左から <招きカメ> お腹の真ん中にあるのは小判なのですが、「友」と書いてあるのが、気持ち伝わってきます!<招きコアラ> 図鑑を観て結構忠実に作りました。お尻に付いた小判の文字は「新」<招きカンガルー> 輪積みで作って、途中から足を出して座っているという工夫をしました。
         みんな夢中になった粘土の活動でした!


新芽がどんどん成長して、鮮やかな緑が茂ってきました。清々しい風が、日を浴びた葉っぱたちを揺らして、反射のキラキラに目を細めてしまうくらい強い日差し・・。

最近のアトリエの庭の光景。
下左から/いつの間に!あちこちにあるカマキリの卵胞、出てくるところを1つも見られなかった。/沢山なっていたサクランボ、あの筑波で竜巻のあった日に強風と雨でほとんど落ちてしまった!写真のは後日ヒヨドリに食べられました・・・。
/ケヤキの新芽はグラデーションが美しい!
 左下から/瓶に入っていた黒竹の瓶が割れたので、家の西側に地植えにしたら驚きの繁殖力でビビっています。筍、先日焼いて食べました。/日の光を透き通して美しいトクサの新芽。これもすごい繁殖力!/シラカシの大木の新芽はバスクリンの様な輝き、でも竹林の葉は黄色に。何でも筍に栄養を吸われてだそうで、「竹秋」と言うのだそうです。

 今年も5月5日に恒例の竹筒水さんをやるということで、筍を食べる訳ではないものの、子どもも口にするという事があり、良い機会でもあったので、<ちば市民放射能測定室>という機関で、<ガンマ線スペクトロメータ>という機器で調べてもらいました。調べたのは山裾の筍と家の地下水(井戸水)。結果は・・・

<たけのこ>・ヨウ素(I-131)=不検出・セシウム(Cs-134)=31.2(Bq/kg)・セシウム(Cs-137)=44.3(Bq/kg)  2つのセシウムの合計が 75.6(Bq/kg)  基準の100(Bq/kg)には達しなかったものの、あった事はあったのでした。山裾の・・・という場所がまた高めに出るそうです。でも湯がくと半減するとも言っていました。 
<地下水>は全て不検出でした。

竹筒水さんに使う竹については食べる訳でもないので、問題無いと言われました。なので夏の流しそうめんも大丈夫! 神経質になりすぎるのも良くないかもしれませんが、<知っておく事>は親の責任、大人の責任だと思うのです。














# by zoukeinomori | 2012-05-16 15:17 | 立体 | Trackback | Comments(0)
<My テレビジョン> 3月の活動 ー その3 (5/3号)
 ゴールデンウイーク中の記録的な大雨は滅多にない事の様ですが、こればかりは仕方ありません。でもグレーの空に新緑が輝いて見え、植物たちは嬉しそうな感じがします。

 さて今回は3月の終わりの活動・・・(だいぶ間が空いてしまいました・・・。)「みんなは夢をみる?! やりたい事や欲しいものがある時は、どこで考えるかなぁ?」 『あたまー!』というところで、<考えてるポーズ>で一人ずつ写真を撮ります。それからそれぞれに考えてもらいます。<食べ物・生き物・乗り物・その他なんでもから、好きなもの・欲しいもの・嫌いなものなど> 次に、思いついたものを思いついた色で画用紙にクレヨンでたくさん描き出していきます。下右の子の○の中に I とあるのは<お金>だそうです!
<頭の中にあるもの>を具体化するなんて難しい事だと思いますが、遊び感覚の子どもは迷いなく思いついたままに描いていくからすごいです!クレヨンが出来たら、頭の中の色を自分の絵の具の箱の中から3色選び画面に離してたらします。それぞれに絵の具の上からたっぷりの水をたらしてあげたら、筆で絵の具を延ばしていきます。
 続いてテレビの話。「テレビってすごいよね〜!あんな小さな四角の中に何でも入っちゃうんだから!」と言うと『ちがうよー、あれは電気で映ってるんだよ!』みんな小さい頃から自分をTVで見ているもんで、良く知っています。 
「これから自分の頭の中を映し出すテレビを作ります!」と、持って来てもらった箱の中をまた好きな色で塗ります。乾かしているうちに印刷した自分の写真の輪郭を切り取ります。
 自分の頭の中のものを描いた絵も、一つずつ切り取ります。小さい子には切り取る線を書いてあげました。切れたものに毛糸を付け、箱の天井からたらしてセロテープで貼って空間づくりです。
  最後に考えポーズの自分も登場させ、My テレビジョンの完成です。
        ゆらゆら動くところが面白いんです。

 小学生にも頭(心)の中を映すテレビを作るからと、まず考えてるポーズで写真を撮ります。
カッコつけてみたり(ロダンの・・・?)、自然体だったり、笑っちゃったり・・・。
次に画用紙に表現してもらうのは、心の中に強くあるもの。下左の子は最近ガウディにはまっていて、家から図鑑を持って来て見ながら描いています。具体的に描きたい子は動物や昆虫、植物の図鑑を観て描いています。
 画材はマジック、色鉛筆、ポスカなど何でもOK です。描けたら、形を切り取っておきます。テレビにする箱にはそれぞれのイメージで色を塗っておきます。箱の左右(又は上下)にキリで8個くらいずつの穴をあけます。ここに毛糸を通すので、ハサミで穴をえぐって大きくさせておきます。
 毛糸を2m 位切ったものの端をセロテープで固定し、左右の穴に通していきます。全部の糸がピンと張るように引っ張りながら張っていきます。毛糸が張れたら、切り取った自分の絵をテレビに映った様に構成しながら糸に貼っていきます。
 最後に自分の写真を付けて・・・それではみんなの<My テレビジョン>です!
立体的に見える感じが、夢の中の世界の様な・・・。
      <自分のアタマ劇場>といった感じの空間構成活動でした。

 5月、元気な虫たち。下左から、可愛い目をしたヒメシロコブゾウムシ。/スィーツの様な黒アリの巣。/リキュウ梅に群がるミツバチ、画像の中に10匹は居ます。
/満開のフジには必ずクマバチ。
 下左から、5/3にはすっかり花びらが落ちてしまったけど、長い間目を楽しませてくれたチューリップ。/ベランダから撮った新緑鮮やかモミジ。/地面に雪が舞い降りた様・・・だから雪柳って言うんだ!/トイレの窓からは<春の絵画>


明日はこどもの日。こどもの日に<柏餅>を食べるのは何故だかご存知ですか? 
柏の葉は殺菌作用があるから・・・だとばかり思っていたのですが、違うんです。
柏の木は春の新芽が出て来ないと枯れた葉が落ちないんだそうで、しっかり子どもが育つまでは親が死ぬわけにはいかない・・・ という縁起担ぎの<柏の葉>だそうです。モノのなかった時代には、自然から学ぶことから色々な教えが生まれたんですね・・・。













# by zoukeinomori | 2012-05-03 17:42 | 造形 | Trackback | Comments(0)
< 絵の具遊び de 絵画 > 3月の活動 ー その2 (4/22号)
 八重桜の季節だというのに、昨日今日と花冷えです。近くの田んぼには水が引かれ始め、暗くなるとカエルの合唱が聴こえて来る様になりました。庭のいろいろな樹木や草花の日々の変化が目覚ましくて、毎日ついついシャッターを切ってしまいます。今日は素晴らしく冴えたウグイスの歌声が度々響いています!

 さて今回は三月半ばにやった活動です。まず、15色用意した絵の具の色を紙に塗って色名を言いながら認識させていきます。既にもう子ども達は早く塗りたいエンジンが掛かっています!スケッチブックの白い画面を眺めてから、そこに今 一番塗ってみたい色を選んで、まず一つ形を描きます。出来たら 次に塗ってみたい色を選んで 次の形を描いてみます。もう空間構成が無意識に始まっています。順番に色を選びながら、画面を形で埋めていきます。なるべく色が混ざらない様にやるのが今日の約束事です。混ざった時は『混ざった!』と言う事にして、筆を洗います。こうして一枚の自分の世界が出来ました!
ローラーのための絵の具(ポスターカラー)赤・紺・空色をプレートに用意します。今描いた絵を乾かした後、上から選んだ一色の色をローラーで塗りつぶしてしまいます。勿体無いというよりはやはり楽しそう! 全部塗れたら、乾かない内に割り箸ペンで ○ △ □ など好きな形や描きたいものを描きましょう! それが出来たらまた乾かし、違う色のローラーで絵の周りを縁取りします。
                     下右の年少の子は ロ〜ラ〜♪ が楽し!
 ローラーで二度目に塗った所にも割り箸ペンで絵を描いていきます。
下左)今度は引っかくのが楽し! 下右)体験のこの子はお母さんと大好きな機関車を描いたので、周りには線路を描いています。
 完成作品。下段右のはもうすぐ1年生のアトリエ2年目の子。物語性のある絵になっています。他3枚は<絵の具>の経験がまだ浅い子達なので、逆に<絵の具>という素材をストレートに楽しんでいるのが伝わってくる活き活きとした作品です。

 小学生はまず、1枚の模造紙を前にみんなで色と形のキャッチボールをします。
順番を決め、一人が描いたら、次の人は何色のどんな形をどこに描きたいかをビビッと心で感じた所に 描き足して空間遊びをしていきます。
 大きな紙にみんなで絵のキャッチボールをしたので、今度は自分のスケッチブックに一人で一球一球を大事に投げる様な気持ちで色を組み立てて埋めていきます。
色々考え楽しんでるので、これだけでも面白い作品になっています!
そして ローラーの絵の具で描いた絵を塗りつぶします。小学生は白を増やしました。
 さぁ、ここで割り箸ペンです。引っかいてみると下地の色が微妙に出てきて
『わぉ〜!』 「描くものは自由ですが、春なので季節をイメージして、香りや音が聴こえてくる様な感じはどうかなぁ・・・」と投げかけてみます。
 出来たら絵の周りを違う色でローラーします。額縁の感覚で中の絵を活かす様に
引っかいてデコレーションしていきます。 
下左)押さえてやらないとくっつくでしょ!
 黒板にひたすら落書きする様な感じで字が出てきたり、意味のあるデコレーションだったり、みんなそれぞれペンが走ります。
 完成作品。引っかいた後に、更に絵の具を加えて展開させています。空色を使った多くの作品からは何となくクラッシック音楽が聴こえてきそうな感じがします。
赤枠の作品は日本の古典音楽の重厚な感じ でしょうか・・・。
 今回は<素材>としての絵の具をいつもとは違ったやり方で扱った活動でした。

 アトリエにある木の新芽4種。左から<コナラ>産毛が生えているんです!
<ナナカマド>紅い新芽!<サンショ>春の香り!<桂>♡の周りがほんのり赤い!
 続いて花編。左から<モミジ>新芽とともにつぼみが出てくるって初めて分かりました!<アケビ>大量の花で、とても良い香りを放っています!<ハナズオウ>枝にピンクの豆が付いている様!<ムスカリ>毎年同じ所に咲き群れてくれます!
 下は左から、カメラに望遠鏡を当てて望遠にして玄関から撮った<ウグイス>、隣りの空き地はタンポポだらけ! 次の2つ<コゴミ>と<タケノコ>敷地内から続々と生えてきているのです!旬の味・・・。

 さて、この<コゴミ>と<竹の子>実は思案モノでして・・・。
 緑区のとなりの市原市の竹の子が出荷停止になった事を知り、食べようか、食べまいか迷っていたのです。役所に電話で問い合わせたら、「心配なら民間機関にお金を払って検査して下さい。」との事。ネットで色々調べた結果、大丈夫と判断し、コゴミは(欲求に負け)食してしまいました。麺つゆマヨネーズ和え、最高に美味しかったです!このコゴミは7年前、ここに越して来た春に大網にあった家から移植したものがどんどん増え、毎年旬の味を楽しんでいました。まさかこんな日が来るとは夢にも思いませんでした。スーパーに売っている野菜類は検査済みという事なので、とりあえずは安心感がありますが、家の庭のものを疑うとキリがありません。これから絹サヤ、ラッキョウの収穫が待っています。子どもに与えた場合の事がどうしても心配なので、大人だけにしようかと思っていますが・・・。

 去年は何の心配もせずに何でも食べていました。目に見えず、結果は数年後に取り返しのつかない状態で出てくるという被爆に於ける病・・・。考えると恐ろしい事です。だから、お金を払ってでも心配は払拭した方が良いんだと思います。
 
 生きる事と食べる事は同じ価値を持つと私は考えます。ですから自然の恵みに感謝する気持ちを忘れない様にしています。自然のサイクルで芽を出したり、実をつけたりするものを工夫して食す人の文化。原子力によって更なる便利さを得た人の文明。<文化>と<文明>は両方人間が創り出した人を豊かにするものではあるが、元をたどると元々相反するものなのではないだろうか? 一方は自然を敬いながら知恵を展開させていく求心的>なものであり、もう一方は極端に言ってしまえば、自然を壊しながら経済性と利便性を追求していく遠心的>なもの。万物に全て2面性がある様に、<創造>と<破壊>は光と陰の様に切っても切れない1枚のカードの裏表なのかもしれない。斯くいう<人間>もまた、自然界の中の必然の生き物であるとすれば、多様化している人の価値観や行動も自然界からすれば『全て想定内』とつぶやいているかもしれない・・・。
 自然を敬い自然と共に生き、内なる声を聞きながら生活をしていたという説もある縄文人。
 機械がやってくれる事を何の疑問も持たず、機械頼みの生活を当たり前にしている現代人。
こうして当たり前にコンピューターでブログに <自然への敬い> について書いている私は、やはり<現代人>でいるしかないのだろうか・・・。
         不自然の必然の中で人はいつまで生きていけるのだろう・・・。
 












# by zoukeinomori | 2012-04-22 17:23 | 絵画 | Trackback | Comments(0)
<サボ 手 ンをつくる> 3月の活動 − その1 (4/14号)
 早いです・・・ほんとうに。4月も半ばになりました。でもまだ桜が咲いているのが嬉しいです。誉田駅から電車に乗って千葉に向かう途中、車窓から見える森や里山が、うっすらと若草色に染まってきました。何もなかった枝から花が咲いたり、新緑が芽吹いたりするのに心がトキメクのは、クリエイティブな感覚に似ているからでしょうか・・・。しばらくそんな風景を目の当たりに出来ることが、本当に嬉しくて有り難い気持ちがします。

 さて今回は、まず自分の<手>を見て絵を描きます。サインペンを持たない方の手の平を見るのですが、描く前にお話しします。指の名前を確認してから、一人だけ仲間外れを言ってもらいます。「そう!お父さん指だけ向きが違うよね。何でかなぁ?」と、ショベルカーの話でみんな納得。画用紙の画面いっぱいに大きな手の平、指を描いていきます。
 形が描けたら、もう一度よ〜く見て指紋の模様を観察します。初めて見た子は、自分の指にそんな渦巻き模様がある事に目を丸くして見入ります。
 その指紋や手の線も描いたところで、数種類のサボテンを見せ、これからみんなの描いた手を<サボテン>にしていく事を伝え、手の平と指を分けて切り取ってもらいます。
 サボテンやその図鑑を見せながら<サボテンの世界>にみんなを連れて行きます。そしてまず、砂地に生えるサボテンの地面を作ります。台紙の画用紙の下の方に形を描いて、その中にボンドを塗ります。その上から海砂をかけて払い落とすと、砂地の出来上がりです。
 ここで今日モデルとなるサボテンの登場です!(下左)まるで砂地から<手>が生えているみたいなサボテンです。みんなの描いた砂地の上の方にカッターで切り込みを入れて切り取った手の平を少しだけ差し込んでみます。
 あとは、残りの切り取った指の形を自由に貼付けてそれぞれのサボテンにしていきます。指の形の角は丸く切っておきます。
 用意した三種類のみどりの絵の具を塗り、サボテンの感じに近づけます。
 それから「サボテンは暖かいところで生きているので、周りを温かい空気と風に塗ってあげましょう!」
 図鑑を見ると、サボテンには色鮮やかな美しい花が咲いています。そこでみんなのサボテンにも花を咲かしてあげましょう!・・・とそれぞれ選んだ色の絵の具を手に出し、両手でこすります。もう1色違う色を手の平の真ん中に出して「きれいな花が咲きます様に!」と拝んだら、自分のサボテンにペタン!全体を見ながらいい所で止めます。
 手を観て描いたところから始まり、手の花を咲かせた・・・という事で、タイトルを<サボ 手 ンを作る>に致しました。   おあとがよろしい様で・・・。

 小学生クラスでも、まずはサインペンやボールペンで自分の手の描写をします。
 それから幼児と同じ様にサボテンを見せながら、サボテンについての話をみんなでします。
 自分の描いた手を使ってサボテンを作る事を告げ、手をみどり系に塗ったらバックもみどりにします。乾かしている内に、別紙に幼児同様、砂の地面を作ります。
                          オモシロい形でどうぞ!
 手の平と指を切り分けたら、更に余りのところに増やすためのサボテンを描き、
切り取っておきます。
 砂地の台紙に暖かい空気を漂わせます。絵の具を塗った上から霧吹きで水をかけてにじませたり、更に絵の具を飛ばしたり、それぞれ工夫します。
 絵の具を乾かしたら、砂地に切り込みを入れ、<手の平>の部分を母体にして、まずは<指>の部分から構成し、他に作ったパーツで更にオモシロい形に構成していきます。<自分サボテン>が出来たら、花または生き物など、好きなものを加えていきましょう。
 <手>の様な<サボ 手 ン>の完成です。
               みんな砂地の形も生き物の様でオモシロいです。
 下左のサボテンは、何と、新幹線の花が咲いているんです!最近はまっているそうです・・・新幹線!
 手を見て作ったせいか、どのサボテンからも生命力を感じ、
          そう!初めに書いたクリエイティブな感覚を刺激されました。

 下画像は4月10日の風景・・・
        右は、斜め向かいの家の巨大 紫モクレン。  桜の様なピンク色。
 左)色づき始めると成長が早いチューリップ、今日14日にはすっかり、あか・
しろ・・・だけ色づきました。
 中)ロイヤルなんとかという、ちょっと上品な感じの桜。
 右)お隣の家の今花盛りの椿、ぼとっ!と落ちるんですよね、つばきって・・・。

 昨日は日中21℃まで上がり、いい陽気でした。そんな午後の春の空気の匂い、
何だかとても懐かしくて、ずっと深呼吸していたくなる様な心地良さ・・・。

          無常の自然から戴いてヨミガエル、懐かしき 記憶・・・。












# by zoukeinomori | 2012-04-14 12:02 | 絵画 | Trackback | Comments(0)
< 前のページ 次のページ >